赤道直下。
パプアニューギニアを東西に流れる世界有数の大河セピック川。
その川面に家を建て彼らこそ川の民文明から遠く離れて今なお大自然とともに強くたくましく暮らしている。
電気ガス水道なし。
生きる糧はセピック川の恵み。
そんな秘境の家族が見るもの聞くことすべてが初体験。
大都会で雪国で連日繰り広げられる抱腹絶倒ハプニング続出の日本珍道中。
パプアニューギニアのプロペラ機で北へと飛行。
到着したのはセピック川への玄関口。
太平洋を望む一見のどかだが太平洋戦争の激戦地として知られ今も戦争の爪痕が残されている。
ここからは車で移動。
うっそうとしたジャングルの中に切り開かれた険しい道を西へとひた走る。
およそ3時間。
たどり着いたのは小さな町その家並みを抜けた先には…。
セピックリバー?セピックリバー。
でかいね!この上流にすごい部族がいる。
え!?5m!?夜間の移動は危険ということでこの町で夜を明かし翌日ボートが出るまでの時間マーケットをのぞくことに。
ずらりと並べられているのはセピック川で獲れた川魚。
でかい!人も襲うこちらはカワガメ。
生きたまま売られている。
カメは高級食材。
この大きさで他にもさまざまな種類の魚が並べられている。
流域の人々にとってセピック川は恵み豊かな命の川なのだ。
目指す秘境の村カンバランバへ向け小さなボートで出発。
川辺を舞う不吉な黒い影。
それは昼間めったに見られないというそしてついに目指す秘境の村カンバランバが姿を現した。
ここは川の上に家が建つ住居はすべて高床式。
まずは村長の家にご挨拶。
こんにちは!ハロー!カンバランバ村の明るい村長さんだね。
見知らぬ外国人がやってきたとの噂を聞きつけ村人たちが続々と集まってきた。
みんなカヌー。
とても陽気なカンバランバ族の人々が村をあげて歓迎してくれた。
それではビンセントさんのお宅におじゃまして村の生活を見ていくことにしよう。
家の中はいたってシンプル。
流木を張り巡らした一見やわな骨組み。
しかし家具などに使われるツル植物籐を使い伝統の方法で編んでいくと…。
ほらこのとおり極めて頑丈に。
もっともヤシの葉で葺いた屋根は嵐に弱く…。
家の一角にある台所。
ガスはなくマキは流木を乾燥させて使う。
飲み水は川の水をそのまま飲んでいる。
濁った色は汚れではなく枯れ葉などの養分が溶け込んでいるといわれ体によいと信じられている。
家の裏をちょっとのぞいてみると水草の上にこしらえてあるものは…。
そうトイレ。
ある意味水洗。
その昔絶え間なく繰り返された長老の1人がこの村の魅力を語ってくれた。
争いのない平和な川の上。
心地よい風に吹かれながら老いも若きものんびりと暮らしている。
突然川に飛び込んだ男たち。
いったい何が始まったのか?まるで水遊びをするちびっこのようにはしゃぎながら川の中を進んでいく。
実はこれカンバランバ族に伝わる魚の巣がある水草の周囲に網を仕掛けそこへ魚を追い込んでいく。
すると次々に魚が網に掛かった。
まさしく狙いどおり。
全員一致団結してこのとおりの大漁。
とれた魚をさばくのは子供たちの仕事。
日々の暮らしのなかで水上で生きる術を身につけていく。
ビンセントさんの妻ブレンダさんが作っているのはカンバランバ族の主食サクサク。
木のデンプンをお湯で溶いたものである。
使われるのは2年以上成長したサゴヤシの木。
その中身を木槌で細かく砕き水と一緒に絞り出すことでデンプンを抽出。
それを乾燥させて保存。
熱湯を注げばサクサクができあがる。
魚は茹でて食べる。
乾燥したココナツの皮を焼いているブレンダさん。
それが調味料になるというのだがいったい…。
塩?えっ!?どういうこと?ココナツの皮を燃やしたあとの灰。
それを袋に入れて水を注ぐと…。
えっ!しょっぱくなる理由は誰もわからないがこれが昔から伝わる塩の作り方。
唯一の調味料であるこの塩で毎日魚を茹でている。
