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【VW排ガス不正問題】
全車、排ガス基準満たさず 路上測定でEU報告書
欧州連合(EU)欧州委員会の研究機関が2011年に、自動車各社のディーゼルエンジン車について路上走行時の排ガスを測定したところ、EUの排ガス基準を満たした車両はなかったとする報告書をまとめていたことが分かった。ドイツ有力誌シュピーゲル(電子版)が1日報じた。
昨年9月に発覚したドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の排ガス規制逃れでは、屋内の台上で行われる試験時にだけ排ガス浄化機能をフル稼働させ、基準を満たす違法ソフトウエアが使われていた。
シュピーゲルは、欧州委員会が報告書を基にこうした不正の可能性を早い段階で認識していたと指摘している。
研究機関はディーゼル車12車種を無作為抽出。いずれも屋内の試験では基準を満たしていたが、路上で測定すると排ガス中の窒素酸化物(NOx)が基準を上回った。(共同)