2016年は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記が27歳という若さで権力の座に就いてから5年目に当たる。金正日(キム・ジョンウン)総書記の急死で登板が予定よりも早まったため、就任直後から「幼い」「長続きしない」と評された。しかし、就任から4年がたった現在、北朝鮮は表面的には政治的安定に向かっている。
専門家は今年の対北朝鮮政策の方向性について、「北朝鮮による挑発に対し、先に断固とした対処を行うことを基本とすべきだ。安易な楽観論や悲観論には陥らず、北朝鮮を冷徹に見抜くべき時期だ」と指摘した。
■安定の中の不安定
本紙は北朝鮮の現状について、今年が「金正恩体制が定着したかどうか判断する上で初の分水嶺になる」(イ・ホリョン韓国国防研究院研究委員)という点に着目し、国内外の代表的な北朝鮮専門家15人に「ブレジンスキー危機指数」を付けてもらった。その結果、指数は平均10.1点(30点満点)だった。単純に比較するのは難しいが、27年前に政治学者ズビグネフ・ブレジンスキーが下した評価(8点・危機なし)に比べ2点上昇した。危機(10-19点)がないわけではないが、深刻な危機(20点以上)と見る段階にはないとの見方が可能だ。
評価項目別では、「公開的な政治多元化要求」(0.1点)、「政治的反対の活性化」(0.4点)などが低い点数を記録した。少なくとも北朝鮮が表面的には政治的に安定していることを示している。一方で、「経済的私有化の増大」(2.1点)、「社会主義の大衆的訴求力喪失」(1.7点)は点数が高かった。