2015年12月21日 17時39分58秒

マリノスが新横浜に完全移転、練習場の縦割り行政を横浜市は超えられるか。

テーマ:スポーツ
くさまです。

アメフト出身なので、サッカーのイケメンチックな世界は正直嫌い(嫉妬)だったのですが、議員になってから、サッカーの世界とつながるファクターとしての大きな価値とその深さに気づきました。


横浜にもFマリノス、横浜FCなどのJリーグのチームと、日産スタジアム、ニッパツ三ツ沢球技場というサッカーで主に用いる施設があり、これら施設には皆さんの税金から予算もいただいています。

昨日は日産スタジアムでFIFAクラブワールドカップが開催されましたが、日産スタジアム(横浜国際競技場)は、世界に誇れるスタジアムの1つです。Fマリノスさんはこの日産スタジアムを試合の本拠に、そして練習は、みなとみらいのマリノスタウンでしていましたが、この1月にマリノスタウンから新横浜に完全移転します



本社も練習場もマリノスタウンから移転するということで、国内屈指の施設から、水害時には遊水地になる場所への移動となります。


ここから。


ここに。

これによって、マリノスとしては、年間の運営費はかなり削減されるようですが、中村俊輔選手や中澤選手のように、「マリノスタウンの施設があったから(体のケアも含めて)今までできた」という選手や、大物外国人選手などのモチベーションがかなり気になるところです。施設なんて関係ない!と言ってくださっていますが、普通に考えて、プロとして施設の在り方は大きな課題でしょう。だからと言って、横浜市の税金を施設整備にどんと使えないところが、大都市ヨコハマの難しさで、これが規模が小さい自治体だったり、他にプロスポーツチームがない自治体だったら、街の命運をかけて施設整備するでしょう。Fマリノスの施設を整備したら、ほかのスポーツはどうなるか、公平性を常に求めなくてはならないところが非常につらいところで、僕よりもっとサッカー、マリノス好きな議員や職員の皆さんも悩んでいるところでしょう。

なので、お金をかけずに何ができるかと言えば、運営面での効率性です。マリノスタウンは株式会社横浜マリノスが自主的に運用し、自由に使えていましたが、小机フィールドは、ネーミングライツだけ日産で、環境創造局、その外郭団体の緑の協会、市民局、その関係団体の横浜市体育協会など、関係部署が多岐にわたる運営をしています。考えるだけで柔軟な運用ができるのか疑問です。ここはかなり気合を入れてやっていかなければなりません。

僕らはFマリノスというプロスポーツチームに残念ながら税金は投入できませんが、だからこそ、縦割り行政の弊害を絶対にFマリノスに持ち込んではならないと思います。むしろ、逆に、縦割りの限界を超えた取り組みで、今まで以上のFマリノスと新横浜の一体感を出せるように、行政には求めて行きたいと思います。



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