FAQ

 

-よくある質問

Q字幕放送を見るには どうすればいいの?

Aデジタル放送の字幕

衛星デジタル放送・地上デジタル放送が受信できるテレビであれば、リモコンの「字幕」ボタンをONにするだけでご覧になれます。

ワンセグでの字幕

ワンセグ対応の携帯電話やモバイル機器で、ご覧になれます。

→それぞれ お問い合わせは 各メーカーへお願いします。

Q字幕放送の番組はどこで分るの?

A新聞のテレビ欄や各放送局のホームページの番組表に字文のマークがついている番組で字幕放送を行っています。

Q字幕の背景色が番組によって違うのはなぜ?

A現在、文字色は白・黄色・シアン(水色)・緑の4色を使用しています。

主人公を黄色にしたり、複数で司会や会話をする場合、黄色とシアンのように色分けをして、どちらが話しているか分りやすい工夫をしています。
背景色(文字の背後の色)には、黒と半透明(グレー)があります。

文字色 背景色
Q字幕のマークは何か教えて

A地域の特性を生かした方言や「ら抜き表現」などの若者ことばも、できるかぎり生かすことでニュアンスを伝えられるようにしています。

音楽が流れていることを表します
音楽の種類や楽器の種類などを表します
~(校歌)    ~(バイオリン)
曲名などを表します
~(「あおげば尊し」)
文章(セリフ)が続いていることを表します
会話や著作物、歌詞の表記、引用や強調したいときなどに使用します
「  」内の引用などに使用します
ナレーションや語りを表します
人名 音の説明 音源の説明 状況の説明などに使用します
(鈴木) (笑い声) (ノック) (忍び寄る足音)
電話から聞こえる声などを表します
電話が鳴っている(点滅)ことを表します
携帯電話を表します
電話マークと同様に使用します
画面の外からの音などに使用します
 ただいま~!
回想や心の声、心情などを表現するときに使用します

Q生放送なのに、字幕が付くのはどうして?!

A生放送の字幕制作は、リスピーク方式、キーボード入力方式、テキストデータ送出方式の3つの方式があります。
このうちリスピーク方式では、生放送に即座に字幕を付けるために、話した言葉を認識して自動で文字化してくれる「自動音声認識装置」が活躍します。
しかし、放送に流れているすべての言葉を字幕として出してしまうと、画面が文字で埋まってしまうくらいたくさんの字幕が出てしまいます。それに、話し言葉だけを見ても状況がわかりにくいですね。
そこで、「字幕キャスター」が生放送の実況や解説を聞き取りながら、リスピーク(要約して言い直す)します。
「字幕キャスター」の話した言葉が文字になり、分かりやすい字幕が楽しめるのです。
音声と字幕を比較して、どのように要約されているのかをチェックしてもいいですね。

生字幕スタジオ 制作風景 字幕の修正画面
生字幕スタジオ 制作風景 字幕の修正画面
Q字幕放送は いつから始まったの?

A日本で最初に字幕放送されたのは、1983年(昭和58年)10月、NHKの連続テレビ小説「おしん」での実験放送です。本放送は、1985年(昭和60年)11月からで、NHKは連続テレビ小説「いちばん太鼓」、日本テレビは「それは秘密です」、フジテレビは「一枚の写真」からです。

Q生放送の字幕は いつから始まったの?

ANHKでは、2000年(平成12年)3月「ニュース7」の一部で開始しました。ニュース以外の番組では2001年(平成13年)の第52回NHK紅白歌合戦が最初の生字幕放送でした。

Q字幕放送番組は どんどん増えるの?

A2007年(平成19年)10月の総務省の行政指針では、2017年(平成29年)までに複数人が同時に会話を行う技術的に困難な番組などを除き、午前7時~深夜0時までの時間帯すべてを字幕化するとなっています。この指針に基づき各放送局で計画を立て、字幕放送の拡充を進めていくことになります。

Q字幕放送の利用者は?

A現在、日本では聴覚障害者や高齢になって耳が不自由になった人が、約600万人いるといわれます。さらに人口構成の高齢化は今後も続き、65歳以上の高齢者人口の割合は、2020年には27%に達する勢いです。字幕放送を必要する人たちは、ますます増えていくと思われます。また空港、病院の待合室など、大きな音を出せない所に置いてあるテレビについても、字幕を表示すればテレビの情報を得ることが出来、一般の方々にとっても有効な情報を得る手段となっています。