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廃油130リットル海に捨てる 中国籍船員を立件へ 対馬沖
対馬海上保安部(長崎県対馬市)は2日、対馬市沖の海に貨物船から廃油約130リットルを捨てたとして、海洋汚染防止法違反の疑いで、中国籍のスン・ユエリアン操機手(55)から事情を聴いたと発表した。操機手は排出を認めており、刑事事件として立件する方針。対馬海保によると、海岸への油の漂着や漁業被害は確認されていない。
巡視船が昨年12月20日午後、対馬市厳原町南方の海上で、長さ約19キロメートル、幅約50~約100メートルにわたり油が浮いているのを発見。近くを航行していたカンボジア籍の貨物船から排出されたことを突き止めた。