生字幕放送でお伝えします
もう、そろそろことしも終わりやな。
あ、大みそかの夜といえば…。
こたつに、みかん。
そして、何より年越しそば。
それからみんなで見るテレビは…。
「紅白歌合戦」!大みそかの夜恒例の「NHK紅白歌合戦」。
過去65回の「紅白」で歌われた曲はおよそ3000曲に上る。
その魅力をデータの力で4分半に凝縮した究極のメドレー作りに挑戦。
「紅白」第1回は昭和26年1月3日。
お正月のラジオ番組としてスタートしました。
第4回からは、大みそかに定着。
その年のヒット曲をみんなで楽しむ場になりました。
皆さんも「紅白」のあの歌はよかったという一曲、ありませんか?日本人はどんな歌にひきつけられてきたのか。
データ分析の専門家の力を借りて「紅白」で歌われた3000曲すべてを分析。
49万もの、ことばを詳細に調べ上げた。
さらに私たちの心をつかんだメロディーの特徴も時代ごとに探ったぞ。
そして、ついにデータをもとに「紅白」の歴史を振り返る紅白メドレーが完成。
果たしてどんな歌が生まれたのか。
データを切り口に日本の今を探る番組。
今夜も生放送です。
テーマは「紅白歌合戦」。
ゲストの皆さん、どうぞよろしくお願いします。
まず、皆さんの「紅白」の思い出を伺っていきたいんですけど山口さんは。
やっぱり北島三郎さん。
もう、北島三郎さんが「紅白」の一番の僕は印象ですかね。
そして、「かえろかな」とか「まつり」もそうですけど必ず紙吹雪がぶわーって舞うあの紙吹雪の量ですね。
そのあとどうしてるんだろうっていう。
現場を見たことないんで。
あれ、最大60kg降らしたそうです。
一個一個、とても軽い紙なので量は相当なものになる。
口に入ることもあるでしょうし。
続いて長澤まさみさん。
(長澤まさみのものまねで)よろしくお願いします。
福田さんは?
私は歌もそうなんですけど昨年とおととしに綾瀬はるかさんと吉高由里子さんが司会を務めていらっしゃったのでやはり、司会の方にも注目はしてますね。
ことしも綾瀬さん、やられるので。
おととしに、綾瀬さんが一番、最初に言ったひと言が…。
(綾瀬はるかのものまねで)NHKホールが生きてますね。
って言ったんですよ。
そこから見入っちゃって。
でも、本当に注目させていただいております。
そして、伊集院さんよろしくお願いします。
僕はね、10代の後半ぐらいから仕事始めちゃってあんまり大みそか、ゆっくり家でこたつでっていうのはあんまりないんですよ。
ある年、長渕剛さんが歌をやめないっていう回覚えてます?延々と歌ってやめないとき。
俺、年越しイベントの楽屋で長渕が大変なことになってるぞって見ろ、見ろっていって。
舞台出なきゃいけないのに見てた思い出があります。
なんか、異様な空気が。
中継のときですよね。
ベルリンからの。
恐らくもっとコンパクトに歌う予定だったのに延々と歌うみたいな。
ああいうのもなんかドキドキするしワクワクもする。
スタッフの方とかは大変なんでしょうけど。
きょうも僕らもドキドキさせましょうか。
やりましょう。
延々とこれ、しゃべり続けましょう…。
もう一人いるんです。
データのことならなんでも知ってるデータキング。
なんじゃ?
キングは「紅白」見てますか?
