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【芸能・社会】

今年はもっとKinKiに会える 20周年!!ドームの約束

2016年1月1日 紙面から

 人気デュオKinKi Kidsが31日、東京都文京区の東京ドームで年またぎコンサートを開いた。東京ドームでの年またぎは7年連続17回目。大阪で開催した2008年を含めると、これで年またぎコンサートは18年連続となる。今年夏からはCDデビュー20周年イヤーに突入。2016年、2人はファンへの感謝を胸に、キンキらしく自然体でメモリアルイヤーを駆け抜ける。

 12月31日と1月1日の年またぎコンサートで、東京ドームでの連続公演年数は18年連続、同所での単独アーティストによる公演数は52回に到達し、いずれも自らが持っていた記録を更新した。コンサートには、ダンサー、ブラスバンド、弦楽器、アクロバットなどキンキのコンサートでは過去最多となる200人以上が出演。昨年11月に発売した最新シングル「夢を見れば傷つくこともある」で幕を開け、デビュー曲「硝子の少年」や「スワンソング」などアンコール含め26曲を披露した。

 キンキ名物の約40分の長い長いMCでは、光一のドSぶり、剛のとぼけた味わいがさく裂。ファンや自分の年齢を自虐を交えていじったり、気取らないグダグダの雑談で笑いを誘い、関西人らしく「しゃべり」でも楽しませた。

 アンコールでは3年ぶりに気球に乗り、客席上空を浮遊しながら熱唱。光一は20周年イヤーに触れ「約束します!。KinKi Kidsの活動も例年になく多くしたいと考えています」と宣言し、約5万5000人から歓喜の声が上がった。

◆20年「気付けば短かった」

 「芸能界に入った当時は30代になってもKinKi Kidsとしてアイドルをやっているって想像できなかった。先輩の背中を見て、ただただ進んできて、気付けば、もう20年。とてもうれしいことでもあり、不思議な感じです」。KinKi Kids堂本剛(36)は20周年イヤーを迎える心境を、こう語った。

 KinKi Kidsが「硝子の少年」でデビューしたのは1997年7月21日。丸19年を迎える今年7月21日からメモリアルイヤーに突入する。

 ジャニーズ初のデュオであり、「関ジャニ∞」や「ジャニーズWEST」など関西系グループの先駆者でもあるKinKi Kids。堂本光一(37)は「SHOCK」など舞台に1年の半分近くを費やし、剛はソロで音楽の専門性を高めるなど個々での活動にも力を入れてきた。ジャニーズの中でも独特の存在感を放つ2人は、20周年イヤーだからといって自分たちのスタイルを崩すつもりはないようだ。

 堂本光一は「20年、まあ、気付けば短かったかな、と思います」とクールに振り返り、「10周年の時もそうだったんですけど、みなさんに『おめでとう』と言っていただけるので、ぼくらは感謝を伝えていくべきだと思っています」と淡々と語った。

 剛も「ジャニーさん(ジャニー喜多川社長)にいただいたスタイルを20周年だろうが続けていく。その中で、ファンのみなさんにお会いできる機会を増やして、ぼくらとファンの間にある『愛』が、より良い未来につながるような時間と場所を考えたいな」と自然体で20周年を受け止めている。

 光一は剛のことを「最良の仕事のパートナー」と言い切る。冷たく聞こえるかもしれないが、尊重しあい、尊敬しあっている成熟した関係性がみてとれる。剛は「ぼくが光一くんの一番の理解者でありたいし、最後まで彼への愛をあきらめずに生きていきたい」と話した。

 昨年は近藤真彦の35周年、V6の20周年とお祝い続きだったが、個性派のKinKi Kidsは自分たちならではのやり方で節目を迎えようとしている。

◆ファンの皆さん安心して下さい 剛「結婚しませんよ」

 昨年はTOKIO国分太一(41)の結婚というおめでたい話があったが、剛は自身の結婚の可能性について「安心してください。しませんよ」と、今年ブレークした「とにかく明るい安村」のギャグにひっかけて、否定した。ただし、結婚願望がないわけではない。「ゆくゆくは結婚したい。素の自分を愛してくれる人が出てくれば…。(ジャニーズ事務所で)結婚される方が増えてきたので、いい感じで“イチ抜け”したい。それには、光一くん以上の理解者を探さなければいけないので、ゆる〜く待っててください」と冗談めかして結婚観を語った。

◆紅白にも出たい!?

 1998〜99年から毎年、年またぎコンサートを行ってきたKinKi Kids。そのため、光GENJIのバックを務めたジャニーズJr.時代や特別ゲストを除き、NHK「紅白歌合戦」に一度も出場したことがない。20周年イヤーの今年は初出場のチャンス!? 剛は「親が喜ぶと思いますので、世の中の人に求められて、そうなるとうれしいですね」と控えめに意欲を見せた。一方、光一は「ぼくらは(大みそかは)ずっと東京ドームでやってきたし、あまり自分からどうこうしたいってタイプじゃないので」と淡々としていた。

 

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