サクサクには味がないとあって塩味の魚と一緒に食べるのがカンバランバ族の食習慣。
この組み合わせは決して悪くはないのだが生まれたときから彼らは日本に来る家族が決まった。
それは村長ビンセントさんの一家。
大黒柱頼りになる男料理好きの姉さん女房銛の名手そして…。
やんちゃ坊主。
この一家が村の女性たちが何やら顔に塗っている。
それは主食サクサクが完成すると女性たちはこうしてオシャレして祝うのだ。
乾かすとデンプンの白さが一層強調されるという。
これが女性たちのオシャレ。
では4人が将来大工になりたい…。
ホームステイの舞台となるのは東京の下町こんにちは。
こんにちは。
よろしくお願いします。
お待ちしてました。
こんにちは。
こんにちは。
こちらが秘境の家族を受け入れてくれる改めて集合してもらうと…。
金井家の家業は功さんは4代目。
昔ながらの手作業にこだわり丹精込めて仕上げている。
自社ビルの2階から4階までは賃貸として貸し出し1階を仕事場にしている。
今回のこの貴重な経験を通してですねあとはそのパプアから来る家族の方々にそれがすごく知りたいというのがありまして。
聞いてみると…。
まず日本の魚をいろんな魚をいっぱい食べてもらってお刺身にくっついているお醤油とかをどう感じるのかなとか。
へぇ〜!え?けん玉?はい。
普通でいいんだよ普通で。
キャリア3年という彩葉ちゃんのけん玉は?いやいやいやなかなかのもの。
カンバランバ村では村人総出で見送りの儀式が行われた。
(歌声)これは旅立ちを祝福するのではなく必ず帰ってきてほしいとそしてビンセントさんからひと言。
生まれて初めて村を出るデスモン君は不安がいっぱい。
ブレンダさんの胸にも別れのつらさがこみ上げる。
そしていよいよビンセントファミリーの大冒険が始まった。
いよいよ日本へと向かったビンセントファミリー。
まずは久しぶりに水上を離れて陸の上へ。
いったいどんな気持なのだろう?飛行場へとやって来ると…。
なんとも不思議なしぐさを繰り返しながら初めての飛行機へ。
実はこれカンバランバ族のそして空の上へ。
ブレンダさん怖くて震えが止まりません。
そんな大騒動の中日本へ。
ついにビンセントファミリーがターミナルの外へ出ると…。
そこは想像をこえた寒さ。
気温差なんと20度以上。
しかもサンダル。
でも大丈夫防寒着ちゃんと用意してあります。
そしてバスで都心へと移動。
車内からの眺めに興味津々のビンセントさん。
そして舌を鳴らし始めた。
これもまたカンバランバ族のチッチッチッ…。
車窓には電車が。
すると今度は全員胸や頭を叩き始めた。
実はこれこそカンバランバ族の一方彼らの到着を待ちわびる金井ファミリーは…。
とそこへ…。
見えないね。
ビンセントファミリーがついに到着。
遠いところからわざわざありがとうございます。
アハハ!おお!おばあちゃんわかる?おばあちゃんよ。
早速5階のリビングへ。
サンキュー。
座ってください座ってください。
リラックスと言われても初めての日本の家と日本の家族落ち着かない様子…。
笑ってはみたものの顔は引きつったまま。
奥の部屋では男の子同士が遊びだした。
ただいま。
おかえり。
こんにちは。
彩葉ちゃんも小学校から下校。
すごい大きい!すごいすごい!そして滞在中過ごしてもらう部屋へとご案内。
功さんは自分が作った畳を熱く紹介。
どうやらビンセントさんに日本の畳気に入ってもらえたようだ。
村では毎日川で水浴びしてるビンセントさんだが果たして…。
熱い?アハハハッ…。
なんとなく気に入ってもらえた様子。
そこでジェットバスにしてみると…。
いやかな?ジェットバスはちょっと怖かった。
いや〜ビックリビックリ。
その頃金井家の女性陣は夕食作りの真っ最中。
何が口に合うかわからないということで和食を中心にいろいろと用意した。
いただきます!
