韓国セウォル号沈没の陰謀論 ― 生存者いない方が都合がよかった? 救助が遅れた真相
こんにちは。陰謀社会学研究家の聖橋乱丸である。
先日セウォル号の実質的オーナーである兪炳彦(ユ・ビョンオン)氏の変死報道に違和感を感じているという内容の記事で、韓国の陰謀について執筆したが、今回は沈没事故そのものの真相に迫る。
では、事故を振り返ってみよう。
まず、セウォル号の事故が起きた時、韓国のインターネットでは「北朝鮮の潜水艦に沈められたのでは?」という陰謀論が巻き起こったが、これは誤りであるだろう。
たしかに、珍島海域は海流が早く、潜水艦の運行音が海流音に紛れやすいため、攻撃音が聞こえにくい利点がある。しかし、海流が早いため通常の魚雷だと針路がずれるという難点もあるので、北朝鮮が潜水艦を沈めたとは考えにくい。
やはり、この沈没事故は偶発的に起きたものと考えるのが正しいだろう。
しかし、事故そのものが偶発的であっても、問題はその後の政府の対応だ。「適切な避難誘導」「迅速な救助活動」があれば、今よりも多くの乗客の命が助かったはずである。つまり、そこには「人命救助よりも優先される何か」があったと考えられないだろうか? これこそが「セウォル号の秘密」なのである――。
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