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心臓マッサージ、ためらわないで…骨折「まれ」

2016年1月1日(金)16時49分配信 読売新聞

 停止した心臓を回復させるために行う心臓マッサージで、胸への強い圧迫が原因で患者の肋骨ろっこつが折れるケースはまれで、致命傷になる恐れもほとんどないことを、日本蘇生協議会が調査で明らかにした。

 同協議会は「身近に急に倒れた人がいたら、ためらわず、手遅れになる前に心臓マッサージをしてほしい」と呼びかける。2月に発刊する心肺蘇生の指針改定版に調査結果を盛り込む。

 調査したのは指針作成メンバーで、呉共済病院(広島県)の石川雅巳・救急診療科部長らのチーム。心停止以外の原因で倒れた脳梗塞などの患者で、本来は不必要な心臓マッサージを一般市民から受けた国内外の計762人を分析した。その結果、骨折するケースは極めて限られ、折れた骨が内臓に突き刺さるなどして命に関わる重大事例はなかったという。

















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