キングはの、子どものころにキングのお父さんが石川さゆりさんの大ファンでな。
もう石川さゆりさんが歌うときは全員、正座させられとったんじゃ。
これが女性のかがみじゃとかおやじは言っておった。
キングなのにおやじっていうんだ。
それって本当に「紅白歌合戦」ってよし、この人の曲を聴こうって改めて家族全員がテレビに向かってなんか、一生懸命その曲を聴くっていう流さないっていうか。
そういうイメージですね。
誰かしら世代的に好きな人がいるようになってるからね。
かぶりつくというイメージがありますね。
テレビをご覧の皆さんもぜひ「紅白歌合戦」の思い出ゲストの皆さんへの質問をお寄せいただきたいと思います。
画面の右下で表示していきます。
メールは「データなび」のウェブサイトからツイッターのハッシュタグは#datanhkです。
どんどんお寄せください。
今回、データで作る究極の「紅白」メドレープロジェクトというのを行いました。
これまでの過去の「紅白」の歴史を振り返ってその時代っぽい歌を番組で作ってしまおうと。
歌で見ていこうと思います。
まずはこれまで歌われた3000曲のデータを徹底分析しました。
日本の戦後70年と歩調を合わせて「紅白歌合戦」はその歴史を刻んできた。
1963年には視聴率81.4%を記録。
一年の締めくくりに家族でこの番組を見ることが国民的行事とまでいわれた。
1980年代にはアイドル全盛時代に突入。
衣装の豪華さが話題をさらった年もある。
「紅白」で歌われる歌はその年のヒット曲を中心に毎年およそ40曲から50曲。
過去65回で3093曲に及ぶ。
すべての歌詞とメロディーのデータを分析してみた。
まず歌詞の分析をお願いしたのは文字データの統計分析のスペシャリスト。
独自に開発したソフトウエア「KHCoder」で分析する。
例えば…。
♪〜という一節では「信じる」「必ず」「愛」「勝つ」など意味を持つ、ことばに注目して「こと」や「さ」などは省く。
3093曲の歌詞は分析の結果およそ49万のことばから成り立っていた。
ではここで伊集院さんに問題じゃ。
その49万のことばのうち最もよく登場する、ことば第5位から「愛」「恋」「涙」「心」ときてトップは…。
歴代トップは「夢」。
3093曲の中で925曲に登場しておる。
その夢を最も多く歌っているのは…。
細川たかしです。
ことしで39回目の出場となる細川たかしさんじゃ。
♪「北の酒場通りには」あの名曲にも「夢」がある。
「紅白」で歌った13曲の歌詞に「夢」が含まれている。
さらに番組では年代で区切ってどんなことばがよく使われているかを樋口准教授に分析してもらった。
それが、こちら。
全年代の中で、その年代に特に多く出現している、ことばトレンドワードだ。
経済が急成長し人々が希望を胸に突き進んでいた60年代。
この時代は「恋」「夜」「娘」などが上位に。
豊かさの中で人々の感情が自由に花開いた70年代。
「恋」「女」「涙」などが目につく。
この分析結果について音楽界を長年、支えてきた作詞家で評論家の湯川れい子さんは…。
女性たちが、より自由に気持ちを歌うようになった80年代。
初めて出たのが「心」。
バブル経済とその余韻が残る90年代は…。
「夢」という、ことばが特に多く出現する年代だった。
21世紀を迎えた2000年代。
世紀の変わり目には「今」「空」「風」など3つの新しい、ことばが一気に入った。
2010年代には、なんと5つとも新しい、ことばになった。
2011年の震災は歌をも大きく変えていた。
改めて各年代のトレンドワードを見てみよう。
時代を象徴しているように見えますか?
「紅白」で歌われた歌詞を抽出して分析したんですけれども伊集院光さんどうご覧になりました?
2010年代の激変はすごいですよね。
全く違うランキングになりましたもんね。
人の名付けとかも結構、時代時代によって違ったりするじゃないですか。
そういうのでいうとこれも反映してるのかもしれませんね。
そのときの時代に前向きに生きたりとか悲しさを乗り越えるとか大きなことがあったときに毎回名付けも似てるんですよね。
はやりの名前とかもね。
福田さんもほとんど歌えましたね。
ほとんど歌えますけど今すぐカラオケに行きたいです。
このことばはご覧になってどうですか?
