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 ポスティングシステム(入札制度)を利用して、大リーグ入りを目指す広島の前田健太投手(27)のドジャース入りが決定的となった。複数の米メディアが31日(日本時間1月1日)、「前田がドジャースと合意した」と伝えた。前田は、昨年12月初めにポスティングを申請。譲渡金の額は上限の2千万ドル(約24億円)に設定したとみられ、大リーグ全30球団に通知していた。

 大阪府出身の前田は、2006年秋の高校生ドラフト1巡目で大阪・PL学園から広島に入団。10年に最多勝、最優秀防御率、最多奪三振のタイトルを獲得し、沢村賞を受賞。今季は15勝8敗、防御率2・09で最多勝と自身2度目の沢村賞に輝いた。通算成績は97勝67敗、防御率2・39。

 ドジャースは、ロサンゼルスに本拠を置くナショナル・リーグ西地区の強豪チームで、野茂英雄、石井一久、斎藤隆、黒田博樹(現広島)ら日本選手が所属していた。