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中国 軍の編成見直しロケット軍など創設
1月2日 4時07分

中国 軍の編成見直しロケット軍など創設
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中国人民解放軍は陸軍に偏った編成を見直して、異なる種類の軍の部隊を一体的に指揮する体制への移行を進めるため、核ミサイルを運用するロケット軍と、サイバー戦などを担うとみられる戦略支援部隊を創設しました。
国営の中国中央テレビによりますと、中国人民解放軍は12月31日に北京で、陸軍司令部、ロケット軍、戦略支援部隊の創設大会を開きました。
中国では、陸軍がこれまで軍全体に大きな影響力を持ち、総参謀部が事実上陸軍の司令部をかねていました。習近平指導部は、こうした陸軍に偏った体制を改革して、陸海空など種類の異なる軍の部隊を一体的に指揮する統合運用体制に移行する方針で、海軍司令部などと並列の関係となる陸軍司令部の創設は改革の柱の1つと位置づけられています。
またロケット軍は、核ミサイルを運用する戦略ミサイル部隊を改編して創設したもので、習近平国家主席は「確実に信頼できる核抑止力と核反撃力を増強せよ」と指示したということです。ロケット軍を創設したことを巡っては、陸上の部隊に潜水艦や戦略爆撃機部隊などを合わせ、陸海空を一体化した核戦力強化を目指しているという見方が出ています。
戦略支援部隊について習主席は「国家の安全を守る新型の作戦勢力であり、わが軍の質的に新しい作戦能力の重要な成長点だ」と強調したということで、電子戦やサイバー戦などを担うとみられます。

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