世界のテロ犠牲者8割増、3万2727人
アメリカ国務省は19日、2014年の世界におけるテロ活動の犠牲者が、前年に比べ、8割増加したと発表しました。
「2014年、世界におけるテロ攻撃の件数は35%増加し、死者は81%増加しました」(アメリカ国務省 ケイドナウテロ対策担当大使)
アメリカ国務省は19日発表のテロ活動に関する年次報告書で、さらに、去年100人以上の死者を出したテロは20件と、前年の2件から大きく増えたことを明らかにしています。こうしたテロ活動は95か国で起きたものの、死者のうち8割近くは、イラク、シリア、アフガニスタン、パキスタン、ナイジェリアの5か国に集中しています。
国務省は死者増加の背景について、「イラクとシリアで前代未聞の支配地域の拡大を果たした過激派組織『イスラム国』が大きな要因だ」と指摘。中でも、去年6月にイスラム教スンニ派の過激思想を持つ「イスラム国」がイラク・モスルの刑務所を襲撃した際に、対立するシーア派の服役囚670人を殺害した行為について、「2001年9月のアメリカ同時多発テロ以降、最多の死者を出した」とし、警戒感を強調しています。(20日09:06)