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新国立競技場 来月から設計 12月に本体工事着工へ
1月3日 5時39分

新国立競技場 来月から設計 12月に本体工事着工へ
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新たな建設計画が決まった国立競技場は来月から設計が始まり、12月には本体工事の着工に入る予定で、総工費や完成期限を厳格に守る方向性が示されるなか、品質や機能との両立をいかに図っていくのかが課題となります。
2020年東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場の設計と施工は先月、建築家の隈研吾氏と大成建設、梓設計で作るグループに決まりました。これを受けて今月、設計の契約が結ばれたあと、来月から10か月かけて基本設計と実施設計が行われ、12月には本体工事が着工する予定です。
白紙撤回になった前回は具体的な設計を進めるこの段階で大幅なコストの上昇や工期の遅れが明らかになりました。今回はその反省を踏まえて、事業主体のJSC=日本スポーツ振興センターと業者グループが契約を前に、業者側が技術提案書に示した「1489億円余りの総工費」と「2019年11月30日の完成期限」を守るという協定を結ぶことにしていて、厳格な方向性が示されます。
特に総工費についてJSCの担当者は、予定を上回る恐れがある場合は競技場に用いる製品の品質やグレードを落としてでもコストを優先させるべきだという認識を示しています。このため、ことし12月の着工の時点で、コストや工期と競技場の品質や機能との両立がどこまで図れているのか、さらに透明性確保のため、計画の変更が生じた場合に適切なタイミングで公表し、国民の理解を得ながら計画を進められるのかが課題となります。

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