同じ場所で3日間。
偶然出会った人たちの声に耳を傾ける定点観測番組「ドキュメント72時間」。
街の片隅にカメラを据えてさまざまなドラマを切り取ってきました。
あの名作をもう一度。
視聴者のリクエストが多かった9本を一挙に放送します。
更に番組のナレーションを担当する市川実日子さんがロケ現場を再び訪問。
(市川)「テレビ来たぞ」。
ハハハハハ!その後が気になるあの人たちを徹底取材してきました。
そしてスペシャル企画。
番組テーマ曲のギターバージョンを松崎ナオさんがテレビ初披露。
始まります。
今年もやってまいりました「朝までドキュメント72時間」。
もはや恒例行事と言っても過言ではない。
まああっという間の一年でございました。
またこうしてね同じメンバーでお会いできるってうれしい限りなんですけども。
「朝までドキュメント72時間」文字どおり朝の5時までお送り致します。
そういう訳で今年もいろんな場所で72時間過ごしてまいりましたけれどもおさむさんの横にありますけども北は北海道の北大の学生寮から南は沖縄のドライブインまで更には海を越えてニューヨークまでいろんなとこで72時間居続けてまいりましたけれどもこの中から視聴者の皆さんにもう一回見たい回を投票して頂いた訳なんですよね。
今夜はリクエストの多かった9本。
なぜか10本じゃなく。
ベストテンじゃなくなぜか9本なんですよ。
放映時間の関係上という事?時間の都合上という事で9本で今年もお送りさせて頂きたいと思います。
「ドキュメント72時間」らしいでしょ?ほんとですよ。
普通はどうにかベストテンにするんだけど。
枠をね延ばすなりして。
アハハハ…。
ドキュメントですからありのままに9本でやっていきたいと思います。
さて今回のこの収録場所我々のいる場所。
もうお気付きですよね?足立区竹の塚にあるフィリピンパブ。
10月30日に放送されたロケ現場ですね。
東京・足立区にあるフィリピンパブ。
早朝から深夜まで営業する店にはいろんな人がやって来ます。
そんなお客さんを明るく出迎えるのが名物ママのアニーさん。
彼女の笑顔に癒やされたという声がたくさん届きました。
(山田)あのアニーママのお店です。
アニーママ。
ママ〜。
ああいた。
よろしくお願いします。
朝の5時から夜の12時まで営業してるというね。
すっご〜い。
リトルマニラからお送りする…今年放送した番組の中で人気の高かった9作品を一挙にお届けします。
番組に寄せられた…ランクインしたのはどの回?視聴者が選ぶもう一度見たい72時間。
第9位と第8位の発表です。
何だろう?これ大事ですよ。
1発目に来ますからね。
では第9位です。
(鈴木)あ〜来た!俺もっと上だと思ってたんだけどな。
これは本当に「ドキュメント72時間」のニュートラルな定点観測だからこそ逆に複雑な問題が浮かび上がるという。
入り口軟らかく出口がかなりハードなパターンですよね。
考えさせられる。
(山田)基地問題ってこれはそう簡単に物言えないぞって思いましたよね。
続いて第8位です。
(鈴木)わ〜来た!
