(2人)おはようございます。
「ルソンの壺12月号」は2015年最後の放送となりました。
今年1年間振り返っていかがですか?
(名越)はい。
僕は個人的にはいろんな事にチャレンジさせて頂きました。
よく頑張ったと思います。
さあそんな名越さんと共に2015年も「ルソンの壺」は38の企業を取材させて頂き成功のツボに迫ってまいりました。
2015年最後の放送を飾るのはこちらのテーマです。
今年ノーベル賞を受賞した大村智さん。
受賞が決まったあとこんな発言を…
まさに「失敗は成功の母」とのお言葉!…という訳で今日の「ルソンの壺」は社長たちの大失敗から成功へのカギを探る!今年取材した会社の中から「食観光ものづくり」の分野で活躍する5人の経営者がスタジオに登場!
失敗談にはビジネス成功の秘けつもたっぷり!
年末失敗談スペシャル!今を生き抜くヒントが見えてくる!
それでは今日これからその失敗談をご披露頂く経営者5人の皆さんそして壺ナビゲーターの桂吉弥さんのご登場です。
どうぞお入り下さい。
(拍手)ありがとうございます。
12月後半お忙しい中皆さんにおそろい頂きました。
本当にありがとうございます。
ではまずは今年もたくさんいろんな現場に取材に行って頂きました。
桂吉弥さん今日よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
そして今日失敗談の数々を披露頂く経営者の皆さんを紹介させて頂きます。
まずは淡路島を愛す若き5代目…お願いします。
お願いします。
麺の製造・販売を行ってらっしゃいます。
続いて…よろしくお願いします。
魚を使って寿司店や和食店を経営されています。
続いて外国人観光客誘致の先駆者…よろしくお願い致します。
マネキンなどの製造やディスプレーをされています。
よろしくお願いします。
お願いします。
そして…お願い致します。
よろしくお願いします。
小型ポンプの開発製造を続けていらっしゃいます。
どうぞ皆さん今日はよろしくお願い致します。
(一同)お願いします。
そうそうたる皆さん。
成功してるとこだけ見せといたらいいのにね皆さんが伸びてもらうためにね失敗談をあえて。
そこからのヒントも惜しみなくお話し下さるという事で。
吉弥さんも今年1年取材して…。
それぞれの方のいわゆる失敗成功の秘けつというかツボを取材させてもらったので…。
私も個人経営者でございますのでねありがたいです。
もうこっちからお金払わなあかんぐらいのもんですわね。
では吉弥さん早速まいりましょうか。
はい。
まずこちらの方でございます。
どうぞ。
この失敗談を披露してくれる方はこちらです。
淡路島で106年続く製麺会社の出雲文人社長。
うどんの価格競争に巻き込まれて赤字が続く中生パスタというヒット商品を開発した切れ者社長。
実は失敗を何度も繰り返す暴走社長という一面もあったんです。
廃業の危機で従業員は困り顔。
そうした中出雲さんはひらめいた。
「ちょっと変わった新商品で一発逆転や!」ところが…開発した新商品はうどんにプロテインを混ぜた「アスリートうどん」なる代物。
味に難ありで売れず…。
「うどんのもっちり感を伝えたい!」と袋にふくよかなおばちゃんを。
これも売れず…。
その後も思いつくままに次々と新商品を開発するもののほとんど売れなかった
なるほどプロテインね。
プロテイン気になりましたか?いやいや僕も体づくりをね学生時代にやってた時は何にでもプロテインを入れたくなるんですよ。
今ご覧頂いた商品っていうのは出したアイデアの中のほんの一部で…。
ほんの一部ですね。
それは何でそんなに…?
暴走して作ったという商品ちょっと見てみよっ!
最初のプロテインのうどんはパッケージの写真に…。
(名越)かっこええやん。
アスリートヌードルね。
自分で作ったんでやっぱおいしく感じるんですね。
…で知らん人が食べたらプロテインを生で食べてるっていうかそのままプロテインを食べてるっていうのかな。
「そんなん別々で食べるわ」って言われました。
ただこれで懲りずにそれから何回いろんな試作品である意味失敗されたんですか?発売したのは10品ぐらいですね。
これは「うず潮うどん」。
(名越)高級感ありますやん。
これは8の字巻いてこれが渦なんですね。
その下にこう鳴門のわかめがあって…で淡路島といえば鳴門の渦潮という事で売れるはずやったんですけどお土産売り場とかねいっぱい「ああ面白いな」言うて皆置いてくれたんですけど1か月後行ったら…「何でですの?」って言うたら…へえ〜。
じゃ何が…?結果分かったのは僕の脳みそがずれてるなっていうのが…。
(名越)ずれてたんや。
ずれてる。
大暴走してたんやなっていうのが。
暴走してましたか?そうそう。
(名越)相談してなかったとか…。
誰にも相談してないですね。
社内ではちょっとこう…冷たい感じでしたから。
「うわっこの人また何かやってるやん」みたいな。
それも声に出さずに何かこっそり聞こえるみたいな。
暴走して失敗した出雲社長。
彼を成功へ導いたカギは…地域の人たちとの協力!
