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上海株式 年末終値は去年より値上げ12月31日 20時41分
ことしの夏、株価が一時、大幅に下落し世界の株式市場にも大きな影響を与えた中国・上海の株式市場は31日、ことし最後の取り引きが行われ、代表的な株価指数の年末の終値は、去年より値上がりして取り引きを終えました。
中国・上海の株式市場は31日、ことし最後の取り引きが行われ、代表的な株価指数である「総合指数」の終値は、30日より0.94%値下がりして3539.18ポイントとなりました。
これは去年の年末の終値を9.4%上回り、年末の終値としては2年連続値上がりして、2007年以来、8年ぶりの高値となりました。
上海市場は、ことし前半は株価が上昇しましたが、6月中旬に下落に転じると総合指数は8月下旬までに一時、40%以上下落し、世界の株式市場にも大きな影響を与えました。その後は、中国当局による下支え策などを受けて持ち直す動きも出て、結局、年末の終値は去年を上回りました。
一方、中国の通貨人民元のドルに対する為替レートは、8月に中国当局が人民元を切り下げ、その後もアメリカの利上げなどを受けて元安が進み、31日の終値は1ドル=6.4936人民元と、去年の年末より4%余り値下がりして、2011年5月以来の元安水準でことしの取り引きを終えています。
市場関係者は「投資家の間で中国経済の減速が強く意識されるなか、中国市場での株価や為替の動きが各国の市場に大きな影響を与えた1年だった」と話しています。
これは去年の年末の終値を9.4%上回り、年末の終値としては2年連続値上がりして、2007年以来、8年ぶりの高値となりました。
上海市場は、ことし前半は株価が上昇しましたが、6月中旬に下落に転じると総合指数は8月下旬までに一時、40%以上下落し、世界の株式市場にも大きな影響を与えました。その後は、中国当局による下支え策などを受けて持ち直す動きも出て、結局、年末の終値は去年を上回りました。
一方、中国の通貨人民元のドルに対する為替レートは、8月に中国当局が人民元を切り下げ、その後もアメリカの利上げなどを受けて元安が進み、31日の終値は1ドル=6.4936人民元と、去年の年末より4%余り値下がりして、2011年5月以来の元安水準でことしの取り引きを終えています。
市場関係者は「投資家の間で中国経済の減速が強く意識されるなか、中国市場での株価や為替の動きが各国の市場に大きな影響を与えた1年だった」と話しています。