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イラク政府軍 IS支配の拠点都市奪還が最終局面に
12月28日 5時42分

イラク政府軍 IS支配の拠点都市奪還が最終局面に
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過激派組織IS=イスラミックステートとの戦闘を続けるイラクの政府軍が、交通の要衝となっている都市ラマディでISの拠点を制圧したと、27日地元メディアが伝えました。ラマディの奪還作戦は最終局面に入っているとみられ、拠点都市が奪還できれば、ISの支配が続くほかの都市での作戦に大きな影響を与えるものとみられます。
イラク政府軍は今月、過激派組織ISに支配された西部アンバール県の拠点都市、ラマディを奪還するための総攻撃に乗り出し、地方政府の庁舎周辺に立てこもったISとの間で激しい戦闘となっていました。
この軍事作戦について地元メディアは27日、政府軍が地方政府の庁舎周辺の一帯を制圧したと伝えました。また、イラク政府軍の報道官は「ISはすでに敗走した。庁舎の周辺では空爆によって殺害された多数のIS戦闘員の遺体が見つかった」と述べ、ラマディの奪還作戦は最終局面に入ったとの認識を示しました。ただ、治安当局者によりますと、ISの戦闘員らが住宅街に逃げ込んだという情報もあり、抵抗が続くことも予想されます。
ラマディは、首都バグダッドからシリア国境をつなぐ幹線道路が通る交通の要衝で、政府軍がラマディを奪還できれば、ISの支配が続くほかの都市での作戦に大きな影響を与えるものとみられます。

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