自分がカラオケで歌わせていただく曲はやっぱ2010年代の「手」とか「あした」とか「自分」って歌詞が入っているのが多いなっていうイメージがすごくありますね。
逆に50年代を見るとやっぱり、うちのおやじたちおふくろたちってあんな曲かなって感じがするもんね。
2位の「ああ」って…。
すごいイメージありますよね。
歌う前に「ああ」とかそっから歌い出しみたいな。
「AH」って伸ばす棒のやつは別のカウントされるのかな。
コンピューターの分析はね。
キング、この歌詞のデータさらに詳しく見ていくと一緒に使われることばも分かるらしいですね。
「男」といえば「女」「山」といえば「海」など歌詞に一緒に出てきやすい歌があるじゃろう。
では、福田君。
「女」と一緒に使われていることば1950年代と60年代は「黒髪」や「弱い」これが多かったんじゃな。
そして、80年代や90年代になると「ほれる」や「男」じゃが福田君そんなイメージあるかのう?
そういうイメージがあるんですかね。
あんまりぴんとこないんですけど。
ここで問題じゃ。
2000年代になると「女」と一緒に使われることばとして「強い」ということばがある。
そして、もう一つあるのじゃがなんだと思う?
「女」で「強い」…。
「猫」?
飛ばしたね、ずいぶん。
正解は「年上」じゃ。
女性が歌ってるのかな?
強い女、年上の女など女性がたくましくなっている時代なのかもしれんのう。
一方、気になる男性はというと…。
1990年代以降男の一人称のことば「僕」が急上昇しておる。
2000年代に入ると特に伸びておるがその象徴が、この曲じゃ。
男と女の歌詞について調べている音楽アナリストによると…。
J−POPの台頭とともに「僕」が歌詞に急増した。
さらに2000年代以降はAKB48など女性が「僕」を歌うとヒットする傾向もある。
伊集院さんはどうでしょう。
男性の一人称「僕」が増えてるような実感はありますか?
たぶん、男のすごい強かった時代から「俺」っつったのが「僕」っていうのに変わったことと湯川れい子さんの評論と合わせるとちょっと興味深いのが昔は男の作詞家が勝手に女性像を歌っていたんだけれどももしかしたら女性のシンガーソングライターが求める男像っていうかマッチョな男ではなくてわりと「僕」というような男を求めて歌に乗せてるかなって…。
演歌で「僕」ってあんまり言わないですもんね。
「俺の」って感じですもんね。
音楽のジャンルもあるもんね。
僕ら、ちょうど骨太のロックがはやった時代だったので「俺」っていう歌詞多かったですけど。
ニューミュージックとかは「僕」とかですけど、ロックは「俺」っていう。
ついてこいぜ、僕にとはいわない。
トレンドワードが分かったところでいよいよ歌詞とメロディー作りに挑みます。
時代のトレンドワードを使ってデータの力で曲を作る。
このプロジェクトのために協力してもらったのが数理工学のスペシャリストの2人。
このシステムでまずは作詞を始めてみた。
ここには「紅白」3000曲すべての歌詞が組み込んである。
歌詞にしたい、ことば。
例えば「夢」と「愛」を入力するとそのことばを含んだフレーズを自動で作ることができる。
ことばを入れただけでそのことばと、つながる確率が最も高いことばを割り出しているのだ。
例えば50年代、60年代のトレンドワードはこちら。
このシステムを使うと…。
「花咲くあの娘はいつまでも」などとデータで作った歌詞が出来上がる。
次に作曲だ。
このシステムでは日本語の抑揚をメロディーに反映させている。
ここに時代を表すようなリズムやメロディーのパターンなどを組み込む。
すると自動的に曲を作ってくれるのだ。
では、先ほどできたばかりの歌詞にメロディーをつけてみよう。
♪「花咲くあの娘は」♪「いつまでも」♪「月のあの夜は」♪「いつまでも」続いて70年代のトレンドワードを使って…。
♪「恋は忘れるわ」♪「待ちますかと二人」♪「あなたのように涙を愛す」♪「涙忘れればよ」80年代も…。
