30日、マレーシアの華人系最大政党・マレーシア華人協会の張天賜氏は記者会見し、マレーシア人元慰安婦に対する日本政府の謝罪を求め、マレーシア政府に交渉開始を訴えると表明した。写真は米ニュージャージー州パリセイズ・パークに建てられた慰安婦の碑。

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2015年12月30日、マレーシアの華人系最大政党・マレーシア華人協会(MCA)公共サービス兼訴訟部主任の張天賜(ジャン・ティエンツー)氏はクアラルンプールで記者会見し、マレーシア人元慰安婦に対する日本政府の謝罪を求め、マレーシア政府に交渉開始を訴えると表明した。東方網が伝えた。

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張氏は日本政府に対し、第二次世界大戦中にマレーシア人慰安婦を蹂躙(じゅうりん)した罪を認め、謝罪するよう日本政府に要求するとしている。

マレーシアでは1993年、65歳の女性が「16歳の時、旧日本軍に連れ去られ慰安婦にされた。何度も命を絶とうと思ったが、両親の気持ちを考え思いとどまった」と名乗り出ていた。

張氏によると、マレーシアにはこのほか3人の元慰安婦女性が存在するという。張氏は「これまでに日本の民間団体が女性たちに聞き取り調査をしたが、日本政府関係者には事実関係を否定された」と話している。(翻訳・編集/大宮)