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震災で被害 大船渡の魚市場でことし最後の競り
12月30日 12時36分

震災で被害 大船渡の魚市場でことし最後の競り
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東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県大船渡市に去年完成した魚市場で、ことし最後の水揚げと競りが行われました。
大船渡市の魚市場は、元の市場の老朽化に伴い新たに整備が進められていましたが、東日本大震災で建設途中の建物に被害が出たうえ、地盤が沈下し追加の工事が必要になったため当初の計画より2年半以上遅れて去年4月に完成しました。
魚市場前の岸壁には午前6時半すぎから漁船が次々と入港し、サバやイカ、イナダなどが水揚げされました。そしてことし最後の競りが行われ、威勢のよい掛け声が響くなか、仲買人たちが水揚げされたばかりの魚を次々と競り落としていました。
魚市場によりますと、ことしの水揚げ量は主力のさんまの水揚げが大幅に落ち込んだことなどから29日まででおよそ3万4700トンと去年の同じ時期に比べ1万トン近く減り、水揚げ高も56億円余りと9億円余り減ったということです。
大船渡魚市場の佐藤光男専務は「ことしは1年を通して水揚げが少なかった。来年はこれ以上悪くなることはないと願っている」と話していました。
魚市場は31日から休みとなり、仕事始めの来月4日に初競りが行われます。

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