(一同)いただきます!召し上がってください。
まずは幸子さんが早速チャレンジするブレンダさん。
お〜っ!なかなか筋がいい。
サクサクはないけれど白いご飯も口に合う。
ためしに海の魚を出してみると…。
これもいける様子。
デスモン君和食が気に入ったのか完食。
フランシス君もモリモリ食べている。
お腹空いてたんだ。
お腹空いたよね。
夕食後ビンセントファミリーからお土産が。
おっ…。
それは…。
サンキュー。
功さんには鳥を落とす槍。
幸子さんには貝殻のバッグ。
思わぬお土産に功さん大喜びでした。
さて長旅のあとということで初日はここまで。
初めて体験するフカフカの布団にご満悦のビンセントファミリー。
その夜はぐっすりと寝た。
おはよう。
グッドモーニング。
朝食に用意したのは…。
日本の魚料理を探しに来たビンセントさんに食べてもらいたかったもの。
村に持ち帰る日本の魚料理。
早くもひとつ見つかったようだ。
この日はバスで窓の外を眺めしきりに頭を叩くデスモン君。
見上げた先にはそうしかしヤシの木より高いものは見たことがない。
今から行きますよ。
果たして未体験の高さに秘境の家族の反応は?スカイツリーに出かけたビンセントファミリー。
しかもこれ超高速エレベーター。
あまりの速さに思わず腰砕け。
着くよ着くよ。
もう着くよ。
ほら着いたぞ。
着いたよほら着いたよ。
やっとのことで到着した展望台。
眼下には東京を見下ろす大パノラマ。
だから手はつないだまま。
足もとが透けているガラス張りのコーナーでは…。
一歩しか踏み出せないビンセントさん。
フランシスいってごらん。
フランシス君無理だよね。
そこで…。
村長珍しく激怒。
続いてやってきたのは池袋。
いろんな種類の魚を見てもらいたいと水族館へ。
これはイワシの水槽。
ビンセントさんはこの大きな赤い魚に興味津々。
大きい!そして!来た来た来た来た!近づくたびに銛の乱れ撃ち。
いやぁこれは仕留めたかった。
とにかく見るものすべてに大興奮。
なじみのある川魚のコーナーにさしかかると…。
本当?ホントに?この水槽ではダイバーによる水中ショーが。
大喜びのブレンダさんとビンセントさん。
2人ともまるで子供のようなまなざし。
特に大きな魚を見ると…。
うっとりと見とれっぱなし。
この水族館で何匹もの巨大な魚と遭遇したビンセントさん。
突然こんなことを言い出した。
果たしてビンセントさんの願いを叶えることはできるのか?日が暮れて…。
小学校から帰宅した彩葉ちゃんと響君も合流。
乗り込んだのは夜の隅田川を行く屋形船。
(一同)乾杯!こちらは功さんがぜひとも食べてもらいたかった刺身。
早速チャレンジしたデスモン君。
ん?ちょっと苦手なようだ。
ブレンダさんは?ここで父の威厳を見せつけたいビンセントさん。
あららいちばんダメなようだ。
ならば東京の夜景を楽しんでもらおうと…。
そこには闇の中に浮かび上がる美しい大都会の眺めが。
寒さも忘れて思わず見とれる。
この感動を胸に刻み込んだビンセントファミリ−。
このあとも屋形船での遊覧。
最後の料理は名物の天ぷら。
果たしてビンセントファミリーは?子供たちは大喜び。
そしてビンセントさんは…。
オー!気に入ってくれたようだ。
すると…。
何やら変わった握手を始めたビンセントさん。
これは私の村に伝わる友情の握手です。
私たちはまだ出会っていません。
そして幸運にも私たちは出会うことができました。
あっ!出会って仲よくなってそして友達になりました。
これすごいよ感動する。
これを機に一気に近づいた2つの家族の距離。
国境や言葉の壁があっても友情を結ぶことのすばらしさは世界共通。
金井家に戻ると…。
彩葉ちゃんが得意のけん玉を披露。
お〜!早速デスモン君とフランシス君にレクチャー。
足を使ってやるとうまくできるから。
こうやって。
膝も…。
そうそう…膝。
こうやって。
ではデスモン君。
惜しい!そう簡単にはできないと思ったら…。
続いてはフランシス君。
すると…。
(拍手)フランシス君もクリア。
