トップページ文化・エンタメニュース一覧津波に耐えた一本松で初日の出 福島・南相馬
ニュース詳細

津波に耐えた一本松で初日の出 福島・南相馬
1月1日 11時08分

津波に耐えた一本松で初日の出 福島・南相馬
k10010358311_201601011213_201601011216.mp4
福島県南相馬市では、震災の津波に耐え、被災地の希望の象徴になっている「かしまの一本松」に、地元の人たちが訪れて、初日の出を拝みました。
福島県南相馬市鹿島区の海岸に立つ「かしまの一本松」は、岩手県陸前高田市の一本松と並んで、震災の津波に耐えた「奇跡の一本松」として、被災地の希望の象徴になっています。
この一本松は、樹齢およそ200年、高さが25メートルのクロマツで、津波で傷ついた幹には薬が至る所に塗られています。去年の夏ごろから葉の枯れ具合が一気に進み、地元では、このまま枯れてしまうのではないかと心配されています。
それでも、りんとして立ち続ける一本松の姿を見ようと、日の出の30分前になると次々に人が訪れ、午前7時ごろに赤く照らされた雲の上から光がさすと、訪れた人たちは静かに手を合わせたり、写真に収めたりしていました。
浪江町から南相馬市に避難している70代の男性は「このまま立ち続けて頑張ってもらいたいです。ことしはよい年でありますようにと、ただただ願うほかありません」と話していました。

関連ニュース

このページの先頭へ