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福島・葛尾村 新成人が復興へ決意
1月2日 12時32分

福島・葛尾村 新成人が復興へ決意
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東京電力福島第一原発の事故で村の全域に避難指示が出されている福島県葛尾村の成人式が2日、多くの住民が避難している三春町で開かれ、新成人が復興への決意を述べました。
葛尾村の成人式は、震災後、多くの村民が避難している県内の三春町で開かれていて、ことしは新成人の男女16人が出席しました。
新成人たちははじめに震災で亡くなった人などに黙とうをささげたあと、松本允秀村長から「成人証書」を受け取りました。式の中で松本村長は「村の再生は住民全員の悲願です。未来を担う皆さんの若い力と行動力で復興を進めましょう」と述べました。そして、新成人を代表して東海林翼さんが「震災前のふるさとの姿に少しずつ戻すことが若い世代の使命です。仲間と支え合ってどんなつらいことも乗り越えていきたいです」と決意を述べました。
人口1400人余りの葛尾村は、ことし春に村の全域に出された避難指示の大部分の解除を目指していますが、住民の帰還に向けて、医療施設などの整備や運営する人材の確保といった課題も抱えています。
出席した男性は「大人の仲間入りをした自覚を持ち、責任感を持って生活したい。将来は、今学んでいる建築で村の復興に貢献したい」と話していました。

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