洋画は「字幕か? 吹き替えか?」論争に終止符。映画批評家が回答 | 日刊SPA!
昨年、日テレ月曜深夜の「月曜から夜ふかし」でも、この件が放送されましたが、それ以前の数年前からメディアでたまーに取り上げるようになりましたね。
一応、私も見ることは見るのですが、いつも思うのですよ、
何故、健常者だけで勝手に決めて結論するの?と。
こういう記事は結局健常者視点で、それらを必要とする者の声を取り上げていない、むしろ各障害者の存在さえをいなかったことにし、差別を誘導しているとしか思えないのですよね。
字幕か?吹き替えか?なんて不毛な争いですよ。
字幕は、ろう者、難聴者、中途失聴者、音声は苦手だけど文章や字幕なら理解できる学習障害者、逆に吹き替えは視覚障害者や文章や字幕は苦手だけど音声なら理解できる学習障害者にとっては、どちらも必要で絶対に無くしてはいけないものなのです。
あなた達メディアが一方的な健常者視点で「字幕はいらない、吹き替えだ!」という記事やニュースやバラエティで取り上げてから、洋画やディズニー映画は日本語字幕が減り、私達が嘆いていることを知っていますか?
その報道を見た健常者達が字幕や字幕ユーザーをバッシングしたり、馬鹿にしたり、ヘイトを撒き散らすツイートやコメントが増えたのを知ってますか?
何度も言いますが私達は字幕が付かなければ作品の内容を、楽しむスタートラインにさえ立てないのですよ。
報道が一方的に障害者を断罪し、障害者差別を先導や誘導するのはいけないこと、というのも今の日本のメディア関係者には理解できないのでしょうか?
この件で週刊SPA!のメルアド、日刊SPA!の問い合わせフォームからも抗議を送りましたが、お返事がまったくないので扶桑社の各メルアドにも同様の内容を先程メールしました。
各メディアに各障害者が当たり前のように雇用されていれば、こんな一方的な記事が平気に流されることもなかっただろうし私達が泣くこともなかったと思うと本当に悔しいのです。
日本は障害者権利条約批准国となったのですから、各メディアもそろそろ各障害者の記者やジャーナリスト養成を行ってほしいです。