♪「あなたの心の夢」♪「あなたの涙の愛は」♪「二人の夢の愛」データで作る紅白メドレー。
歌詞と基本的メロディーが決まってきた。
トレンドワードから歌詞が出て、メロディーまでできました。
伊集院さん、率直にどうですか。
ところどころいいところ、ぐっとくるフレーズありますよね。
80年代の「恋の胸に抱かれ」とかよくないですか。
恋の胸に抱かれる感じが。
実は、これ最終的に出来上がったものを山口さんと福田さんに歌ってレコーディングしていただいてるんです。
だから、今このフレーズを聴いたときによみがえってきて…。
できた過程は初めてご覧になった。
作った過程初めて見てるんですよね。
このコンピューターがそれを割り出せるというのがもともと人間が作ったものじゃないですか。
人間対コンピューターみたいな感じですよ。
どっちがいいメロディー作るどっちがいい歌詞作るみたいな。
でも、「花咲くあの娘は」からいきなり意味が全くないですからね。
音楽がものすごい懐メロっぽくて。
つぼを押さえるとなんとなくな曲になるね。
伊集院君。
山口君や福田君に比べて伊集院君に歌うというイメージがあんまりないんじゃがわしのもとに入っている伊集院データによるとなぜか、ブルーハーツの「TRAIN‐TRAIN」だけ歌うそうじゃのう。
歌うのが恥ずかしいんだけどカラオケに行くとき。
でも、すごい酔っ払うと歌うらしいけどそのとき覚えてない。
聴いたことあるっていうのが「TRAIN‐TRAIN」だから酔うと歌ってるらしい。
キングになんでも聞いてください。
歌詞とメロディーができてより、その時代らしさを加えるためになんと、2人の作曲家の方々に加わっていただきました。
6つのメロディーにより時代らしさを加える。
この課題に取り組むのはヒット曲のアレンジを知り尽くした音楽家たち。
国内外のミュージシャンの楽曲や数々のCM音楽のプロデュースを手がけ国際的に高い評価を受けている。
舞台音楽の編曲からクラシックの演奏まで幅広く活躍する音楽家だ。
2人の分析によると「紅白」が始まったころの主流はビッグバンドを駆使した生楽器。
例えば1950年代から60年代ならムード歌謡。
1970年代ならエレキギターなどロックの要素も取り込まれているという。
こちらがデータで作った70年代のアレンジ前のメロディー。
♪「恋は忘れるわ」♪「待ちますかと二人」そして生楽器のような音をアレンジしたのが、こちら♪「恋は忘れるわ」♪「待ちますかと二人」はっはー。
ぐっとそれっぽくなってきたのう。
1970年代後半から80年代になると大きな変化が訪れる。
電子楽器シンセサイザーの普及だ。
中でも注目は1983年におよそ25万円で発売されたこのシンセサイザー。
15万台以上を売り上げ異例の大ヒットとなった。
ピアノやギター、ドラム。
そして管弦楽器のような音まで一台で出すことができる夢の楽器だった。
歌謡曲でもよく使われましたよね。
データで作った、80年代のアレンジ前のメロディー。
♪「あなたの心の夢」そこにシンセサイザーなどを加えると…。
♪「あなたの心の夢」おやおや80年代のアイドルが目に浮かんできたぞ。
90年代になると打ち込みの時代に。
楽器の音をデータでパソコンに取り込んで実際に演奏しなくても音を出せるようになった。
そして今、多くの若い人たちの心をつかんでいるのはこうした曲。
音楽ソフトウエアの急速な進歩が新たなサウンドを生み出している。
例えば…。
♪「ドレミファソラシド」音程を補正するためのソフトにかけてみる。
♪「ドレミファソラシド」プロジェクトが始まって2か月。
試行錯誤を繰り返す中でその時代に人々が愛した歌詞やメロディーの姿がはっきりと見え始めた。
♪〜
「紅白The平均ソング」どんどん完成に近づいてきましたけれども。
伊集院さん、アレンジってすごいですね。
ちょっとほっとるするのはアレンジは生身の人がやるね。
あれもコンピューターがある程度は解析してやれるんだろうけどぐっと、味付けがおもしろくなる。
こう見ると本当にツイッターでもあったんですけど音で時代感って相当出てるんですね。
