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 ロシア南部のダゲスタン共和国で29日夜、銃撃事件があり、国境警備隊員1人が死亡、住民ら11人が負傷した。イスラム過激派の動向を調査している米機関「SITE」によると、過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行を認めたという。ロシアメディアによると、声明が事実ならISがロシア国内で襲撃事件を起こすのは初めて。

 ロシアは9月末からシリア領内でISに対して空爆を実施している。10月にはエジプトでロシアの旅客機が墜落。ISが犯行声明を出し、ロシア当局も爆発物によるテロだと断定した。(ウラジオストク=中川仁樹)