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メルケル首相「難民問題 困難だが対処できる」1月1日 6時40分
ドイツのメルケル首相は、31日、新年に向けてテレビ演説を行い、この1年で、ドイツ国内に中東などから100万人を超える難民や移民がたどりついたことについて、「極めて困難な状況に直面しているが、私たちは対処できる」と述べ、国民に結束して対応するよう訴えました。
この中で、メルケル首相は「助けを求める人たちを保護するのは当然のことだ。ただ、それをことばどおりに実行することがこれほど難しい年は、ほとんど経験したことがなかった」と振り返りました。
そのうえで、この1年でドイツに到着した100万人を超える難民や移民について、「移住がうまく進めば、その国は経済的、社会的な利益を得ることができる」と述べ、難民として認められた人たちのドイツ社会への融和に全力を挙げる考えを示しました。
そして、メルケル首相は「いま極めて困難な状況に直面しているが、私たちはこの問題に対処できる。ドイツは強い国だ」と述べ、国民に対し、結束して難民問題に対応するよう訴えました。
メルケル首相が進める寛容な難民政策を巡っては、ポーランドやハンガリーなど東ヨーロッパの国々やドイツ国内の保守系の政党から反発の声が上がり、ドイツの市民の間にも不安が広がっています。
内戦が続くシリアなどからの難民の流入はことしも続くとみられていて、メルケル首相は引き続き難しい対応を迫られることになりそうです。
そのうえで、この1年でドイツに到着した100万人を超える難民や移民について、「移住がうまく進めば、その国は経済的、社会的な利益を得ることができる」と述べ、難民として認められた人たちのドイツ社会への融和に全力を挙げる考えを示しました。
そして、メルケル首相は「いま極めて困難な状況に直面しているが、私たちはこの問題に対処できる。ドイツは強い国だ」と述べ、国民に対し、結束して難民問題に対応するよう訴えました。
メルケル首相が進める寛容な難民政策を巡っては、ポーランドやハンガリーなど東ヨーロッパの国々やドイツ国内の保守系の政党から反発の声が上がり、ドイツの市民の間にも不安が広がっています。
内戦が続くシリアなどからの難民の流入はことしも続くとみられていて、メルケル首相は引き続き難しい対応を迫られることになりそうです。