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台湾総統選で候補者討論会 中国政策で論戦
12月27日 20時51分

台湾総統選で候補者討論会 中国政策で論戦
来月16日に投票が行われる台湾総統選挙に向けて、候補者による1回目のテレビ討論会が行われ、最大の争点である対中国政策を巡って激しい論戦が交わされました。
台湾の総統選挙には、与党・国民党の朱立倫候補、最大野党・民進党の蔡英文候補、野党・親民党の宋楚瑜候補の3人が立候補していて、来月16日に投票が行われます。3人の候補者は27日、1回目のテレビ討論会に臨みました。
この中で、最大の争点である対中国政策について、国民党の朱候補は「蔡候補の政策はすべてあいまいだ。民進党が党の綱領に『独立』を掲げていることが、台湾のすべての人たちの最大の心配だ」と述べ、政権が交代したら中台関係が不安定になると訴えました。
これに対して、世論調査で優勢が伝えられている民進党の蔡候補は、中国との経済交流の重要性を認める一方で、今の国民党政権は中国に依存し過ぎたと批判し、「共通点を求めて相違点を残し、しっかりと対話の席につけば、どのようなことでも話し合える」と強調し、関係の安定を目指す姿勢をアピールしました。
苦戦が続く国民党は、蔡候補の対中国政策に批判を強めていて、今後、論戦がさらに激しくなる見通しです。

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