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【芸能・社会】三代目JSB 2年連続レコ大 最優秀新人はこぶしファクトリー2015年12月31日 紙面から
「第57回輝く!日本レコード大賞」(日本作曲家協会など主催)の最終選考会が30日、東京都渋谷区の新国立劇場で開かれ、10組の優秀作品賞の中から7人組ダンス&ボーカルグループ「三代目J Soul Brothers(JSB)」が、「Unfair World」で2年連続の大賞を受賞した。最優秀新人賞には、アイドル集団「ハロー!プロジェクト」所属の8人組新人グループ「こぶしファクトリー」が選ばれた。 V2への重圧から解放された瞬間、ボーカルの登坂広臣(28)はフーッと息を吐いた。デビュー5周年の記念イヤーは輝かしい記録のオンパレード。まさに2015年の音楽界の“顔”として、23冠で締めくくった。 昨年の大賞曲「R.Y.U.S.E.I.」は「シンクロランニングマン」と呼ばれる振り付けが話題を呼び、今年に入ってもブームは続いた。1月に発売したアルバム「PLANET SEVEN」がロングヒットとなり、100万枚のセールスを突破した。 さらに、今年は初の単独ドームツアーを開催し、120万人の観客を動員。2013年に史上初となる通算4度目のレコード大賞を受賞した兄貴分・EXILEの背中を追うように、名実ともに日本の音楽シーンを代表するアーティストに成長した。 前年と比べて検索数が急上昇した人物や商品、作品などに贈られる「Yahoo!検索大賞」をはじめ、数々の音楽賞を受賞。23個目の勲章となるレコ大の記念盾を手にしたリーダーのNAOTO(32)は「2015年はデビュー当時からの夢をたくさんかなえさせていただいたので、最高の締めくくりになりました」と満足げに語った。 大賞受賞曲の「Unfair World」は、篠原涼子主演の映画「アンフェア the end」の主題歌に起用されたバラード。28万枚のセールスを記録し、映画も興収28億円を突破するヒットとなった。 バラード曲の大賞受賞は、先輩EXILEの「Ti Amo」以来7年ぶり。涙をこらえながら歌った今市隆二(29)は「もともと自分たちの武器でもあるミディアムバラードなので、勝負できてよかった」と胸を張った。 来春には、三代目JSBに密着した初のドキュメンタリー映画「Born in the EXILE」が公開される。新曲「Share The Love」の振り付け“シェアハピダンス”も新たなブームを呼んでおり、快進撃はまだまだ続きそうだ。登坂は「今(2年連続の大賞を)いただいたことに責任感を感じています。喜びに浸ることなく、さらに精進していきたい」と引き締めた。 <三代目J Soul Brothers> 2010年に結成が発表され、EXILEのNAOTOとNAOKI(小林直己)が兼任メンバーとしてリーダーに就任。オーディションで選ばれた登坂広臣と今市隆二がボーカリスト、「劇団EXILE」のELLYと山下健二郎に加え、当時大学生だった岩田剛典がパフォーマーとして加入。同年11月、シングル「Best Friend’s Girl」でデビュー。12年に紅白歌合戦に初出場し「花火」を披露した。昨年は「R.Y.U.S.E.I.」で日本レコード大賞を初受賞。 ◆こぶしファクトリー涙の新人賞「アイドル界の横綱」を目指す新進気鋭の8人組が大金星を挙げた。花岡なつみ、lol、安田レイとともに名を連ねた新人賞の4組から、「こぶしファクトリー」が最優秀新人賞の名前を呼ばれた瞬間、8人は両手で顔を覆い、涙を流しながら喜びを分かち合った。小川麗奈(15)は「とても緊張しましたが、8人で心をひとつに頑張ろうと決めていたのですごくうれしいです」と感無量の様子。リーダーの広瀬彩海(16)も「一生に一度しかないチャンスをつかめてうれしい。感謝の気持ちでいっぱいです」と誇らしげに記念盾を掲げた。 ハロプロ研究生から選ばれた平均年齢15歳の8人組。今年1月2日に結成が発表され、2月25日にグループ名が決定。元Berryz工房のキャプテン、清水佐紀(24)が名付けたグループ名には日本原産の花、辛夷(コブシ)のように優美でありながら、にぎりこぶしのような力強さを兼ね備えたグループになるようにとの思いが込められている。 ステージで披露したデビュー曲「ドスコイ!ケンキョにダイタン」は、相撲がテーマ。土俵入りの寄せ太鼓のようなイントロに始まり、「ドスコイ」の掛け声に合わせて四股(しこ)を踏むような振り付け、サビ部分の“こぶし”の効いた歌い方など、アイドルの常識を覆すユニークなパフォーマンスで会場を盛り上げた。 ◆つんく♂ パソコン使い会話クミコ(61)に提供した楽曲「うまれてきてくれて ありがとう」で作曲賞を受賞した音楽プロデューサー、つんく♂(47)が、「シャ乱Q」としてパフォーマンスして以来、8年ぶりにレコ大に登場した。 昨年10月に声帯を摘出し、声を発することが困難なため、パソコンに文字を打ち込む形で司会者と会話。長女を寝かせるために作った子守歌から生まれた楽曲について「(当時)2歳の子どもにも、こういう歌は響くんだと思いました」と振り返った。 ◆サザン桑田「前立腺に優しく」「葡萄」で最優秀アルバム賞を獲得したサザンオールスターズの桑田佳祐(59)が、VTRで喜びを語った。来年2月26日に還暦を迎える桑田は「来年の予定は今のところ、着々と考えております。前立腺に優しい音楽、おしっこのキレもさわやかな音楽活動にまい進してまいります」と語った。関係者によると現在は新曲をレコーディング中。2016年はどんな話題を提供するのか期待がかかる。 ◆TUBE ステージが真夏に4人組バンド「TUBE」は、デビュー30周年記念アルバム「Your TUBE+My TUBE」が優秀アルバム賞に選ばれた。 夏が代名詞のバンドが、記念イヤーに初めてレコード大賞のステージに立ち、デビュー記念日翌日の6月2日に発売したシングル曲「SUMMER TIME」を披露。四季メドレーの企画コーナーにも出演したボーカルの前田亘輝(50)は「季節感がアウェーです」と苦笑していた。 前田は年明けに声帯のう胞(ほう)の除去手術を行う。 PR情報
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