今日は急ぎ足でいきます。なぜならば、時間がないから。とりあえず、あと10分で書き上げたい。
奇跡のレッスン新春スペシャル
が19時から始まります!!
BSみれる方は急いでー!録画してない方はしたほうがいいかもー!
バタバタしていて気がついたら18時半すぎ。人に何かを強く勧めるのは得意じゃないけど、どうしても多くの人(特に子供たちと関わる人)と共有したい。みれる人だけでもいいから、多くの人にみてもらいたい。
その思いだけで、ぶわーっと記事を書きました。ここから先は、加筆訂正版でお送りします。
バスケットボール編は下町の中学校が舞台
昨日の夜、録画していた「奇跡のレッスン〜バスケットボール編〜」をみた*1。
身長160cm。NBA(北米の男子プロバスケットボールリーグ)史上、最も小柄な選手でありながら、チームの司令塔として14年間にわたって活躍した伝説の選手。それが今回の最強コーチ、マグジー・ボーグスさん(50)だ。その特別レッスンを受けるのは、東京の下町にある公立中学校の男子バスケットボール部員たち。もともとの経験者は少なく、プレーに自信が持てずにいた。マグジーさんとの熱い1週間で、奇跡は起きるか?
これまで奇跡のレッスンが行われたのは、サッカー、テニス、チアダンス*2。そして、今回はバスケットボール。
サッカーも、テニスも、レッスンを受けたのは小学生だった。でも今回のバスケットボール編は、中学生。3年生が引退したあとの、1〜2年生中心の若いチームの話。
最強コーチに共通する"あること"
これまでの最強コーチたちには"あること"が共通している。種目が違っても、国籍が違っても、共通する"あること"とは?
それは、
楽しもう!
という姿勢。どのコーチも、まず最初に必ず「さあ、楽しもう!」と声をかける。そして、自分も一緒に楽しむ。楽しんで取り組む姿をみせる。子供たちは自然と夢中になっていく。
楽しむということは、決してラクをするということではない。だけどなぜか、「楽しんでやろう!」と「一生懸命やろう!」は対極にあるように感じてしまう。そして後者の方を求めがちな自分に毎回気づかされる。
ミスを指摘するときは感情的にならない
マグジーさんは、子供たちのプレーで良くなかったところはハッキリと指摘する。「なぜ?」と問いかける。その代わり、子供たちがいいプレーをしたとき、チャレンジしたときは大きな声でオーバーなくらいに褒め称える。「いいぞ!」「最高だ!」という具合に。そのときの子供たちの笑顔がとてもいい。
いいプレーをすると褒められる。具体的に褒められるから「ああ、さっきのこれがいいプレーなのだな」とわかる。そうすると、もっとやってみよう!どんどんやってみよう!とチャレンジするようになる。
「彼らはやっていることが正しいかどうか自信がないときがある。そこで彼らがやっていることが正しいかどうかみて、声をかけてあげる。ネガティブなものばかりだとネガティブになってしまうから、褒めるときはしっかり褒める」
子供たちがどんどん変わっていく姿は、本当に奇跡のようだ。
印象に残った場面
すべてが印象的だけど、特に印象に残ったのは、バスケ部顧問の先生がマグジーさんに悩める心情を吐露する場面。
「選手が前日にやったメニューを忘れてしまうことがよくある。それってフラストレーションたまりませんか?」
これに対してマグジーさんはこんな風に答えた。
「子どもたちが間違ったことをしたときに、きちんと伝えることは大切。 でもそこにフラストレーションはない。 彼らに分かってほしいのだから、分かってもらえるまで辛抱強く伝える。 自分の不満は子どもに伝わるし、彼らはそれを感じている。 チームに求める性格を、コーチ自身が備えなければいけない。 子どもたちは学校を映し出し、あなた自身を映し出しているんですよ」
夫もわたしも「おおっ!」と口に出してしまうほど衝撃だった。直接その言葉をかけられた顧問の先生の心中は察するに余りある。でも大丈夫、先生だけじゃないですよ。刺さった人はたくさんいるはず。そういうわたしも、グサグサ刺さったひとり。しかもかなりの重傷。思い当たるところがありすぎる。
これはバスケットボールやその他のスポーツだけでなく、仕事でも子育てでも言えることだ。子供たちにイライラすることはよくあるけれど、イライラしたところで「イライラしていること」しか伝わらない。「何回いったらわかるんだ!」と言ったところで、わからないものはわからないのだから、わかるまで伝える。わかるように、伝える。
それがわかっているのにイライラしちゃうわたしは、今年坐禅をすることに決めた。こうなったら修行だ!
マグジーさんの言葉
心にとめておきたい言葉をいくつか紹介しておく。
マグジーさんが言うからこそ、響く言葉。
第2の本能=セカンドネイチャー。同じことの繰り返しに必ず子供たちは飽きる。でもこの教えが胸にあれば…
今与えられている役割で力を発揮できていないなら、違う役割を与えてみる。1年生レギュラーのジュオンくんと2年生のPGカナトくんがポジションをチェンジした場面。水を得た魚ってこういうことなんだなと思った。
おわりに
マグジーさんが初めてこの中学校を訪れたときに、掲示板に貼ってある写真をみて、こう呟いた。
「Kids are our future.」
子供たちはわたしたちの未来。その姿をみて、ああこれからすごいレッスンが始まるんだなと思った。その予感は、本物だったよ。
今後の「奇跡のレッスン」も楽しみ!
おしまい。