パスタって唯一麺料理の中で唯一全ての食材を受け入れてくれるそういう麺料理なんですね。
ですので僕がただ麺作って麺を販売するだけじゃなくてその麺を中心としていろんな食材がのっかってきて関わってくるっていう事で僕は淡路島なんで淡路島のいろんな生産者さんとかそういう人たちがねいろいろ協力してもらって…。
じゃどのように地元で関わっていらっしゃるかその様子VTRでご覧頂きましょう。
こちら出雲社長が地元の農家を訪ねてらっしゃる様子なんですがパスタの麺に練り込むための具材を自ら農家まで行ってこうやって探してるんです。
(名越)見た見たこれ。
こちらバジルですね。
(名越)だってバジルとか食べてる姿見たらプロやなと思うもん。
今話聞いてたら大丈夫かなと思うけど。
更にですねその農家の皆さんはもちろんの事いろんな地元の方を招いて試食会も開催されているんですね。
ここでも皆さんのアドバイスを基にして新商品の開発に役立っていてもう今パスタの種類もだいぶ増えてらっしゃるんですよね。
(出雲)今までで40種類ですね。
分かった俺。
この社長はね麺屋やけどこんな事言ったら失礼やけど麺苦手やねんこの人。
だからいろんなうどんを作ってるうちは大失敗してん。
(名越)いろんなもんをそこへ入れて合わせる方に才能があったん違う?そんな気がものすごいした。
例えば玉川さんは社長が自分の独断でパッと突っ走っていく事に関してはどう思われますか?これはやっぱり思い込みが強すぎるお方じゃないかなと思いましたね。
これはいちずにそういう方へどんどん進んでいくっていうのは成功する場合もありますけどもやっぱり時には失敗する事もあるだろうな。
やっぱり信頼できるアドバイザーっていいますかねそういう方がそばにおって適当にこう綱を引っ張るっていう。
今はいてるんですよ。
その時はすごい冷たくてみんな何も言ってくれなかったですけど今は社内にそういうちゃんと僕を止めてくれる人たちがいっぱいいてて…。
うちのとこでもそれぞれ店長ちょっとうるさいのばっかりそろってるんですけども結果でもそれうっとうしいなと思って聞いてて「う〜ん…」と思うんですけども結果それでよくなったというのが多々あるので。
やっぱり一瞬耳に痛い言葉というのが実はいいという事なんですかね?そうですよ。
僕もね心理学の弟子がいっぱいいますけどまあほんまに耳に痛い事ばっかり師匠に言ってきますよ。
でもそれ言われてるうちが花やと思って。
僕もそうなんですよ。
どちらかというと突っ走っていく方なんですよ。
実は…。
だから危険だなと思います。
大事やと思います。
そういう人…。
では吉弥さん。
続いてはどんな失敗談でしょうか?続いても食べ物にまつわる失敗談です。
こちら。
この失敗談の社長はこちらです。
大阪府豊中市で一日400人が訪れるという回転寿司店や和食店など4店舗を経営。
主に鮮魚を扱う佐々木社長が過去に経験した大失敗。
その発端となった魚がこちらです。
お持ち頂きました。
でかいよ。
おお〜!これは…?佐々木さん。
(佐々木)はい。
未利用のお魚未利用魚というお名前で出てる…。
ふだんちょっと見慣れない魚が多いと思うんですけども僕ら漁港の方回ってなかなか手に入らないとか数が少ないので捨てられちゃってるとかいうお魚を集めた分なんですけども…。
この長いのはヤガラ。
矢みたいになってるからですね。
ヤガラいうんですか。
これでいくとヨロイイタチウオ。
もう嫌じゃないですか?もうその時点で。
「ヨロイイタチウオ1匹頼むわ」ってちょっとね。
(名越)頂きます。
頂きますよ。
きれいな白ですね。
結構淡泊は淡泊なんです。
(名越)全然臭みもないし。
おいしいですよ。
これ全然駄目やったんですか?
