箱根駅伝を見ていて、リアリティの大切さに気づいた

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箱根駅伝、青学の作戦は「ハッピー大作戦!」

今年の箱根駅伝、往路は、予想通り青山学院大学が1区から5区まで、一度もトップを譲ることなく「往路完全優勝」しました。
おもしろかった。

HAKONE-EKIDEN

今年の青学のテーマは「ハッピー大作戦!」。
毎回毎回、青学はおもしろい作戦名をつけます。
去年は「わくわく大作戦!」で、圧倒的な勝利を収めました。
陸上の長距競技は厳しいというのが今までの常識でしたが、青山学院の優勝で、それは正解ではないと証明された。

去年の青学の活躍は2015年1月4日のボクのブログ
【これからのビジネス、過去に固執していると、敗者になってしまう。箱根駅伝、青学大が驚異的記録で優勝!】
に詳しく書いてあります。
この記事は「バズった」状態になった。

今年は「ハッピー大作戦!」です。
楽しいでしょ。
他校の厳しい陸上部の人たちはきっと思っている。
「ふざけんじゃね〜よ」って。

でもそれで優勝ですから。
圧倒的だね。

箱根駅伝、往路のゴール地点「芦ノ湖」

箱根駅伝、往路のゴール地点「芦ノ湖」

とてもおもしろかった。

朝からずっとTVの前に釘付けでした。
明日の、復路も楽しみです。

自分が表現したいものを表現しているからおもしろい

年末年始のTVでおもしろいのは、スポーツやドキュメンタリー。
元旦は実業団駅伝とサッカー天皇杯。
2日と3日は、箱根駅伝。
NHKスペシャルの再放送やドキュメンタリー。
けっこうおもしろい番組をやっています。
他のバラエティーとかは、まったく見る気がしませんけどね。

最近はプロが作ったものがおもしろくないって感じる。
普通の人が書いたブログや、普通の人が配信しているYouTubeのほうがおもしろい。
コンテンツを制作するコストが圧倒的に安くなったし、発表する場も劇的に増えている。
それにつれ、発信する人の技量も高まっている。
もはや文章を書くのも、映像作品を作るのも、プロとアマチュアの差がなくなってきているのです。

というか、プロが作ったものはおもしろくないって感じるのは、それは本当に自分が表現したいことを表現していないから

そう思うんです。
一般の人は、自分の好きなことを発信している。
表現したいものを表現している。
自分が楽しいと思ってやっている(場合が多い)。
そこにはスポンサーの存在も、小うるさいコンプライアンスもないから。

だから、好きなことを表現している人の発信は、いいにつけ悪いにつけ、無視出来ないのです。
そこにリアリティを感じるから。

スポーツ中継や、よくできたドキュメンタリーがおもしろいのも、そこにあるんだと思う。

箱根駅伝の中継を見終わって感じていたのは、概ねそんなことです。
お正月やすみ、のんびりしましょうね。

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藤村 正宏
1958年、北海道釧路生まれ。著書「モノを売るな!体験を売れ!」で提唱したエクスペリエンス・マーケティング(通称エクスマ)の創始者。集客施設や企業のコンサルティングを行っている。コストをあまりかけない、誰でもカンタンにできる手法で、圧倒的な成果をあげている。 執筆活動、講演活動もする。現在フリーパレット集客施設研究所主宰。

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