通信の定額サービス 「体験型」にも拡大

12月31日 13時42分

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インターネットを通じて動画や音楽などを定額で好きなだけ楽しめるサービスが相次ぐなか、定額サービスの対象は、スポーツのレッスンやファッションなど、利用者が実際に体験できる分野にも広がっています。

大手通信各社は、スマートフォンの契約者を増やすことが難しいなか、新たな収益の柱として、インターネットを通じて動画や音楽、それに雑誌などを定額で好きなだけ楽しめる事業に力を入れています。
こうした定額サービスは、ネット上だけでなく、実際に体験できる分野にも広がっています。
このうち大手ゲーム会社は、事業の多角化の一環として、ことし４月、首都圏を中心におよそ１５００の事業者と提携して、月額１万円余りの定額でスポーツなどのレッスンが利用し放題になるサービスを始めました。１つの事業者の利用回数は月に３回までですが、利用者はヨガなどに加え、大手のスポーツクラブでは定額の利用料金とは別に有料になることが多いゴルフやテニスなど、５００種類のレッスンから選ぶことができます。
利用している女性は「レッスンを定額で自由に受けられるのがメリットだ」と話す一方で、大手ゲーム会社「グリー」の斎藤佐智子さんは、「事業者にとっても定額サービスによって集客につながる」と話しています。
また、ファッション業界でも、洋服やバッグ、アクセサリーなどアイテムごとに定額で好きなだけ借りられるサービスをベンチャー企業などが相次いで始めており、定額サービスは今後もさまざまな分野に広がりそうです。