住所でA町大字B字C100番地のような場合字Cは書く必要ないですよね? 字Cは地...
2013/4/2523:40:32
住所でA町大字B字C100番地のような場合字Cは書く必要ないですよね?
字Cは地図にも載ってなかったりします(地図にもない地名を書く必要あるのか?)。
また大字B字D100番地や大字B字E100番地が存在するなら字Cは省略する訳いかないでしょうが、多分大字Bには
100番地というのはひとつしかないはずです(字Cの中にしか)。
それならA町大字B100番地で間違いなく届くはずだと思います。
補足untamaghiruさんこれ以上ないような詳しいご回答ありがとうございました。一つだけ質問させて下さい。
一村通しは小字は省略可能とのことですが、昔からの地名はなるべく残したい風習で残ってるのでしょうか?
(一村通しの小字は免許書なども省略されてる気がしますが)
仕事で宅配便の宛名を書くこと多く、できるだけ不必要は省略したいので、このような質問となりました。
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ベストアンサーに選ばれた回答
編集あり2013/4/2806:50:29
「地番」の番号の付け方に大きく二つの方式があることは気付いていらっしゃるようですが、一応説明させて頂きます。
「地番」というのは明治初期の地租改正の際、土地の所有者・形状・面積を明らかにするため一つ一つの土地に振られた番号のことで、これが長い間「住所」を示す「番地」としても機能してきました。
地番の採番方式は地域により大きく次の二つの方式に分かれます。
(なお都市部の『住居表示』実施区域では、独自ルールによる街区・住居番号が割振られており、明治以来の土地所有関係に基づく地籍番号=地番とは全く別物なのでご注意ください)
一つは「字別付番」と呼ばれるもので、大字の中の小字単位でそれぞれ1番・2番…と番号を割り当てていくものです。この場合は大字が同じでも、小字ごとに「1番」という地番がそれぞれ存在するので、「(大字)○○(字)○○1番地」と小字名もきちんと書かないと住所を識別できません。
もう一つは「一村通し」「大字通し」と呼ばれる方式で、こちらは大字単位で、小字を無視して通しの地番を振ったものです。小字を考慮して例えばこちらの小字は100番台、あちらの小字は200番台…という風に数字を見れば地区(小字)が特定できるようなルールを設けた所もありますが、いずれにせよ「一村通し(大字通し)」の場合は、一つの大字の中で特定の地番は一つしかありません。よってこの方式の場合は、住所を書くとき小字名は省略しても別に不都合はありません(書いても構いません)。
住所を書くとき小字名を省略できる(一村通し)か省略できない(字別付番)かは、個別に確認しないと分りません。どちらかの方式に偏っている県・地方というのはあるし、地番が3ケタ台後半・4ケタと数が大きい所はまず一村通しと推定できますが、断言はできません。
地図に小字名が載っているか否かで判断するのも、「地図による」としか言えません。
市販の国内地図の大半は国土地理院の地形図を下敷きにしていて、多くの場合地名も地形図に記載されているものを転記しています。しかし国土地理院が作っているのはあくまで地形図ですから、大字はともかく小字は一部しか記載していません。また小字名があっても、それが住所を書くとき必要な小字かどうかまでは分からないのです。
もっとも、市販の都市地図の最大のヘビーユーザーは住所を頼りに物を運ぶ配送業者なので、最近の地図出版社の多くはこの大得意先の利便を重視した編集を心がけています。小字名が無いと住所を特定できない字別付番の所は細かく小字名を地図に記載しますが、一村通しの場合は完全に小字名を無視しています。この種の地図では、地名数が少なくて広範囲に一地名(大字)しか記載されておらず、小字が無いように見えますが、本当はちゃんとあるのです。住所特定上は小字名は不要な情報なので一切載せないという編集方針なのでしょう。
インターネットの地図サイトも、住所を入力すると位置を特定できる検索機能がありますが、一村通しの場合は小字は無視して番地を選択する構成になっています。
複数の地図検索サービスで住所検索して大字名の次がいきなり数字(番地)だったら、一村通しと見なしてよいと思います。
地番が一村通しの地域では、現実には住所を書くとき小字名はほぼ省略されています。
小字名は、自治会名や公園名、バス停名等に残るケースもありますが、あとは不動産取引の時以外は目にしないものも多く、他所から移り住んだ新住民だと自分が住む場所の小字名を知らない例も多いようです。
小字名は省略できるケースとできないケースがあるということですね。
実際問題として郵便物等を送る場合は、相手が住所に小字名まで書いていればその通り書くのが一番です。実際にそこに住んでいたり商売したりしている場合は、手紙や荷物が届かないと支障をきたすので、小字を省略できない所は小字名も明記してあるはずです。
「多分」大字Bにはその地番は一つしかない「はず」…という不確実な場合は、取りあえず書いておくべきでしょう。一村通しの所は小字名は住所特定上は不要情報ですが、書いてあっても支障はありません。しかし字別の場合だと、勝手に小字名を省略すると郵便物等が届かない虞れもあるので、どちらにせよ書いておくのが無難です。
【追記】
小字は積極的意図があって残しているというよりは、不動産登記簿や権利証に載る公的なものなので、役所としては特別な機会がない限り簡単に手をつけられないのだと思います。
「特別な機会」とは具体的には住居表示ですが、小字名を住所に書いていた所(字別)では「(字)○○」が「○○町」等という形で小字地名が残る事例が多いのに対し、一村通しは小字名に親しみがないので大字名だけ残り「○○1丁目‐×‐×」の大ぶりな町名表示になることが多い(小字名は消滅)のです。「ナントカが丘」式の伝統に基づかない新町名になることも多々ありますが。
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