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ドバイのシンボル、超高層ビルで火災 高さ330メートル…甚大な被害に「まるでタイタニック号」
【カイロ支局】ロイター通信によると、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで21日未明(日本時間同日午前)、高さ約330メートル、79階建ての超高層マンションで火災が発生した。上層階で延焼が広がり、焼けた窓ガラスや建材などがビルから周囲の路上に落下。マンション住民を含め、周辺地帯に住む数千人が避難する事態に発展した。
犠牲者や負傷者がいるかどうかは不明。火は低層階まで燃え広がり、15階部分がほぼ全焼したとの情報もある。
米CNNテレビ(電子版)によると、火災があったのは、住居用マンションとしては最も高いビル「ザ・トーチ」。2011年に建設され、約700戸の住居のほか、店舗なども併設されている。経済成長が著しいUAEで、高層ビルが立ち並ぶドバイのシンボルとなっている。
地元メディアは甚大な火災の被害に、「(豪華客船の)タイタニック号が沈没するようだ」との地元住民の証言を伝えている。