2015年振り返り企画の第二弾として、少年向けライトノベルのベスト20を選んでいこうと思います!
第一弾の少女小説15選はこちらから
2014年版はこちらから
前年同様、シリーズ全体ではなく1冊だけの満足度で20作品を選んでみたいと思います(*^ー^*)o
1.とある飛空士への誓約9
【犬村小六著/小学館ガガガ文庫】
当ブログ的2015年最高の1作です。
「とある飛空士への追憶」から始まった、恋と空戦の物語のグランドフィナーレ。
シビアな展開が続いた「誓約」シリーズでしたが、クライマックスである8巻・9巻の素晴らしさはどれだけ言葉を尽くしても足りないほど。
全てを読み終わった後は、充実感と達成感に満たされて本当に幸せな気持ちになりました。
2.ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンⅦ
【宇野朴人著/電撃文庫】
怠惰をモットーとする少年軍人の半生を描くファンタジー戦記。
新章がスタートした最新8巻も良かったのですが、読者を阿鼻叫喚の渦に叩き込んだ7巻をとにかく押したい。
戦記モノとして常に高い満足を与えてくれるシリーズですが、7巻は少年と少女の恋の物語としても本当に素晴らしかったのです・・・・・・本当に・・・・・・。
今年はアニメ化が決定されたことでも話題になりました。放送開始が楽しみです。
「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン7」感想記事はこちらから
3.落第騎士の英雄譚9
【海空りく著/GA文庫】
ついに「約束」が果たされる七星剣舞祭編の完結巻。
もうほんとに呼吸を忘れるくらい夢中で読んでしまいました。
熱すぎる戦いはシリーズの集大成といえるものでしたし、一輝とステラのバカップルは至高と改めて確認することもできました。
アニメの出来が良すぎて超興奮したのも良い思い出。七星剣舞祭編の2期をずっと待ってます。
4.サクラ×サク04 滅愛セレナーデ
【十文字青著/集英社ダッシュエックス文庫】
国のために戦い続ける孤高の姫君と、姫のためなら死ねる系コミュ障軍人が活躍するファンタジー戦記。
次第に明らかになる世界観も魅力なのですが、サクラ姫のために必死に頑張る主人公ハイジの煩悩な苦悩が楽しすぎるシリーズです。
主従の純愛モノが読みたい方にオススメ。4巻ほんとオススメ。
5.黒鋼の魔紋修復士〈ヒエラ・グラフィコス〉13
【嬉野秋彦著/ファミ通文庫】
身体中に刻む魔紋を操る神巫と、その魔紋を修復する少年が活躍する剣と魔法の本格ファンタジー完結巻。
国家間の策謀が飛び交う読み応えのある世界観が魅力で、物語が進むほどに面白くなるシリーズでした。
伏線回収とどんでん返しが鮮やかすぎる終盤の展開は本当にお見事。
「ラブロマンス?どこが?」と疑っていた私をぶん殴るかのような糖度急上昇にはニヤニヤが止まりませんでしたw
6.灰と幻想のグリムガル level.7 彼方の虹
【十文字青著/オーバーラップ文庫】
名前しか持たずに異世界グリムガルに放り込まれた少年少女の「等身大」の冒険を描いたファンタジー。
地道にコツコツ、という言葉がこれほど相応しい作品があるでしょうか。
何をやるにも手探りで、そんなに簡単に強くなれるわけもなく、不甲斐ない自分に挫けそうになっても、必死に前へと進もうとする主人公たち。ひたすらに泥臭いけれど、痛いほどに青春を描き抜く物語です。
7巻はこれまでの軌跡を感じさせ、仲間の絆とそれぞれの成長を噛みしめるような内容でした。本当に最高。
1月から放送スタートとなるアニメがとても楽しみです。
7.東京レイヴンズ14 EMPEROR.ADVENT
【あざの耕平著/富士見ファンタジア文庫】
やっぱりあざの耕平は最高だ!!と思い知った陰陽ファンタジーの最新刊。
