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世界のビール消費量 29年連続で増加
12月27日 15時06分

世界のビール消費量 29年連続で増加
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去年の世界のビールの消費量は、最大のビール市場である中国で政府による倹約の呼びかけなどの影響から消費量が減りましたが、アフリカなどで増え、全体としては29年連続で増加したという調査結果がまとまりました。
この調査は大手飲料メーカー「キリン」が毎年行っていて、今回は世界171の国と地域で、現地の業界団体へのアンケート調査などを基にビールの消費量をまとめました。
それによりますと、去年世界で消費されたビールは、東京ドームをジョッキに見立てるとおよそ152杯分に当たる1億8906万キロリットルで、前の年より0.4%増えました。これはアフリカや中南米で消費量が増えたことなどによるもので、増加は29年連続になります。
市場ごとに見ますと、最大のビール市場の中国はおよそ4485万キロリットルで、2位のアメリカに2倍近い差をつけて12年連続のトップとなりましたが、前の年からは3.1%減りました。これは現地の天候の要因もありますが、中国政府が公的部門を中心に呼びかける倹約も大きく影響したとみられるということです。
一方、日本は発泡酒と第3のビールを含めた消費量が1.5%減って、およそ540万キロリットルで10年連続の減少となり、前年と同じ7位でした。
調査したキリンでは「ことしは中国や、第3位の市場・ブラジルで経済が減速しており、世界のビール市場の成長は足踏みする可能性がある」と話しています。

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