スタジオでも評判のいい…
オリジナル紙芝居で…。
はい。
はい。
「もともと板前として腕を鳴らした佐々木社長。
一匹一匹調理法を研究し味も値段も自信満々!未利用魚のお寿司が完成しました。
ところがいざ回転寿司で流してみると全く売れずに大失敗。
それもそのはずお客さんは『一体何の魚?ほんまにおいしいの?』という反応。
味も分からずなじみもない魚をわざわざ食べようとする人は極めて少なかった」という事なんです。
回転寿司やから「これはこうなんですああなんです」って安心させれないですもんね。
いきなりイタチ…とかこう来たら「う〜ん?」みたいな。
失敗を成功に変えたツボ。
それは…!従業員に任せるという事だった!
結局お客さんの運んだりとか注文聞いたりするのはうちの従業員だったんですね。
その信頼関係の中で上手に説明してこのおいしさを伝えてってもらったらちょっとずつ食べ始めて…。
食べ始めてくれるとリピートが効いてきて…。
その従業員の皆さんにどのように活躍してもらっているのかVTRこちらご覧頂きましょう。
佐々木社長の店では接客を担当する従業員が開店前にその日の未利用魚をチェック。
試食をして自ら魚の味を知ったりどんな食べ方がお勧めか客への説明のしかたを考えてもらったりしているのです。
ようこそいらっしゃいませ。
あれやね人から人へですね。
味がよかったらいいんじゃなくて信頼してる人から勧められるからとそこが抜けてたという事ですか?そうですね。
それがあると多分味も3倍ぐらいおいしくなってるかもしれないですね。
だから従業員の力を信じるという事ですね。
これ追加情報なんですけども佐々木社長のところでは従業員さんの…そうですね。
別にわざとっていう訳でもないんですけども。
全員が社長ふうの動きをしてもらうのが目的なので…。
もうちょっと熱いもの出したらいいのにとかもうちょっと冷たいもの出せるのにっていうその1秒2秒の差が結構変わってくると思うんです。
現場その場の判断に任せるという事なんですかね?自主性でもって動き出すとマニュアルで縛るよりはそっちの方がよりいいものとなってくると思うんです。
だからレシピもね決めなあかんと思うんですけども勝手にやらせてそういう人にやってもらうと自然とちょうどええ感じになってくるんですよ。
うちもマニュアルあってないようなもんなんですけれどもやっぱりその現場現場での時々のやっぱり自主判断ですよね。
その時自分らがどう動くっていうのを判断してお客様にどう喜んでもらうかってその考え方が重要じゃないかなっていうのは…。
その時その時に対応できるというのはやっぱりすばらしい事やと思うんですね。
ただその人の持ってる技量というのが非常に試されるところと思いますね。
ほんでまた学ばんとしょうがないよね。
次々新しい魚がやって来て新しい食べ方があんねんからそんなんマニュアル増やしていったらこんなんなってかえってややこしい。
では吉弥さん。
続いてはどんな失敗談でしょうか?はい。
この度の失敗はこちら!大阪市西成区でホテルを6軒経営されている山田純範会長。
高度経済成長に沸いた時期は簡易宿泊所を経営。
しかしバブル崩壊後客だった多くの労働者が仕事を失い次第に利用されなくなって経営危機に。
失敗談は労働者に代わる新しい顧客を探し当てて西成に再び活気を取り戻そうと考えた時の出来事です。
山田会長が目をつけたのはバックパッカーと呼ばれる外国人観光客。
宿泊料金の安さや交通の便のよさに引かれ町に集まり始めていたのです。
山田さんは宿泊所の大幅な改装に着手。
畳の部屋をフローリングにしたり客同士の情報交換の場を設けたり。
客足は順調に伸び始めました。
そこで山田さんは「今度は町で一丸となって外国人観光客を誘致したい」と考えました。
声をかけたのは地元の商店街。
簡単な外国語のメニュー作りや看板の設置を勧め「一緒に外国人を呼び込もう!」と呼びかけました。
ところが…。
山田さんにとってはまさかの展開!一体どうして…?分かるよ。
分かる?そりゃ分かるわもう。
言うたらサラリーマンやったらもう退職とうに過ぎてるような年齢でねそれから…「えっ!英語しゃべる人が来んの?中国語しゃべる人が来んの?」って言うたらやっぱりこう…恐れというかね。
外国のお客さんになんとか楽しんでもらうためにおいしいものを食べてもらおう。
なんとか楽しい買い物をしてもらおうという思いで商店街に声をかけた訳なんですけども見事に断られたというか本当に残念でしたね。
もう失敗したくない!山田会長が打った次の一手とは!?