この白熱する群像劇こそ真骨頂ですよね。もうほんと大好き。
最新刊では大どんでん返しともいえる衝撃の真実が発覚し、唖然となったのは私だけではないはず。
次巻以降の展開に目が離せないです。そして始まる再読祭り。
「東京レイヴンズ14 EMPEROR.ADVENT」感想記事はこちらから
8.薬屋のひとりごと4
【日向夏著/ヒーロー文庫】
薬毒マニアな変人女官・猫猫が、後宮で起こる様々な事件を解決する中華風ミステリー。
少しずつ解き明かされる謎の数々が、終盤で一気に伏線として回収されていく手法はとにかく鮮やか。
そしてその手法は1巻あたりの話ではなく、シリーズ全体に及んでいたのだと分かるのが第4巻なのです。
猫猫にあしらわれる不憫な青年・壬氏の恋の行方も気になる本作。新刊がとても待ち遠しいシリーズです。
9.筺底のエルピス2 夏の終わり
【オキシタケヒコ著/小学館ガガガ文庫】
人を殺戮に駆り立てる「鬼」を退治する青年・百刈圭の戦いを描く伝奇SFファンタジー。
作り込まれた設定はとても複雑なものなのに、それを感じさせない読みやすさがオススメなポイント。ストーリーそのものも分かりやすく面白いので、あっという間に物語世界に浸れてしまえます。
1巻ですら「これは凄いSFラノベがきた!」と震えていたのに、それを悠々と超えてきた2巻の完成度たるや・・・・・・。
10.六花の勇者6
【山形石雄著/集英社ダッシュエックス文庫】
アニメ1期で1巻をあますところなく描ききったことが記憶に新しい、ミステリ風ファンタジーの最新刊。
これを読んでからアニメを見返すと乾いた笑いがこみ上げてくるかもしれません。
切なくて苦しくて早く何とかして!と思わずにいられない重すぎる展開に潰れそうです。私が。私の胃が。
11.エイルン・ラストコード 〜架空世界より戦場へ〜3
【東龍乃助著/MF文庫J】
今一番期待している熱いロボットライトノベルシリーズの最新第3巻。
今年のこのラノ新作部門で1位を獲った作品ですね。
アニメの世界から現れた青年軍人エイルンが、謎の生命体の襲撃に遭い絶望的な戦いを強いられる少女を救う物語なのですが、カタルシスへの誘い方が抜群に上手いのです。苦しい展開の果てに迎える爽快なラストに毎巻胸が高鳴ります。
特に3巻は個人的に待ちに待った展開がきて燃え上がりました・・・・・・!
「エイルン・ラストコード 〜架空世界より戦場へ〜3」感想記事はこちらから
12.我がヒーローのための絶対悪〈アルケマルス〉
【大泉貴著/小学館ガガガ文庫】
悪の怪人と正義のヒーローとの戦いを、怪人側から描くピカレスクロマン。
主人公は怪人達を束ねる悪の結社の総帥であり、彼が戦うのは「正義」を振るう最愛の幼なじみなのです。
何も知らない彼女のために、彼女との闘争の道を選んだ主人公の想いに切なくなります。
緊張感あるバトルが繰り広げられるダークヒーローものとして、特撮好きにもオススメの作品です。
13.やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11
【渡航著/小学館ガガガ文庫】
このラノで殿堂入りを果たした青春ラブコメシリーズの、クライマックスに向けて加速し始めた11巻。
変わりつつある奉仕部の関係性に緊張が高まります。本当にバクバクと心臓が痛いくらい高まっています。
この物語のゴールも見えてきたのかな。それを考えると、寂しいような待ち遠しいようなソワソワとした気持ちになってしまいます。
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。11」感想記事はこちらから
14.異世界迷宮の最深部を目指そう3
【割内タリサ著/オーバーラップ文庫】
既刊は5巻まで出ている作品ですが、第一部が完結した3巻をチョイス。
