トップページ政治ニュース一覧夏の参院選 「選挙権18歳以上」「合区」導入
ニュース詳細

夏の参院選 「選挙権18歳以上」「合区」導入
1月1日 5時58分

夏の参院選 「選挙権18歳以上」「合区」導入
k10010358021_201601010618_201601010619.mp4
ことしは夏に参議院選挙が行われ、選挙権が得られる年齢が70年ぶりに引き下げられて18歳以上となるほか、隣接する2つの選挙区を1つにする、いわゆる「合区」も初めて導入されます。与野党各党は、若者への支持拡大に向けた取り組みに力を入れるなど、参議院選挙の準備を急ぐ方針です。
ことし夏に行われる参議院選挙は、公職選挙法の改正により選挙権が得られる年齢が引き下げられ、現在の「20歳以上」から「18歳以上」になります。選挙権年齢の引き下げは70年ぶりで、18歳と19歳のおよそ240万人が新たに有権者に加わる見通しです。
また、1票の格差を是正するため選挙区の定数を「10増10減」するのに伴い、鳥取県と島根県、徳島県と高知県をそれぞれ1つの選挙区にする、いわゆる「合区」が初めて導入されます。
参議院選挙に向けて、与党側は、経済の活性化や、子育て・介護の支援など「一億総活躍社会」の実現に向けた取り組みを、着実に進めたいとしています。これに対し、野党側は、去年成立した安全保障関連法や、消費税の軽減税率の問題点を追及することにしているほか、市民団体などとも連携しながら、定員が1人の「1人区」で候補者の1本化を目指す動きも出ています。
さらに、与野党とも「18歳選挙権」の導入を見据えて、雇用や教育といった若者に身近な政策の充実や、SNS=ソーシャル・ネットワーキング・サービスを活用した情報発信など、若者への支持拡大に向けた取り組みに力を入れ、参議院選挙の準備を急ぐ方針です。
一方、4月には、町村・前衆議院議長が、去年、死去したことに伴う、衆議院北海道5区の補欠選挙が行われます。
このほか、熊本、鹿児島、新潟、富山、岡山、栃木の6県で知事選挙が行われ、アメリカ軍普天間基地の移設問題を抱える沖縄県では、普天間基地がある宜野湾市の市長選挙や、県議会議員選挙も予定されています。

関連ニュース

k10010358021000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