おっしゃってましたけど楽器も変わったっていうのとDX‐7というのはバンド世代というか自分らでもやってたりしてましたけどDX‐7持ってたらDX‐7やん!って話題になりましたけど。
それぐらいシンセサイザーの時代はすごかったですね。
福田さん、どうですか?このアレンジ。
私とぐっさんは収録をさせていただいたんですけど聴いているとなんか、ちょっと変に鼓動が早く…。
結構、緊張しましたよね。
今、すごくメロディー的にいいところをチョイスしてかけてると思うんですけどあれ、このあとフルで聴いていただきますけど非常に変なメロディーになってます。
僕はもうハードル上がってるよ。
解析した状態からアレンジですごくよくなって生歌が入ったらすごいことになんじゃねえかってハードルになってるよ。
でも聴いていただきたいですよね。
フルでね。
その時代に合わせたもちろん歌い方というのもあるわけですから。
サウンドも時代によって変わってれば歌い方っていうのもあるじゃないですか。
あと、声の雰囲気とかそういうのも時代時代で、僕ら意識してやらせていただいたんでそれが結果どうなってるかというのは皆さんに楽しんでいただきたいです。
ものまねではありませんからね。
気持ちは入れてるでしょう。
その年代風の歌い方風で。
データで作りました「紅白The平均ソング」プロジェクトの最後の僕たちが歌ったやつをご覧ください。
先週、NHKのスタジオで収録が行われた。
全国から機材を集め当時の音の再現に挑んだ。
おはようございます。
よろしくお願いします。
時代ごとに日本人がひきつけられた歌詞とメロディー。
データから作り上げたメドレー「紅白The平均ソング」。
お聴きください。
♪〜
(拍手と歓声)
完成しました!すごい!初見の伊集院さんどうでした?
俺、特に偽・秀樹自分の音楽プレイヤーに入れたいもん。
秀樹さんじゃないです。
振りも…。
この歌詞が「涙忘れればよ」ってどういうことですか。
とにかく、皆さん聴いててこっちにいきそうでいかない。
メロディーライン。
それがレコーディングぎりぎりまで僕ら、曲を聴きながら入れておかないと入らないんですよね、体に。
しかも自分の中にあるライブラリーと触れちゃうからもってかれそうになるんだよね。
コンピューターが挑戦状をたたきつけてるわけだと。
あなたたちが体に染みついてる音楽は一回忘れましょうと。
よし、じゃあ歌ったろうみたいな感じでね。
2010年代の振り付けを分析するソフトはなかったの?
あれは私のオリジナル…。
Perfumeの練習量が異常に少ないやつみたいな。
私の中でもPerfumeさんだったので途中からワイプ消えてたんで踊りがだめだったんですよ。
80年代、架空のアイドルもひどかったよね。
あれは松田聖子さんをちょっとイメージしてまばたきを…。
私の勝手な。
「オールスター水泳大会」の会場にいないやつの歌の感じだよね。
丸囲みの中で歌ってるっていう。
お二人が本当にお上手だからそんなに違和感なく聴けちゃいました。
最初の懐メロのやつなんかそのまんまの感じだったよね。
雰囲気もそれっぽく歌うしだいですしこれ何が悲しいかっていうたらうわー、気持ち悪いって言ってたのにこの収録終わってからずっと口ずさんでるんですよね。
収録、終わってからも次の日がひどかったです。
これ違ったよな、みたいな。
俺も歌ってたらそれ知ってる!って。
うそつけって。
もう、今、すごくツイッターでも好評いただいてまして格好いいとか。
お二人の歌のおかげでここまできました。
なんと、番組のホームページでお二人の歌を聴いていただけます。
ぜひ、皆さん聴いて。
気持ち悪い気分になってください。
なんとカラオケバージョンもあるんですよ。
本物だ!完全に覚えてる。
カラオケバージョンが音源のダウンロードができますのでぜひ、これ皆さん動画サイトである歌ってみたとか上げていただければスタッフ一同感涙します。
伊集院さん、どの年代がお気に入りでしたか?