異世界に召喚された少年カナミが元の世界に帰るために迷宮の最深部を目指す物語です。
ジャンル的にはいわゆるチーレムにあたるのに、ヒロインはヤンデレ揃いだしカナミの運命は過酷すぎるしで、血の気が引いて同情してしまうレベル。
特にこの3巻が酷いです。悪夢。
15.エスケヱプ・スピヰド/異譚集
【九岡望著/電撃文庫】
本編後日談を含めた短編集なのですが、「エスケに出会えて本当に良かったなぁ」としみじみ思える良い1冊でした。
激動の本編があったからこそ、のほほんと穏やかで、ちょっとだけ寂しさの混じる空気に涙がこみあげるというか。エスケが好きすぎて胸が痛いです・・・・・・。
ちなみに途中で出てくる見開き挿絵は神。
16.青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない
【鴨志田一著/電撃文庫】
思春期症候群という謎の現象をめぐる、SF(すこし不思議)青春小説第5弾。
主人公兄妹の秘密がわかり、伏線が色々と回収される1冊でした。おるすばん妹の物語が切なすぎる。
毎巻完成度の高い青春小説として楽しんでいるので、そろそろアニメ化が決まって欲しいシリーズです。
「青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない」感想記事はこちらから
17.二度めの夏、二度と会えない君
【赤城大空著/小学館ガガガ文庫】
開始50頁でぼろっぼろに泣かされた青春小説。
「伝えてはいけない気持ち」があることを知ってしまった少年が送る二回目の夏の物語です。
「今しかない」ことを心から理解して送る青春をここまで丁寧に描かれたら、そりゃ心も抉られますよね。
やり直しのチャンスがもらえるってこんなに苦しいものなのかと堪らない気持ちにさせられました。
18.廃駅の天使 -廃線上のアリス2nd-
【マサト真希著/ぽにきゃんBOOKS】
「廃線上のアリス」の続編ですが、どちらも単巻モノとして楽しめる作品です。
互いに暗い過去を抱える少年と少女が、雪の中の廃駅で出会い、過去に向き合っていく物語。
物語を彩る冬景色が美しく、傷ついた恋の描き方もしっとりと心に沁み入るよう。
とても素敵なラブストーリーで、読後感の爽やかさは前作よりも好みでした。
19.下読み男子と投稿女子 〜優しい空が見た、内気な海の話。
【野村美月著/ファミ通文庫】
ライトノベル新人賞の下読みをする男子高校生と、新人賞への投稿を続ける女子高生が主人公の青春ラブストーリー。
もどかしくて瑞々しい恋愛小説としても素晴らしいのですが、創作物に対する愛情の在り方を問いかけるような内容が印象的な作品でもありました。
最近、小説を面白く感じることができないなぁ、と思ったときにこそ読み返したい。きっと自分に欠けたものを思い出せるはずなので。
「下読み男子と投稿女子 優しい空が見た、内気な海の話。」感想記事はこちらから
20.文句の付けようがないラブコメ3
【鈴木大輔著/集英社ダッシュエックス文庫】
仕掛けが面白い作品なので、前情報なしに1巻を読んでほしいシリーズ。残酷な運命に振り回される1組の夫婦の物語です。
既刊5巻まで出ていますが、3巻の壮絶さがインパクト強すぎて・・・・・・。まぁ4巻・5巻も涙目になるような物語ではあるのですが。
以上、2015年のお気に入りライトノベル20作品を紹介しました。
少年向けラノベはひたすら読みあさったこともあって、良い作品に出会いすぎて選ぶのがとても大変でした。
結局、巻数が多くなってシリーズに愛着のある作品ばかり選んでしまいましたが、期待の新作もたくさんあるんですよねぇ。
そちらについてはいずれ別の機会に紹介したいと思っています。
今年のブログ更新はこれでラスト。
皆さま、良いお年をお迎えくださいね(^^)/
来年も当ブログをよろしくお願いします!

