トップページ社会ニュース一覧憲法公布70年 関連書籍に引き続き高い関心
ニュース詳細

憲法公布70年 関連書籍に引き続き高い関心
1月3日 18時08分

憲法公布70年 関連書籍に引き続き高い関心
k10010359741_201601031815_201601031818.mp4
ことしは日本国憲法が公布されてから70年の節目の年です。憲法を巡っては国会の内外でさまざまな議論があり、書店では関連する書籍への関心が続いているということで、新たな本の出版も計画されています。
日本国憲法は、今は文化の日となっている終戦翌年の昭和21年11月3日に公布され、ことしで70年となります。
日本人だけで310万人が犠牲となった先の大戦の傷痕が各地に残るなか、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を掲げ、戦後日本の復興を象徴するものとして受け止められました。
一方で、この70年、国会の内外でさまざまな議論が続いていて、去年成立した安全保障関連法では戦争放棄をうたった憲法9条の解釈を巡り大きな議論になりました。
こうしたなか憲法に関連した書籍への関心が続いていて、東京の神田神保町にある三省堂書店では去年9月から11月にかけての売り上げが、おととしの1.6倍になったということです。
書店を訪れた男子大学生は「節目の年に憲法のことをもっと考えたいと思います。自分の意見がもてるよう勉強していきたい」と話していました。
また、複数の出版社が70年の節目となることしも、憲法に関連した新たな本の出版を計画しています。このうち東京・千代田区の「有斐閣」は、ことし5月3日の憲法記念日に合わせて憲法学者の論文を特集した専門誌の出版などを予定しているということです。
有斐閣書籍編集第1部の高橋均部長は「ことしは憲法への関心がさらに高まると思う。国の根幹を定めた法なので、この機会にぜひ憲法に触れてほしい」と話しています。

関連ニュース

k10010359741000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