自分は一時期、うつ病に関する類の書籍を読んだりさ。調べたことがあったんだよ。
自分の身内がうつ病になってしまってね。知識として自分も知っておこうと思ったのがきっかけなんだ。
高齢者もさ、うつ病になりやすくてね。おじいちゃんがうつ病になってしまったことがあった。
自分がおじいちゃんおばぁちゃん家に遊びに行ってもさ。おじいちゃんは無表情なんだよ。
初期認知症みたいなのもあったとは思うんだけどね。それでも
「もう死にたいよ、天国に行きたいよ」
とか平気で口にだすからさ。うつ病にもなっていると知ったんだ。それを知ってからの自分はね。
ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)を読んだりさ。うつ病に関してのことをインターネットで調べたりもしてね。
鍼灸がうつ病の治療にも使われていることを知ったんだよ。鍼灸だったらね、薬を飲んで治すとかじゃないからね。
ただ、このせちがらい世の中はさ。誰しも心が壊れてうつ病になってしまう危険があるんだよ。
そんな時に自分は何ができるんだろうって考えた。鍼灸って東洋医学なんだけどね。
アメリカとの戦争に日本が負けた時にさ。マッカーサーから鍼灸は必要ないって抹殺されそうになった医学なんだよ。
その時に鍼灸を抹殺するんじゃねぇって立ち上がった者たちが、東洋医学を守り、鍼灸の学校ができたんだ。
つまり鍼灸は言い方は悪いけれど虐げられた医学であり、滅びゆく運命をたどることになった医学でね。
自分はそこに妙に魅力を感じてさ。鍼灸だけで食べていくのは厳しいと分かった上で入学しようと決意したんだ。
だからなのかな。鍼灸師になったから将来安泰なんてこれっぽっちも思ってないしさ。
厳しい現実が待っていると覚悟も決めている。収入も鍼灸だけに頼らない方向にしないといけないと考えているけどね。
自分は指圧やマッサージをしたいとは思っていないんだよ。
※一応、鍼灸師とあん摩指圧マッサージ師の国家資格が取得できる専門学校に通っています。
父親も鍼灸師の資格を持っているので、その考えは甘いと言われるんだけどね。マッサージ系は資格がなくてもできるからさ。
それに周りを見渡せば整体とかリラクゼーションとかたくさんあるでしょ。何も自分がやる必要はないとさえ思っている。
ブログに広告を載せているのもね。プロブロガーで食べていきたいわけじゃなくてさ。
マッサージや指圧を希望する患者さんを断って収入は減るかもしれないけれど、鍼だけでやっていきたいと思っている自分の意地がそうさせているんだよ。学校でもね
「私はマッサージだけを求める患者さんは断ることにしています」
ときっぱり言い切る先生がいるからね。鍼灸師になったら、うつ病とかをどのように治療するのか勉強会があったら参加したいしさ。
勉強するための費用は無料じゃないからね。お金がかかる。
それにもしも今後、自分の身内がうつ病になってしまったら、鍼で何か手助けすることはできないかと思ってる。