小俣勇貴
2015年12月14日07時33分
楽天が「ボールパーク」構想を進めている。今オフ、本拠コボスタ宮城の大規模改修に取りかかった。グラウンドの天然芝化やスコアボードの全面LED化、左中間席付近には観覧車も新設する。「ball(ボール=野球)」と「park(公園)」が一体化した新たな娯楽空間が広がりそうだ。
11月20日にあった改修発表会見。報道陣の質問の大半は日本初という野球場内の観覧車に向けられた。高さ36メートル、4人乗りのゴンドラ16台が回る巨大遊具。約2億円をつぎ込み、2016年5月の完成を目指す。
最大の特徴は、ゴンドラから試合観戦ができるところだ。東京ドームには遊園地が隣接し、大リーグのデトロイト・タイガースの本拠、コメリカ・パークにも球場外周に観覧車がある。ただ、「動く外野席」のような感覚で野球を満喫できる観覧車は本場米国を含めほとんどない。球団によると、米アイオワ州にあるアストロズ傘下球団のモダン・ウッドメン・パークぐらいだという。
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