(山田)あ〜熊本。
これが8位9位だったんですね。
こちらはすごかったな。
しかも今年1発目のやつですよね?それでは第9位「沖縄・追憶のアメリカンドライブイン」第8位「出産ラッシュ!日本一の産婦人科」を2本続けてご覧下さい。
沖縄の真っ青な海沿いを走る国道58号線。
米軍基地やリゾートホテルが立ち並ぶ沖縄を象徴する道だ。
那覇から走る事1時間。
知る人ぞ知るディープスポットがあると聞いてやって来た。
海辺に建つどこか古びた…ハンバーガーにステーキ。
まだアメリカに統治されていた時代の空気がそのまま残る。
そんな場所に若者からお年寄りまで地元の人がひっきりなしにやって来る。
アメリカと日本が隣り合うこの土地でみんなどんな事を思いながら暮らしているんだろう。
ここで本音の声を聞いてみた。
5月半ば。
お昼ちょうどに撮影開始。
早速テイクアウトコーナーにお客さん。
ん?フライライスって何だろう。
さすが沖縄。
メニューの呼び方もどこかアメリカ風。
食べ慣れたフライライスを積んで次の現場へ。
何だか陽気なおじさん。
冷たい飲み物で休憩かな。
こちらもダンプの運転手みたいだけど…。
車内にはなぜか星条旗。
結婚して9年。
今はアメリカに住んでいるんだって。
米軍機を見る度海の向こうの娘たちを思い出す。
お昼どき。
中にあるレストランもにぎわってきた。
やって来るのは昔からの常連がほとんどらしい。
ドライブインが出来たのは48年前。
沖縄がまだアメリカの統治下にあった頃この道を通る軍人向けに造られた。
メニューも当時の米軍基地の料理を沖縄風にアレンジしたレシピが今もそのまま受け継がれている。
中でも特に人気なのがこのメニュー。
熱々のスープがなぜか飛ぶように売れていく。
(取材者)そうなんですか。
おばあちゃんに…。
一見普通のスープのようだけど…。
どんな味なんだろう。
いいんですか?どうぞ。
じゃあ頂きます。
沖縄風の豚骨にアメリカンなクリームソース。
和風と洋風が混ざり合うどこか不思議な味わい。
夕暮れどき。
ゆったり食事を楽しむ年配のご夫婦。
ここは昔から有名なデートスポットらしい。
42年!はい。
20代の頃沖縄で知り合った。
でも米軍基地に勤めていた彼は任期を終えて帰国。
まだ若かった彼女は思い切った行動に出たんだって。
何でもできる気がしたあのころをここに来る度思い出す。
乾杯する?乾杯。
(一同)イエ〜イ!真夜中にスープで乾杯する若者たち。
みんなついこの前まで沖縄を出て本土の自動車工場で働いていたという。
沖縄に帰っても仕事はなかなか見つからない。
それでも戻りたいのは故郷にしかないほっとする空気があるからだという。
ごちそうさま〜。
お気を付けて。
ありがとうございました。
バイバ〜イ。
朝のドライブインで新聞を広げるタクシードライバー。
今日は戦後アメリカの統治下にあった沖縄が日本に戻った大事な日。
沖縄にいる年配の人の多くは2つの国の時代を経験している。
一度は東京に出たけど本土復帰を機に沖縄に戻る事を決意。
でも待ち受けていたのは相変わらず米軍に就職先を頼るしかない現実だった。
復帰から43年目。
今も日本とアメリカのはざまに生きている。
バイクでドライブ中だという地元の高校生に出会った。
ああ〜。
また一人懐かしい味を求めドライブインに立ち寄った人。
復帰前の1969年。
家族そろって沖縄に移住してきたそう。
当時はベトナム戦争の真っただ中。
駐留するアメリカ人が街にあふれ景気もよかったという。
まあおいしいですよ。
慣れない異国での生活。
ささやかな贅沢がこのサンドイッチだった。
貧しかった日々を優しく包み込んでくれた沖縄。
3日目は土曜日。
おいしそうにステーキを食べる年配の女性がいた。
80代の夫婦。
創業当初から50年近くいつも2人で通ってきた。
う〜んそうねえ…。
車の中でハンバーガーを頬張る年配の女性がいた。
若い時は金融関係の外交員として働いてきた。
その仕事の合間によくここに立ち寄ったという。
すいません。
いえいえいえ。
56年前自分の息子たちが通う小学校に米軍機が墜落。