あのさ、俺の中でさ目の前で本物が歌ってるって言っていいのか分からない。
何をもって本物かが分からない。
そして、この2000年代雰囲気のあるね…。
2人組が浮かびました。
ちょっとかわいい男の人の声。
完全にギターケース前に置いてますからね。
ぜひ、皆さん聴いていただきたいと思います。
ことばのトレンドワードなんかも出てますんで。
キング、これどうですか?お二人のこん身のメドレー作品。
すばらしかったのう。
心に響いたのう。
すばらしかったしこっち、スタッフ爆笑じゃ。
ここで、メドレーもいいのじゃがことしの歌を探るこんなデータもあるぞ。
これは、その年に配信された曲の中でカラオケで最もよく歌われた曲じゃ。
2013年は「恋するフォーチュンクッキー」。
そして、2014年は「LetItGo〜ありのままで〜」。
では、山口君、ことしカラオケで最も歌われた曲はなんだと思う?
ことし、なんだろう…。
僕、ことしがこれやと思ってたからEXILEの…。
正解は、これじゃ。
♪「特別なスープを」♪「あなたにあげる」♪「あったかいんだからぁ♪」
そうなんじゃな。
ことし前半にブレークしたお笑い芸人であのフレーズが若い世代だけではなく家族でカラオケを楽しむファミリー層にも浸透したようじゃな。
なんかおもしろい傾向だね。
たぶんアーティストの歌のほうはちょっと個人の好みがばらばらに分かれてる中でそんな中で、流行語に近いようなお笑いのフレーズはみんながどの年齢も歌えるっていうか触れるっていうかそれでなんじゃないかな。
すごいミュージシャンの方が歌われてたりもしましたもんね。
話題になりましたよね。
そこに抵抗がないんだろうね。
自分の推してるミュージシャンはこの人だからこの人の歌ばっか歌うって人でもクマムシは歌ってみたいなと。
そう考えると時代でこの歌っていうのがあるのはさっきおっしゃってましたけど小室さんとかすごいことでしたね。
全然、なんの違和感もなくそうそう、あの年代こういう歌かかってたっていうのにイコール、それが小室さんの曲だったりする2000年代ぐらいはすごいね。
ここ何年でその色はついてるんですかね。
今の年を何年かあとに振り返ったときに2015年ってこんな色だったよねっていうのがあるのかなって。
過去…濃いじゃないですか50年、60年、80年とかって。
これから、どういうふうになっていくのかな。
すごい深いと思うのはシンセサイザーが入ってきた時代ってゴダイゴさんが出てくる。
それがあの時代だっていうけど俺たちゴダイゴさん最初、見たときぶったまげたから。
とんでもないものだって。
時代の象徴っていうよりはなんか、新しいものがどかんって現れた感じがしたんで俺たちが今、そうやってびっくりしてるものも過ぎて、引いた目線で見るとあんな時代っていわれると…。
それこそ、ランキングで「つけまつげ」とか入るじゃないですか。
きゃりーぱみゅぱみゅさんの…。
はっとするようなのが出てくるんだろうね。
すごく踊ってますかね。
今の時代ね。
グループとかが多いかもしれないですね。
キング、今まで65年の歌振り返ってきたんですけどこれから、未来の歌も予測できるようになるんですか?
