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【格闘技】田中恒成 肉食べて減量成功 5大世界戦前日計量2015年12月31日 紙面から
ボクシング大みそか5大世界戦の前日計量、調印式が30日、試合が行われる名古屋、東京、大阪でそれぞれ行われた。WBO世界ミニマム級タイトル戦(愛知県体育館、中日スポーツ後援)で初防衛に臨む田中恒成(20)=畑中=は、過酷な減量を大好物の肉で乗り越え、引き締まった肉体を披露。東京ではV11戦となるWBAスーパーフェザー級スーパー王者内山高志(36)=ワタナベ=が、勝って米国進出に意欲を語った。大阪ではWBA世界フライ級王者の井岡一翔(26)=井岡=が相手陣営と口論になり、記者会見が中止になった。 筋肉を誇示するように田中が両拳を握ってガッツポーズをつくる。「しっかりいい調整をしてこられた。ぜひKOさせてもらいたい」と挑戦者をリングにはわせる覚悟だ。 体が大きくなりつつあることを自他ともに認める。28日の予備検診でも日本人最速で世界王座を獲得した5月の試合前に比べ、胸囲は4・5センチアップの81・5センチと進化を実証済みだ。 その分、きつさの増した減量は大好物で乗り切った。1カ月半あった減量期間の終盤は1日1食。野菜ミックス、茶わん半分の白米でしのいだ。そして50グラムを切る薄切り豚肩ロースの焼き肉は外せない必勝メシ。「肉が好きなんで、焼き肉のたれをかけて食べます。『我慢できてないメシ』ですかね。リミットに合わせられればいいんでしょ」と以前話していた。過酷な減量でも自己流を貫いた。 今回初めて、畑中清詞会長(48)の文(あや)夫人から手作りサムゲタン「アヤゲタン」を差し入れられた。サムゲタンといえば、井上尚弥が試合前に食べる父真吾トレーナー特製の「シンゴタン」が有名。意識したのか定かではないが、田中にとって減量を乗り切る力になったはずだ。 前夜に井上が2回TKOで初防衛、八重樫東は3階級制覇を果たした。「他の日本人王者はみんなすごいですし、それに比べて俺はまだまだ。俺は俺でベストファイトをしたい」。先輩世界王者の激闘は関係ない。100%を出し切って1年を締めくくる。 (永井響太) ◆挑戦者は臨機応変作戦サルダールは臨機応変に戦う作戦を明かした。KO、判定にこだわらず「状況に応じた戦い方、パンチを打って勝ちたい。勝てる自信がある」と意気込んだ。相変わらず日本の寒さに慣れていないようで、上下ジャージーの田中に対してダウンジャケットとニット帽で姿を見せた。「フィンランドでアマの試合をやったので、寒さには慣れています」と問題ないことを強調した。 PR情報
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