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タイ暫定政権 民政復帰には曲折が予想
12月30日 8時03分

タイ暫定政権 民政復帰には曲折が予想
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去年、クーデターが起きたタイでは、ことし、軍主導の暫定政権が新しい憲法の草案を示したものの、民主的ではないとの批判から起草のやり直しに当たっており、来年も民政復帰に向けたプロセスは曲折が予想されます。
タイでは政治の混乱を受けて去年5月に軍事クーデターが起き、現在、軍主導の暫定政権が民主的な政権への移行に向けた準備を続けています。ところが、暫定政権はことし8月、新しい憲法の草案を発表したところ、軍の権限が強化されるなど民主的ではないとの批判が高まったことから、起草のやり直しを余儀なくされています。
このため、タイの民政復帰は来年秋ごろという当初の目標が大幅にずれ込み、再来年6月ごろに議会選挙を実施して民主的な政権を発足させるというスケジュールが見込まれています。これに向けて、来年は8月にも新たな憲法の草案を国民投票にかけなければなりませんが、起草作業では軍の権限をどう盛り込むのかなど難しい問題も残されており、民政復帰のプロセスはなお曲折が予想されます。
暫定政権に対しては国内外で批判が強まっており、再来年に民政復帰を実現できるのか、暫定政権のかじ取りが問われることになります。

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