彩葉ちゃんの思いが実った。
3日目の朝。
ビンセントさん何かが気になる様子。
なんとそれはハサミ。
もちろん村にはないもの。
なんだかヒゲを剃りたい様子。
ということで後日の楽しみに。
この日はちょっと足をのばして海へ。
故郷セピック川も対岸が見えないほどの大河だが初めての海に興味津々のビンセントファミリー。
やってきたのは…。
しかもただ広大な海を見てもらうだけではありません。
ビンセントさんの願いを叶えようと沖へと向かいます。
あそこあそこ!あああれなんだすごい。
それは…。
そう昨日水族館で日本の大きな魚をとりたいと言い出したビンセントさんのために考えた企画。
寒風吹き荒ぶなか釣りをスタート。
村の平均気温は28℃。
初めての寒さにデスモン君震える。
大物がとりたいビンセントさんだが慣れない道具で大丈夫か?村で釣りといえば木の先に糸と針をつけただけのシンプルなもの。
もちろんリールなんてありません。
最初にヒットしたのは意外にもブレンダさん!どうやらかなりの大物。
サポートにまわる幸子さん。
頑張れブレンダ!みごとなタモさばき!大きい大きい!釣れたのはマダイ。
だがこちらも大物!みごとゲット!やっと笑ってくれた。
夢がかなってビンセントさん嬉しくてたまらない。
一方いまだアタリがないフランシス君。
何やら大物がヒットした様子。
それを見て大急ぎで駆けつける功さん。
ビンセントさんも走る。
しかし相手はとても手ごわい。
慣れないリールと悪戦苦闘のフランシス君を大人2人でバックアップ。
みんなもまわりに集まってきた。
あともうひと息!そしてついに…。
(歓声)獲物は大きなワラサ。
浅草橋に戻った一行。
大漁の魚。
それを持ち込んだのは功さんご主人に魚を見てもらうと…。
これ普通にすごいわ。
この魚を使っておいしい料理を作ってほしいとリクエストした功さん。
みんなお刺身はうわぁ〜。
あっ刺身…ダメ。
生はね。
生はダメか。
わかりました。
よろしくお願いします。
午後から降り出した雨。
そんななかおじいちゃんはデスモン君を連れて外出。
というのも…。
やってきたのは近くの工務店。
デスモン君。
こんにちは。
大きくなったら大工さんになりたいっていうので…。
実際のところ村にはよくわからないがとりあえず作ってみることにした。
まっすぐ切れてる。
おっうまい!しかし…。
あぁ少しな…。
斜めになってる。
確かに切り口が斜めになってしまっている。
やる気満々。
自主的に作業に取り組むデスモン君。
オッケー。
斜めになってるのは?大丈夫オッケーオッケー。
釘打ちは村でもやるとあってデスモン君には自信が…。
ところがプロの技を見ると…。
斜めに釘を打ち込んでいる。
そう斜めに釘を打つほうが強度が増すのだ。
納得したデスモン君。
早速教わった斜め打ちを実践。
うまい音がいい。
立派なまな板が出来上がった。
日本の職人技を垣間見て日本で使われているものを作るという願いも叶ったデスモン君。
このまな板から大工になる夢が大きく膨らんだ。
その夜。
昼間魚を持ち込んだ居酒屋へ。
ビンセントファミリーのためにどんな料理を作ってくれたのか?出てきたのは鍋料理のようです。
ご主人が腕によりをかけた興味津々のビンセントさん。
味付けは村にもある調味料塩だけであっさりと。
日本の鍋は熱いから気をつけて。
(笑い声)大丈夫?よく冷ましてつみれを食べてみると…。
これはとっても気に入ったみたい。
もっとくれ…。
(拍手)するとビンセントさん…。
すごくいいナイスナイス…。
みんな大喜び。
居酒屋のご主人が明日仕事の合間を見て作り方を教えてくれることになりました。
ホント感謝感謝。
昨日の居酒屋へ。
初心者の壁といえば魚のあぁでも雰囲気こんなもんこんなもん。
大丈夫大丈夫。
そう村では魚をさばくのは子供の仕事。
だからこそ…。
魚を3枚におろしたらたたいてすり身にしつみれを作る。
昨日とは違うがご主人の提案で入れることになったみそ。
これだけは日本から持ち帰ることに。
村で披露する魚料理のもう1か所。