このピンチを成功に変えるツボなんですけど…えっ?自分とこで培ったノウハウを全部同業他社のホテルさんに明かしてしまうんです。
(名越)教えてしまう。
いわばライバルっていう事なんですよね?そうですよ。
商店街に声をかけて断られたんで今度はどうしたらいいかと。
地元のおんなじホテル一緒にやっていきたいと。
外国人を呼ぶ方法を先に教えたったら一緒にやれるんじゃないかなと。
山田さんはおよそ3か月に1度勉強会を開催。
参加しているのはホテルなどの経営者たち。
外国人の宿泊者同士が交流できるスペースの設置や海外のトラベルサイトへの登録などさまざまな情報を提供。
山田さんのホテルで積み上げてきたノウハウです。
いろんな情報を…まあノウハウですね。
それを一緒に考えましょうというような形で皆さんに公開したんです。
例えば佐々木さんのところだと調理のしかたというのを独自で開発したのにそれをシェアするという事じゃないですか。
考えられますか?今聞かれると今すぐそれ教えてやってみたいなんはちょっとうちもヤバいんで。
ちょっと躊躇しますよね。
そうなりますよね。
どうも我々がやってるものづくりではなかなかそうは…。
全部オープンにするという訳にいきません。
…というのはこれをやりますとすぐに…
(名越)ここまで出しちゃったら負けてしまうかもってそんな事は思われへんのですか?そやからそれによってこっちが西成から世界へ発信していけるんだとこういうようなイメージが出てきたんでお客さんの量がもう全然違ってくるんで。
(名越)やっぱりネットやからね。
ネットでは想像力がどんどん働くじゃないですか。
だから全体の町のイメージがかえって若い人なんかはしやすくなってるんかもしれへんよ。
だから西成ってなんて魅力的なんだというのがスコ〜ンと入ってくるというかさ。
大阪の人にとってはやっぱり西成という地域はな…というイメージはいまだにあるんです。
しかし一旦そこを離れると東京の人から見れば西成という所が分からない。
特に世界の方から見れば西成という所が分からない。
(山田)来てみたらいいところだないう事が分かるんで非常に魅力のある場所だと…。
では吉弥さん続いての失敗談お願い致します。
これはもう今後の日本が避けては通れない道かも分かりませんがご高齢の従業員の方がいる会社ならではの失敗談こちらです。
御年89歳で本日最高齢でらっしゃいます…従業員も平均年齢64歳と高齢のベテラン集団。
小型ポンプで特許をお持ちで今も次々と新製品を開発中。
そんな玉川社長を襲った失敗とは…。
大手電機メーカーの技術者を経て71歳で起業した玉川社長。
従業員にはかつての仕事仲間や部下など高齢のベテランを採用。
年の功を信じ仕事を任せきっていたそんなある日…。
「お宅の製品はもう買わん!」と客から突然の取り引き停止の通告が相次ぎ客が激怒した原因を調べて玉川さんはあぜん!原因はなんと信頼していたベテランたち。
仕事を任された事と現役時代のプライドも相まって自信過剰に!客からクレームが来ても会社に報告もせず個人プレーで対応していたのだった
でも経験値が皆さん社会人としてもね多いからこそ任せていいのかなと思ってしまったんですけど駄目でしたか?玉川さん。
ベテランだという事だから言うたら丸投げみたいになってましてね。
大企業で経験してきた自信もありますしねそれからプライドもあるもんですからそういうのがやっぱり表面に出て応答がもう一つお客さんの満足いくようなお話になってなかったと思うんです。
大企業やとねほかの人がいろいろ補佐したりも…。
人員も豊富ですからね。
その辺がねやっぱり仲間ですからあんまりねズケズケと言えない。
そういう面もないでもないんですね。
ちょっとこちらをご覧頂きましょう。
手がけてらっしゃるのがポンプなんですね。
こちらです。
これがポンプなんですが中でこの部品が回る事によって液体が送り出されるという仕組みでいろんな分野からも今注目を集めてらっしゃる。
現在開発中のこのポンプ。
再生医療など最先端の分野から注目されています。
送り出す液体をきめ細かく調節できるのです。
こうした成功に至るまでに玉川社長はベテランの意識に変化を与える方針転換をしていました。
