突然ですが、私、みるおかは、小学生の頃、日本に生息する鳥の名前、蝶の名前、カブト・クワガタの名前、動物の名前、地元の電車の駅の名前、全部言えました。
名前どころか、生態や詳細な生息地まで言えそうな勢いでした。
気持ち悪っ!!!
って声が聞こえてきそうですけど。
いやでも、そういうヤツいたじゃん。
まぁ親兄弟もドン引きしてましたけどね。
今は全く覚えてないですが…。 (いやでもクワガタはイケるか…)
というのも、私はなかなかの教育ママに育てらたんですよ。
小学校入学祝いが、昆虫、動物、鳥、恐竜の図鑑セットだったんで。
誕生日ごとに図鑑は増え、小学校卒業までに20冊はありました…。
ゲームをよこせゲームを。
結局、小学生の頃は、従兄弟のゲームボーイでポケモンをやったのが唯一の思い出です。
反動で今はポケモンオタクに…
…そんなこんなで、中学生になり、お年玉でPSを買うまでは(自費…)、暇な時は家や図書館でひたすら図鑑を読んでいる子供だったのです。
とは言っても、図鑑一冊は何百ページ、出てくる生き物は何百何千種類でございます。
よくこんなに覚えたなと。
この記憶力がずっと発揮できていれば、大学受験も、院試も、資格試験も、もっと楽にクリアできたろうに… 。
今だって、仕事で覚えなきゃいけないこともいっぱいあるし…。
という時に、Twitter等でも絡みのあるshun君がこんな記事を更新していました。
まぁ優秀な坊やだこと!
アウトプットねー…
子供の頃に発揮した驚異的な記憶力って、なんかヒントないのかな?
今回は、僕の気持ちの悪いエピソードを振り返りながら、
”大人の効率的な学習方法”を考えてみたいと思います!
なぜ子供の頃に驚異的な記憶力を発揮できたか
【①『おかあさーん!見てー!アオスジアゲハのオス捕まえたよ!』】
私が昆虫採集の成果を親に報告した時のセリフです。
珍しい、という程ではないですが、都会に住んでいた私にとっては、あまり見かけないアゲハチョウの仲間です。
親は
”またなんか捕まえた…”
くらいにしか思ってなかったでしょうが、子供の私にとってはレアガチャ引いたようなもんですからね。
そもそも、なぜ私は虫の名前を全部言えたのか。
うーん…言えた…虫の名前を全部『言えた』のか。
つまり…
− 図鑑をみて、おっ!と思ったことを誰かに報告してみる。
『知ってるー?ミノムシのメスって羽が無いんだよー!(※)』
(※)ミノガの成虫は、雄は通常の蛾と同じ形態になりますが、雌は蓑から出ず、足と羽が退化した形態になります。雌のフェロモンを頼りに雄が飛行し、繁殖活動が行われます。
− その辺で見つけた虫の名前を当ててみる。
『あっ!えっと、あれは…ウマオイだ!(※)』
(※)キリギリスの一種
こういうことを繰り返していたと。
図鑑を初めて読んだ時は知らないことばかりだったなー。
そういえば、大人になって資格の勉強なんてしてると、
”わからない単語ばっかやんけ…”
と一歩引いちゃうんですよね。
でも、当時は知らないことを覚えることが刺激的で、嬉しくて、誰かに言いたくて仕方なかったことを思い出した。
この、”記憶したことを言葉にする”ということが一つのキーワードなのかなー。
【②『おばあちゃーん!見てー!小田急線の駅の名前全部書いたよー!』】
生き物以外に僕が興味を持っていたのが電車。
特に、親の持っていた”JR時刻表”を見るのが好きでした。
暗い子供だって?
大丈夫。今もネクラですよ^^
そんな私がチャレンジしたのが、小田急線(東京〜神奈川にあります)の駅を全部覚えて、画用紙に描いてみる、という行動。
分岐も、駅の順番も、そのままに…。
間違えた場合、また覚えて描き直しです(狂気)。
”書く”というのも1つのキーワード?
でも、これは大人になってからもずっとやってるんだよなー。
高校のテストも、大学のテストも、TOEICの英単語も…
ひたすら書く!書く!書く!
英単語を書く!書く!書く!
という勉強方法でした。ただ、これがとにかく苦行。
書く、というアウトプットにも、もう少し良い方法はないんかな?
【③解釈して描(書)き直すというアウトプット】
よくよく考え直すと、昆虫や、動物、駅の名前を描く、あるいは書くことについて、ただただ図鑑や時刻表を模写してたんじゃないんだよなー。
昆虫であれば、自分の好きな昆虫を、好きな色で、好きな風景でお絵描きをして…。
他にも、自分の好きな間取り、15LDK(エレベーター付)とかを画用紙に描いて、親に、
『今の家狭い!この家に住みたい!』
とせがんだりとかね。親不孝!
これは、単語帳に書いてある英単語と和訳を、そのまま何十回も書き続けるような作業とは思考が違いますな。
図鑑等から得られた知識を、自分なりに解釈して、その知識の使い方を好きにアレンジして描き直してたことに気づきました。
この方法を学習に活用すれば、良い結果が得られるのかな。
まとめ:アウトプットに焦点を当てたインプット
自分の幼少期を思い返してたら、”効率的な学習方法”というインプットに焦点を当てた記事を書いてたつもりだったのに、いつのまにかアウトプットに関する記事になってしもーた。
まぁ、インプットもアウトプットも紙一重か…。
①『おかあさーん!見てー!アオスジアゲハのオス捕まえたよ!』
これは、”言う”というアウトプット。
得た知識を言葉にする、というプロセスで記憶レベルを確実なものにしてる。
【大人の活用法】
覚えた単語、用語を言葉に発して覚える。
知人に頼んで、問題を出して口頭で答える。
英語フレーズを暗唱する。
などでしょうか。
②『おばあちゃーん!見てー!小田急線の駅の名前全部書いたよー!』
これは、”書く(描く)”というアウトプット。
知識を”視覚化”することで脳に再度叩きこむ、という二重のインプットでもあるのかなー?
記憶したことを、書けるか確認することで、記憶の抜けを補完することもできます。
【大人の活用法】
用語を書いて覚える。等がこれに当たりますね。
でも、これは昔からやっている方法だなー。
特に工夫もない…
③解釈して描き直す
これもう、インプットの要素ほぼ消えてるけど。
記憶した知識を、正しく解釈し、その知識の使い方をアレンジして形にする、という行動です。
ここで、冒頭に転載したshun君の記事の内容につながった!
つながった…んだよなぁ…?
おじさんは理解力が低下しつつあって自信がないけど…。
【活用法】
覚えた英単語を用いて、自分で文章を作ってみる。
参考書や過去問を参考に、必要なことを自分でまとめてノートにしてみる。
文章をフローチャートや絵として簡略化して書いてみる。
などでしょうか。
あー、よく考えれば、中高時代に周りにいた『勉強できる奴』がやっていたことかもしれない。
え、お前だけなんかノートのテイスト違くね?みたいなヤツいたもんな。
幼少期の経験から振り返ると、キモいくらい発揮されていた記憶力の根本は、アウトプットの連続だったってことなんでしょうかね。
こう見ると、ドラッカーさんが言ってた”アウトプットを意識した勉強”に収束してしまった。
インプットのみを続けてるのではなく、アウトプットを意識して勉強するということが大事なんすかねー。
幼少時代の純粋な知識欲、好奇心は、自然とこのプロセスに辿り着いていたようです。
賢いぞ!ガキのみるおか!
そして、なぜそれを大人まで持続できなかった…
精進やで!
みるおか