功さんがビンセントさんとブレンダさんを案内したのは行きつけの理容室ここでは…。
僕お化粧メーキャップをやらせてもらいます。
日本でオシャレをするのが夢だったブレンダさん。
村で化粧といえばサクサクのデンプンを顔に塗ることだった。
ここには見たこともない化粧道具がずらりと並んでいる。
ブレンダさんいったいどんな変身を遂げるのか?一方ヒゲを剃りたい様子だったビンセントさん。
いざとなると緊張を隠せない。
まさにまな板の上の鯉の心境。
頑張れビンセント頑張れ!う〜んもうあまり頑張れない。
ん?このリアクションは…。
なんとブレンダさんかつらで大変身。
ブレンダさんどう?思わず寄り添うビンセントさん。
オシャレした愛妻に惚れ直したみたい。
そしてそのまま帰宅。
お〜っ!ビューティフル!すごい髪の毛!フランシス君もきれいなお母さんが大好き。
最後はみんなで日本でオシャレしたかったブレンダさんの夢が叶った。
今日からビンセントファミリーにぜひ見せたかったのは…。
これには大興奮かと思いきや意外に薄いリアクション。
赤道直下から来た一家の想像を超えすぎたものだったか?やってきたのはいちめん銀世界が広がるバスから降りても寒さに震えるばかり。
とビンセントさん初めて触る雪を…。
まずはホテルにチェックイン。
ほらあっちのほうソリある。
スキーウェアに着替えてゲレンデへ。
雪遊びの定番ソリから。
先陣を切るのはフランシス君。
小さい頃からカヌーを操るカンバランバ族。
さすがのバランス感覚。
この嬉しそうな表情。
続いてはデスモン君。
こちらも負けてはいない。
一気に滑り降りた。
オー!幸子さんに押されてスタートしたのはビンセントさんとブレンダさん。
仲のいい2人はいつも一緒。
(歓声)おや?この顔は…。
触って遊んで日本の雪を気に入ってくれたようだ。
そのあとは…。
冷えた体を温めようと温泉へ。
こちらの大露天風呂は混浴のため水着着用。
熱いのか寒いのかわからないデスモン君の反応。
一方あからさまに熱がるビンセントさん。
でもとにかくみんなで浸かれば気分は最高。
打たせ湯が気に入ったのはフランシス君。
と突然露天風呂で水しぶきをあげて飛び跳ねるビンセントファミリー。
この仕草どこかで見たような…。
そうこれはカンバランバ族伝統のというわけで功さんを魚に見立てて4人で追い込む追い込み漁の開始。
信州の露天風呂がパプアニューギニアのセピック川に見えたひと時だった。
日も暮れて…。
夕食の時間。
ホテルの自慢はしかし一行には特別なサービスが。
いただきます。
(一同)いただきます。
みずいらずで食事を楽しんでほしいと個室を用意してくれたのだ。
箸使いがすっかり上達したブレンダさん。
なんとデスモン君…。
う〜ん!おや?この反応は?お寿司は食べられたが一つ問題が…。
ちょっと泣いてる。
辛かったね。
もはや兄弟のような子供たち。
するとビンセントさん。
功さんも気持は一緒。
その夜2つの家族は一つになった。
翌日。
ホテルでのもう一つのお楽しみは…。
まるで水を得た魚のようなビンセントファミリー。
川の民カンバランバ族は泳ぎなら誰にも負けない。
特に日本で泳ぐのが夢だったフランシス君は大はしゃぎ。
すると彩葉ちゃんが誘ったのがウォータースライダー。
彩葉ちゃんに続いてフランシス君もスタート。
いや〜これが楽しくないわけがない。
デスモン君も大興奮。
プールに雪に露天風呂に楽しみは多かった。
楽しかった1週間も今日でおしまい。
村へと持ち帰る日本の魚料理。
ひもの作りをおばあちゃんから学ぶ。
これでつみれ鍋と合わせて2品村人に振る舞うことができる。
友達。
最終日。
あっという間の1週間。
お別れ会が始まった。
そして金井ファミリーからの写真のプレゼント。
1枚1枚に思い出が焼きつけられている。
夕食2つの家族で囲んだ食卓も今夜でおしまい。
明日から急に寂しくなっちゃうね。
ねぇ!みんなでいつも食べてたのに…。
ビンセントさんもデスモン君も思いは同じ。
今はただそう信じるしかない。