さすがにのう、歌までは予測はできないんじゃが2020年代の歌詞のトレンドワードなら予想できるぞ。
今回、協力していただいたのは亜細亜大学の堀玄教授じゃな。
教授は年代ごとにあることばの登場頻度やほかのことばとのつながりの特徴などを200のパターンに分類したんじゃな。
そして、2000年代のトレンドワードと2010年代のトレンドワードの傾向を比べ2020年代にくるパターンを推測した。
すると、2020年代の「紅白歌合戦」でトレンドワードになりそうなことばはこれじゃ!「僕ら」「場所」「すべて」となるんじゃな。
今から先取りしてこれ組み込んで作っていくと売れるかも。
「僕らはすべてこの場所で」って。
つながりそうですよね、これはね。
僕ね、場所っていうのがまた。
抽象的ですね。
これが震災後に急に変わったりする。
それが予測できないことで変わるのかもしれないし。
それは平和的な出来事も含めてみんながびっくりすることが起これば変わるかもしれない。
手前みそで申し訳ないですけどくずっていうユニットをやってたんですけど「全てが僕の力になる!」っていう曲があってオリコン1位になった。
「すべて」と「僕」入ってますから♪「すべては僕らの場所になる」って歌ったら…。
もうツイートでも平均ソングについてご好評いただいていますね。
ぜひ、皆さんも歌ってみていただきたいです。
歌えるようになると気持ちいいですよね。
最初、メロディーラインがこうきたかってここで下がるんだっていうのがすごいあるからそこが歌えるようになるとしっかりいけたっていう達成感が。
収録の日って楽屋が隣同士だったんで俺が歌って、ぴって消したら福田ちゃんのところでまた聴こえてくるんですよ。
隣同士でがんがんかけながら練習してあれ?あれ?って言いながら。
聴いてくださる方よりよかったと。
データで予測といえばキング、年末年始の混雑情報が気になるんですが。
では駅ごとに年末年始の混雑予想を見ていくぞ。
赤い点は、ふだんの2倍以上混みそうな駅を示しておるんじゃ。
真っ赤なところが多かったり黄色が多かったりするのう。
12月31日の大みそか、22時のデータじゃ。
あちこちに赤や黄色の点があるじゃろ。
そのほとんどがカウントダウンのイベントなんじゃな。
例えば、真っ赤なところこの東京ドーム。
これはのうジャニーズのアイドル嵐などが総出演してのカウントダウンライブがあるわけじゃの。
さらに時間を進めると初詣の参拝客が多い神社などが赤くなる。
年が明けた午前2時。
こんな時間になっても混雑する駅があるんじゃ。
午前2時に通常の3倍の混雑になる見込みがあるのが博多駅じゃ。
これは、この近くでのう博多版「紅白歌合戦」と新年カウントダウン花火が行われているそうじゃ。
ところで、君たち。
実は午前2時になんと通常の10倍もの混雑が見込まれる駅があるんじゃ。
それはどこかというと大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンのこれの最寄りの駅じゃ。
この日は年に一度だけの終夜営業で注目が集まっているんじゃのう。
ゲストの福田さんは年越しはどのように過ごすんじゃ?
年越し、たぶん、私移動中ですね。
ちょっとロケが1日からあるので31日から移動します。
移動しながらさっきの曲を歌って。
今の、全国の9000の駅の目的地検索ができるサイトからデータを分析したものなんです。
お出かけする皆さんどうぞ、お気をつけて。
最後に、こんなのが。
平均ソング、「紅白」出る?って。
せっかく覚えたから呼んでもらえればね。
すべて1番しかないですからね。
「忘れればよ」で。
アフリカ南部のボツワナ。
2015/12/26(土) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
紅白直前!日本人が“なぜか”気持ち良くなる歌をデータで探る[字]
紅白歌合戦の過去65回で歌われた曲は約3000曲。すべての詞と曲のデータを分析して「究極の紅白メドレー」制作に挑戦。山口智充さん・福田彩乃さんが歌いあげる。
詳細情報
番組内容
まもなく恒例の紅白歌合戦。過去65回に歌われた曲は約3000曲にのぼる。番組では各年代ごとに最もよく使われる言葉を最新のデータ分析技術で抽出。また自動作曲ソフトでその言葉に最も合ったメロディーを生成して時代のアレンジを加えた。生まれたのは「究極の紅白メドレー」。山口智充さん、福田彩乃さんが歌いあげる!聞くと“なぜか”気持ち良くなってしまうというこの歌。データ分析の底知れぬパワーを体感できる!
出演者
【出演】山口智充,福田彩乃
キーワード1
紅白
キーワード2
データ
ジャンル :
音楽 – 国内ロック・ポップス
音楽 – 歌謡曲・演歌
音楽 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:4029(0x0FBD)