そういう方向に今切り替えましてやはり組織の長はしっかり決めましてそういう普通の会社のやり方と。
今までは零細企業ですからそんな大層な事せんでもあうんの呼吸というのがあったんですがねそれはやはりもう限界が来たなと。
そういう感じなんです。
つまりこれまで任せきりだったのがそうではないとり方をとったという事なんですよね。
本人は非常にベテラン社員ですから十分能力を発揮して頂きたいんでそこが非常に難しいところでしてね。
やはりその辺のところのコントロールのしかた普通企業のようにもうきちっとやり過ぎますと今度はせっかく持ってる高い能力が出てきませんのでその辺の手加減といいますかね。
距離感なんですかね従業員の皆さんとの…。
おっしゃるとおりの距離感ですね。
それも大事だと思うんです。
じゃどうやって指導するかという部分…。
やはりまずは会社の方針とか自分の…社長のやりたい事を十分理解して頂くという。
これがまず第一でして。
出雲さんいかがですか?やっぱり人それぞれ価値観が違ったりとか考え方も違うんでおっしゃられるように何のために会社があるとか会社がどういうところ目指してるというのはきちんと示していかないとどっちに頑張ったらええねんという話にもなるんで。
まさにお聞きしてたら理念がないと手取り足取りになっちゃって距離感なくなるよね。
逆に。
そう。
理念があるからある程度距離を置いて見れるんじゃない?はい。
ここまで玉川さんの失敗伺いました。
では吉弥さん続いての失敗談は…?はいこちら。
こちらの社長さんです。
地元和歌山を愛する2代目古川義高社長。
父の代からマネキン製造一筋。
過去不景気から業績不振に。
失敗はそこから形勢逆転をねらった新製品の開発途中で待ち構えていました。
古川社長が目をつけたのは地元和歌山で大量に捨てられる…梅の香りのするプラスチック製品を作り技術力をアピールしようと考えました。
マネキン製造の豊富な経験から絶対うまくいくと自信満々だった古川さん。
ところがいざ開発を始めるとプラスチックの原料と種の中の仁という部分がまさに「水と油」。
何度挑戦しても混ざらずに失敗の連続。
困り果てて相談を持ち掛けた専門家にもさじを投げられた古川さん。
長年培ってきた自信は崩れ去ってしまいました。
そんなある日家で偶然見かけた奥さんの行動に成功へのヒントを見いだしたのです。
奥さんが開けた炊飯器の中を見た瞬間「お米のように梅の種を炊いて軟らかくすれば混ざるのでは」とひらめきました。
製品化にも成功。
ヒントは日常生活の中にあったのです。
意外なところからのヒントを得たという。
炊飯器。
炊飯器。
炊くという事?炊くという事は専門家は発想になかったいう事ですか?もう死にかかってはんねん。
自分自身の一番大事な部分がねプライドが…。
やめようと思ってましたからね。
もうできへんから…。
もうできへん事はもうこれ以上できへんぐらい尽くしたんでもうできへんと思いましたから。
でも何か諦められないんですよ。
何か分かんないですけどね。
だからほんまに奥さんが目の前でジャー開けてくれましたね。
よう…。
そうなんですね。
それで「おっ!」て本当に思ったんで。
だから古川さんにとっては…その成功の…。
はい。
果てがこれでございます。
クワガタとカメと。
(名越)ええ色合いしてんねんこれね。
地元和歌山県をピーアールするために梅を使って更にいろんな和歌山県内の地域を象徴するものを…。
マネキンを作る技術でプラモデルを作られてる。
これやっぱりねちょっと梅の香りするんです。
ああしますね。
玉川さんいかがですか?はあほのかに…ほのかにしますね。
失敗から成功へ。
その逆転の秘けつとは?
家でねビールでも飲んでゆっくりしようかと思った時にふだん見ぃひん何気ないパッて気付かないところがパッて見えた時に「あれ?」って思たんですね。
一生懸命やってるから米が仁に見えてたんですよ多分。
(名越)全然違いますやん。
でも見えたんや。
見えたんですよね。
…でそれがピュ〜ッて伸びたんを粘りけが見た瞬間に「これや!」って。
その混ざらないっていうのが粘りけがなかったからやった。
仁には…。
(古川)仁に。
蒸したら粘りけが出るんですか?