功さんも…。
出会いから今日までおおいに遊びおおいに笑った。
そして…。
僕は今回本当に思いました。
ありがとうございました。
男同士父親同士結び合った2人の絆。
そして…。
ビンセントさんが教えてくれたカンバランバ族伝統の握手。
それは人を信じ友情を築き上げることのすばらしさを教えてくれた。
5,000キロ離れた2つの家族は近づき一つになり今またそれぞれの場所へと戻っていく。
バイバイ!元気でね!そしてビンセントファミリーは日本に別れを告げた。
このあと特別企画日本をあとにして2日後。
カンバランバ村に近づいたビンセントファミリー。
村へと戻るのは10日ぶり。
なつかしい村の風景を見ていると…。
なんと村人たちがカヌーでお出迎え。
おばあちゃんも孫の無事を見て号泣。
そのまま自宅へ向かうと待っていたのは盛大な出迎えの踊り。
さすがは村長の帰還。
久しぶりの我が家。
そこには食事の用意が…。
そうカンバランバ族の主食サクサク。
懐かしい味を一心不乱に食べまくるビンセントファミリー。
日本でおいしいものをいっぱい知ったはずだが…。
サクサクはカンバランバ族のソウルフードなのだ。
ちょっとオーバーな気もするが村で初めて外国に行ったビンセントさんの話にみんな興味津々。
翌日…日本で学んだ料理を披露するビンセントさん。
デスモン君が作ったまな板で魚をさばき干物作り。
すると…。
村の男たちが参加。
と聞いて…。
わかったか?村人たちはまったくチンプンカンプン。
いまいち意味は伝わっていないがとりあえずその頃ブレンダさんは主婦仲間に日本のつみれ鍋を伝授。
そしてブレンダさんあるものを用意。
それは日本から持ち帰った味噌。
なめてみた感想は…。
不評もなんのその。
味噌を魚にどっさり混ぜるブレンダさん。
みんなでこねてあっという間にあとは塩水に入れて煮るだけ。
日本で学んだとおり野菜も一緒に煮込む。
一方ビンセントさんは3時間干した干物を火にかける。
5分ほどでいいあんばいに焼きあがった。
ちょうどつみれ鍋も完成。
いよいよ日本料理の試食会が。
箸で食べてもらうというこだわり。
ワンツースリー。
初めての箸に苦労しながらつみれ鍋を口に運んだ村人は…。
村人たちに大好評。
幸い日本料理はあっという間になくなった。
翌朝村をまわっていると…。
なんと魚を干している家が。
そしてこちらでは…。
魚のつみれを作っていた。
こうして少しずつカンバランバの村に日本料理が根づいていくかもしれない。
日本に一週間ホームステイしたビンセントファミリー。
今だからこそ言えるビンセントファミリーにとって日本の思い出は何ものにもかえがたい宝物。
日本とパプアニューギニア。
奇跡の出会いを果たした2つの家族は大きなギャップに驚きながらも互いにわかり合い強い友情の絆を結びあった。
その絆がとわにほどけないことを信じたい。
2015/12/27(日) 11:30〜12:54
テレビ大阪1
「仰天ニッポン滞在記8」[再][字]
今回は、パプアニューギニアの川で暮らすカンバランバ民族の一家が日本にやってきます。初めての水族館、初めてのバイキング、初めての雪遊び、初めての屋形船に大興奮!
詳細情報
番組内容
秘境の地に住む家族が、日本の家庭にホームステイする人気シリーズの第8弾!今回は、パプアニューギニアのセピック川で暮らすカンバランバ民族の一家が日本にやってきます!彼らは川の上に自分たちで家を作って生活しており、陸までの移動はカヌー。川魚を煮るか焼いて、味付けは塩のみ、という食事が主だという。そんな一家が、東京下町の人情あふれる大家族の家にホームステイ!
つづき
初めての水族館、初めてのバイキング、初めての雪遊び、初めての屋形船に大興奮!文化、言葉の違いを超え、絆を深めていきます。別れの日は思わず涙…。そして今回は特別に彼らの帰国後にも密着します!
笑いあり涙ありのニッポン滞在記!お楽しみに!
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