井岡、防衛戦から一夜 40歳超えても現役!?井岡会長からムチャぶり
2016年1月1日16時56分 スポーツ報知
WBA世界フライ級王者の井岡一翔(26)=井岡=が2度目の防衛から一夜明けた1日、大阪市の所属ジムで会見。叔父の井岡弘樹会長(46)から、5年続いている大みそか決戦を「国民的行事」にするように命じられた。
31日のWBA同級タイトルマッチは、フアンカルロス・レベコ(32)=アルゼンチン=に11回1分57秒でTKO勝ち。因縁のリターンマッチを制し、2011年から始まった大みそかの試合は5連勝となった。「これからもチャンスがもらえるなら、その日は僕が盛り上げたい。誰もが僕の試合の時間になればチャンネルをつける、最後は井岡一翔の試合を見て締めくくる、というところまで、まだ全然きてないと思うので…」と一翔が答えると、会見に同席した弘樹会長が「いいえ、きてます」と否定。さらに「大みそかは、あと10年はやってもらわないと。下手したら15年ぐらいやってるかもしれない」と40歳を超えても現役を続けるようにというムチャぶり。これには一翔も苦笑いするしかなかった。
次戦はゴールデンウィーク前後の予定。同門の元WBA世界ミニマム級王者・宮崎亮(27)や、日本スーパーフライ級王者・石田匠(24)を含めたダブル世界戦、トリプル世界戦の可能性もある。2016年の一翔は防衛を重ねながら、他団体の王者と統一戦をする機会をうかがう。「日本人の世界王者が多い中で、脚光を浴びるのは簡単なことではないと思う。ボクシング界を盛り上げるためにも、最後まで勝ち続けて、生き残ったボクサーが王者だと思うので、ボクシング史上最も優れたボクサーになれるようになっていきたい」と意気込んだ。