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千日のブログ

難波千日前の千日と申します。難波リラクゼーションリンの美人セラピストに鼻の下を伸ばして一時は妻から離婚されそうになりつつも生還し、それきっかけでブログを更新し続けています。社会経済問題の硬派からエロスまで雑多なようですが、一本芯の通ったエントリーを心がけてます、どうぞよろしく。

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初売り2016のススメ ブランドの定番デザイン色のコートを百貨店で狙え

アラフォー男の頭の中

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2016年の初売り攻略のおすすめ

どうも、企業の視点から語らせたらコイツ、と言われて出てきてジャジャジャジャーン千日です。

今年2016年の初売りなら、とりあえず百貨店のブランドショップへ行って定番デザイン・定番色の割引コートを買っとけば間違いないです。

店=企業が安く売る商品には大きく分けて2種類あります。

  • 安売りしないと売れない商品
  • 安売りしなくても売れるけど安く売らざるを得ない商品

前者の、安さに釣られて飛び付くのがいわゆる「安物買いの銭失い」ですね。

後者だけを購入していくのが賢い買い物です。今日は「企業が安売りせざるを得ない上質な商品」について、2016年初売り限定でお話しします。

百貨店のバイヤーレベルの目利きの人はどうぞ、ブラウザバックでお戻り下さい。恐らくご存知の情報です。

2016年初売り攻略のキーは3つの要素から導き出されます。

  1. 訪日外国人による爆買いと10月までの百貨店の7カ月連続前年プラス
  2. 2015年12月の暖冬
  3. 初売りのおめでたいイメージと百貨店のニーズ
また付録として2016年に限らず百貨店の初売りでおすすめ、狙い目の商品は子供服という話をします。


訪日外国人による爆買いムードと10月までの百貨店の業績回復

去年のキーワードは爆買いでしたね。中国政府による渡航緩和以降激増した訪日中国人が爆買いしているニュースをよく見ました。これによって小売店の売り上げが増加しました。

それより大きいのはその波及効果です。旅行者による売り上げがいくら増えたと言っても、全国の百貨店日本百貨店協会 : 百貨店売上高で見たら百貨店での訪日外国人売上は売上全体の3パーセントに満たないんですよ。

前年同月比の増加の本体は日本人による消費増加です。

一方で、訪日外国人は飛行機の本数と定員、滞在日数で頭打ちになるんですが、そんな訪日外国人売上だけで3%に迫る勢いというのは凄いんですよね。まさに爆買いなんです。

この3%の爆買いが日本人の消費ムードに波及したという面もあるという科学者も居ますね。あながち外れてはいない気がします。

好調を背景とした増産計画

アパレル業界のかき入れどきは秋から冬です。販売単価の高いコートなどの重衣料が売れる時期だからです。特に12月は冬のボーナスとクリスマスがあります。

12月の売上が年間の3割を占めるのがアパレル業界です。ここで売れなければ赤字もありえるし、それまで赤字でも一気に取り返せるのが12月です。

アパレルの販売サイクルを鑑みると、8月には秋冬物の商品が全て倉庫に入っている状態です。この爆買いムードの中で、12月の欠品売り逃がしだけは避けたいというのが大勢の考え方でしょう。

秋冬物は前年よりも増産されている。

そこへ来ての暖冬

暖冬により、11月の百貨店売上日本百貨店協会 : 百貨店売上高は暖冬の影響で8カ月ぶりに前年を下回りました。主にコート類の販売が振るわなかったからだと分析されています。

12月も暖かい日が多かったですよね。まだ月報は出てませんが、12月も前年を割っている可能性が高いと思います。

  • 増産したコート類が余っている。
  • 普段なら売り切れる定番デザイン定番色も余っている可能性がある。

コート等の重衣料が例年より余っていると考えるのが自然ですよね。このコート類はこの冬に売れなければ、春からは保管料というコストになってしまうんです。

初売りでの安売りはブランドイメージを下げない

初売りっていうのはおめでたいイメージがありますし「日頃のご愛顧への感謝の気持ち」という建前が取りやすいんですよ。

2017年4月からは消費税が10%に増税となります。アパレル各社は来年の増税に向けての商品企画に入っているはずです。

今年のコンセプトはもう来年には使えないんで、保管料を払う位なら投げ売りしたいのですが、そういう売り方はブランド価値を下げます。

一定ランク以上のブランドであれば、ほとんど初売り位しか安売りのチャンスは無いんですよね。

基本的に値下げしないブランドでも百貨店の店舗では初売りで値下げすることがある。

本当は値下げ販売などする必要がないブランドであっても、百貨店として初売りのイベントを行うのでこれに参加するようにという圧力がある訳です。

百貨店はいわば家主さんですからね。

路面店でほとんど値下げ販売をしないブランドは狙い目です。百貨店の店舗ではコッソリ値下げしているかもしれませんよ。

まとめと付録

いかがでしたでしょうか。アパレル業界の外部環境と販売サイクル、百貨店の特殊性を総合するとタイトルにあるような結論が導き出されるんです。

  • インバウンド(訪日外国人売上の増加)によって12月に向けて増産するインセンティブが全てのアパレルにあった。
  • 12月が暖冬だったからといって、時間を巻き戻して生産量を減らす訳にはいかない。
  • 初売りはブランドイメージを重要視するハイブランドが唯一安売り出来る機会である。
  • 家主の百貨店側からも初売りイベントへの参加要請がある。

と、このようにまとめられますよね。ならば…

  • コート類の重衣料は売れ残っている。
  • 普段なら残らない定番デザイン・定番色も残りやすい。
  • ハイブランド、しかも百貨店の店舗が狙い目。

ということがお分かり頂けると思います。

付録 2016年に限らず初売りの狙い目は子供服(ミキハウスやファミリア)

子供服って初売りでは狙い目なんですよね。なんでかというと、大人向けの服、特に婦人服って流行が毎年変わるんで、デザインが去年のだと売れないという事があるんですけど…

極端な言い方をすると子供服には流行が無いんです。

ヨチヨチ歩きの幼児が『コレ去年のじゃん、ダッサ』とか言わないでしょ。とにかく大人から見て可愛いデザインだったらいいんです。

今年売れたデザインは来年も売れるのが子供服です。しかも小さいから保管料も大人のそれより安い。

安売りしなくても売れる商品が初売りで安くなっているのは子供服ということです。特にミキハウスやファミリアのような高級ブランドの子供服は百貨店の初売りが狙い目ということになりますね。

今週のお題「年末年始の風景」

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難波高島屋の初売り 正面玄関より

以上、千日のブログでした。

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