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イタリア 大気汚染深刻でマイカー規制など緊急対策12月29日 5時30分
イタリアでは、大気汚染の濃度が健康に有害なレベルに達しているとして、北部のミラノでマイカーの中心部の乗り入れを、3日間、禁止するなど緊急の対策が行われています。
イタリアでは都市部を中心に車の排気ガスなどによる大気汚染が進んでいて、特に、この1か月余りほとんど雨が降らず、風も弱く空気が乾燥した日が続いているため、汚染が深刻になっています。
イタリアの環境団体によりますと、特にミラノでは大気汚染物質PM10の濃度が法律で定める基準を超えた日がことし80日以上に上るなど、健康に有害なレベルにあるということです。このため、ミラノ市は緊急の対策として28日から30日までの3日間、午前10時から午後4時までマイカーの中心部への乗り入れを禁止したうえで、バスや地下鉄などの公共交通機関を一律に最低料金で利用できるようにして、車の使用を控えるよう呼びかけました。
対策が始まった28日、中心部の道路を走る車はまばらでしたが、スモッグで高いビルなどの建物がかすんでよく見えない状態が続いていました。
ミラノの市民は「よい決定だと思いますが、将来のためにはさらなる対策が必要だと思います」と話していました。
また首都のローマでも28日と29日、車のナンバープレートの末尾が偶数か奇数かで、中心部への通行を制限する対策が行われています。
イタリアの環境団体によりますと、特にミラノでは大気汚染物質PM10の濃度が法律で定める基準を超えた日がことし80日以上に上るなど、健康に有害なレベルにあるということです。このため、ミラノ市は緊急の対策として28日から30日までの3日間、午前10時から午後4時までマイカーの中心部への乗り入れを禁止したうえで、バスや地下鉄などの公共交通機関を一律に最低料金で利用できるようにして、車の使用を控えるよう呼びかけました。
対策が始まった28日、中心部の道路を走る車はまばらでしたが、スモッグで高いビルなどの建物がかすんでよく見えない状態が続いていました。
ミラノの市民は「よい決定だと思いますが、将来のためにはさらなる対策が必要だと思います」と話していました。
また首都のローマでも28日と29日、車のナンバープレートの末尾が偶数か奇数かで、中心部への通行を制限する対策が行われています。