勝って喜ぶ井岡一翔=エディオンアリーナ大阪第1競技場(撮影・松永渉平)【拡大】
「正直言って全然違う。体の状態はかなりいい」と効果を実感。中学1年時にボクシングを始めてからは過食することもない。「そのときは楽しくても後でしんどくなるのが分かっているので」と今では自分に厳しい生活が当たり前になっている。
220という常人離れした心拍数も昨年4月からキープし、過剰な運動負荷にも耐えられる屈強な肉体は健在。おじで元世界2階級王者の弘樹氏(46)が「今までで一番いい」と認める状態で結果を出した。
「これからも僕にしかできないボクシングを見せたい。みなさん、ハッピーニューイヤー!」
3階級制覇を達成した2015年を華麗に締め、リング上で新年を祝った。陣営は他団体との統一戦やプロ転向後唯一敗れたアムナト(タイ)との再戦を視野に入れる。因縁の相手に完全決着をつけ、井岡はさらなる高みを目指す。 (芦田航)