水曜集会に初めて来たという仁川延寿女子高のファン・ジェユンさん(17)は「イ・ヨンスさんが憤るのを聞いて、慰安婦問題での合意は誤りだったという思いがした」と語った。挺対協のユン・ミヒャン常任代表は「日本軍の慰安婦問題解決に向け、アジア、米国、欧州で過去25年間にわたり共に声を上げた方々と世界市民連帯をつくりたい。平和碑(少女像)を世界各地に建てる拡散運動も進めたい」と決意を述べた。
同日の集会には慰安婦合意の「無効」と再交渉を主張する野党議員も約10人が出席した。顔ぶれは野党・共に民主党(旧新政治民主連合)の李鍾杰(イ・ジョンゴル)院内代表をはじめとする複数の国会議員、新党立ち上げを準備中の千正培(チョン・ジョンベ)国会議員、正義党のチョン・ジンウ院内代表らだ。
共に民主党関係者は「本来党レベルで出席する計画はなかったが、慰安婦問題の交渉に対する反対世論で水曜集会が大規模な糾弾集会になると予測し、急きょ出席者を募った」と説明した。議員らは市民と共に日本大使館に向かい抗議の声を上げ、「韓国政府は屈辱的な韓日合意を直ちに撤回せよ」「日本政府は慰労金、支援金名目ではない法的賠償を行え」「慰安婦という蛮行を日本の歴史教科書に載せて教育せよ」といったスローガンも共に叫んだ。
与党セヌリ党のも今回の合意について批判論が出て、鄭柄国(チョン・ビョングク)国会議員は「合意過程で政府が被害者らと十分に意思疎通を行わなかったのは残念だ。今からでも積極的に意思疎通を行い、被害者らの意見を反映すべきだ」とコメントした。