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内戦で破壊されたふるさと シリア難民の作品展示会12月28日 19時59分
シリア難民が制作した模型や絵画を集めた展示会がヨルダンで開かれていて、内戦で破壊されたふるさとの文化遺産などをかたどった作品が、難民たちの悲しみをうかがわせています。
ヨルダンの首都アンマンで開かれている展示会には、シリアから逃れた難民が制作した作品、70点余りが出品されています。
このうち、シリアの文化財の専門家のクダウィさんが作った模型は、ハマという街のシンボルで内戦下で破壊された大きな水車を、木材などで再現したものです。クダウィさんは「展示物を通して、ふるさとの光景を子どもたちに見せてあげたい」と話していました。
また、会場には、過激派組織IS=イスラミックステートが破壊したパルミラ遺跡の模型や、ことし9月にトルコの浜辺に遺体で流れ着いたシリア難民の3歳の男の子をモチーフに描かれた絵画なども展示されています。
5年近くにわたって内戦が続くシリアは、全土が大きな被害を受け、人口のおよそ半分に当たる1200万人が国内外に避難していて、シリア難民の悲しみをうかがわせる作品の数々に、訪れた人たちは見入っていました。
このうち、シリアの文化財の専門家のクダウィさんが作った模型は、ハマという街のシンボルで内戦下で破壊された大きな水車を、木材などで再現したものです。クダウィさんは「展示物を通して、ふるさとの光景を子どもたちに見せてあげたい」と話していました。
また、会場には、過激派組織IS=イスラミックステートが破壊したパルミラ遺跡の模型や、ことし9月にトルコの浜辺に遺体で流れ着いたシリア難民の3歳の男の子をモチーフに描かれた絵画なども展示されています。
5年近くにわたって内戦が続くシリアは、全土が大きな被害を受け、人口のおよそ半分に当たる1200万人が国内外に避難していて、シリア難民の悲しみをうかがわせる作品の数々に、訪れた人たちは見入っていました。