(古川)出たんです。
古川さん。
探す目線というのをシャットダウンしていなかった事がやっぱり重要だったんですか?常にアンテナを張って行動は常にしてましたね。
要は何かヒントないかなとか。
もう車通勤中でも何かないかな何かないかな何かええヒントないかなって。
そん時にスピーディーに動く。
やっぱり情報もらったらすぐに動くっていう行動に自分がしないとそこで終わってしまうんで。
(出雲)やっぱ自分一人だけだと自分一人の世界の中の情報しかないですけどもやっぱりいろんな人であったり話したり見たりしたらそれが10倍20倍で情報もアイデアも入ってきますからね。
いい事聞いたらそのヒント与えたらスッとそこですぐに何か文章書くとか。
あるいは行動するとか電話するとか。
なるほど。
やっぱりいつもちょっとねオンの状態でなかったらそこは社長の役割じゃないですか。
さあ吉弥さん。
ここから5人の経営者の皆さんから伺った失敗談のツボを探っていきたいと思います。
はい。
共通点を見つけました。
それがこちら。
つまりねこういう事なんですけどそれぞれ皆さん地域の人々それから従業員さんそれからライバル。
ほかのホテルやとかね人との関わりで何かヒントを見つけられたり広がりのキーになるのが何か話を聞いてるとみんな「あっ人やねんな」と。
自分の周りの人たちの…役割って言っちゃうとちょっと冷たい気もしますけどその人たちが「あっ自分にとってこういう関係なんや」というのを皆さんこう気付いて見つめ直して逆転に…失敗から成功に持っていったツボになってるんじゃないかなと思うんですけどね。
私も全く同感でして人…本当に人だとつくづく思います。
役割を見直すっていう点ではいかがですかね?それは社長の仕事ですから。
だって誰も教えてくれへんもんね。
従業員は従業員としか見れない訳やから。
それが自分との関わりの中で何か変わって見えてくるっていうのはやっぱり社長の仕事でしょうね。
そうなんですね。
それでは1年間を総括して「名越のツボ」も…!
名越さんに「名越のツボ」発表頂きたいと思います。
今日こそはないと思ってた。
ご覚悟を決めて下さい。
2015年を総括して頂く…。
(名越)皆さんを見てね…見ての僕の感想ですよ。
直接今日お会いして…。
ではお書き頂きました。
大丈夫ですか?変な字になっちゃったけどな。
では「名越のツボ」発表お願い致します。
はい!自分の商品を売りたいっていうのはもちろんお金もうかる事やけど自分の価値そのものを分かち合いたい訳でしょ?こんなすばらしいものがあるんだ。
こんなおいしいお魚実はあるんだとか。
皆さんがいろいろ従業員の方地域の方それから商品を買って下さる方あるいは上司部下あるいは年長者。
自分がすてきなものを見つけたらそれを分かち合いたいんだっていうその動機がこう沸々とあって皆さん全く別々のところで活躍の…この…広げて頂いているのかなと。
人間は分かち合いたい生き物なんだという事を思いました。
いかがでしょうか?
(拍手)ありがとうございます。
5人の経営者の皆さんそして吉弥さん今日は本当にありがとうございました。
皆さん2016年もどうぞ「ルソンの壺」よろしくお願い致します。
また来年お目にかかります。
ありがとうございました。
さようなら。
2015/12/27(日) 07:45〜08:25
NHK総合1・神戸
ルソンの壺 〜12月号〜「社長大集合!わたしの失敗談スペシャル」[字]
今月は年末「失敗談スペシャル」。スタジオに「食・観光・ものづくり」の分野から5人の経営者を招き、「失敗談」をもとに“ピンチをチャンスに変えるツボ”を討論します。
詳細情報
番組内容
今月は年末「失敗談スペシャル」。今年、番組で紹介したのは38社、成功の影には多くの失敗もありました。その時、社長たちはどんな判断や選択をしたのか・・・スタジオには、「食・観光・ものづくり」の分野から5人の経営者を招き、「失敗談」をもとに同業・異業種を交え、“ピンチをチャンスに変えるツボ”を徹底討論。そこから見えてくるのは、“究極の人材活用術”。周囲のあらゆる人との関係を見直したその極意に迫ります。
出演者
【出演】名越康文,桂吉弥,出雲文人,佐々木俊明,玉川長雄,古川義高,田代杏子
ジャンル :
ニュース/報道 – 経済・市況
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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