18人が亡くなった。
うん?息子たちは助かった。
でもあの日の事は今も忘れない。
夕方。
テーブルを囲むアメリカ人のグループ。
兵士たちの親睦を深めるため宣教師が週に1回食事会を開いているらしい。
彼女は海兵隊。
この仕事を選ぶのに迷いはなかったという。
最後の夜。
印象的な人と出会った。
父の事は何も話してくれなかった母。
それでもいつもここに来て黙ってスープを飲ませてくれた。
日本とアメリカの間で揺れるこの土地でいろんなものを見ながら大人になった。
すいません。
どうもありがとうございます。
喜びも悲しみも。
今夜も無数の思いがここを通り過ぎていく。
おはようございます。
おはようございます。
(産声)今日の舞台はくまモンのふるさと。
日本一たくさん赤ちゃんが生まれる産婦人科。
年間の出産数は3,400人余り。
充実した医療設備で絶大な人気を誇っているとか。
カメラを据えるのはこの待合室。
誰にとっても出産は人生の大きな転機。
さてどんなドラマと出会えるのかしら。
待合室にフラフラとやって来た男性。
手にうちわ。
(取材者)うちわっていうのは何か?これあの〜えっと…出産間近な妻を前に何もできずせめてもと枕元であおぎ続けているらしい。
確かにここで夫ができる事は限られてるよね。
待合室にいた家族が部屋に呼び出された。
娘さんの出産が近づいたみたい。
許可を得て立ち会わせてもらう。
横浜から里帰りしての出産。
夫は仕事で来る事ができないという。
いいですよ。
あら?こんな時も携帯だけは離さない。
そして1時間が経過。
もう会えますよ。
はい。
はあはあはあはあ!はあはあはあはあはあはあはあはあ!はあ〜!
(産声)はいおめでとうございま〜す。
ようやく出会えた新しい命。
ところで携帯で何をしていたの?遠く離れた夫のメッセージを頼りに赤ちゃんを生みきった彼女。
頑張ったね。
待合室にビッグニュースが飛び込んできた。
めったにお目にかかれない大記録。
待合室にまた落ち着かない男性。
とにかく妊婦さんのいる部屋が気になってしかたない。
それは心配だね。
そして…。
・
(産声)おめでとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
どうぞ。
お写真を一緒にどうですか?
(泣き声)ないない。
よかったね〜。
結婚して10年。
ずっと子どもを授かる事はなかった。
これで最後と2人で決めて去年不妊治療に懸けた。
これまでと違う3人の暮らしがここから始まる。
(泣き声)
(泣き声)今度は何やら劇的な対面があるみたい。
お兄ちゃんが生まれたばかりの赤ちゃんに初めて会うという。
あ〜そうなんですか。
チューをお腹に?お待たせしました。
さっ来た来た。
はい。
だっこされますか?はい。
あれ?どうした?
(笑い声)お母さんの愛情を奪うライバルの出現か。
出産で人生が変わるのはどうやら大人だけではないらしい。
昔から満月の日はお産が増えるといわれている。
でもこの日の夜は意外とのんびり。
いきなり妊婦さんの悲鳴。
・
(息む声)付き添いの旦那さん?そうですね。
いろいろあってこれまで10年出産に踏み切れずにいたらしい。
・痛っ!痛い〜!真夜中に響く命懸けの叫び。
・
(息む声)助産師さんが駆けつけて3時間半。
・
(息む声と産声)明け方これまで生めずにいた理由を聞いてみた。
ようやく…そうですね。
結婚して…そうですね。
生みたい気持ちと厳しい現実。
10年間2人で悩んだ末の決断。
2日目の朝。
茶髪の妊婦さんが1人でやって来た。
失礼します。
予定日を2週間過ぎても産気づかないので陣痛を促す処置をするという。
それにしても若く見えるけど…。
さっきの若い妊婦さんの家族がやって来た。
はい。
まあ…。
何だろう。
すいません。
てれてるのかな?じゃお母さんは?あらら。
結局最後まではぐらかされちゃった。
待合室の近くに赤ちゃん用の集中治療室があった。
はい。
はい大丈夫です。
この2か月ずっと娘さんのもとに通い続けているという。
予定日の80日前に心拍数が急激に低下。
1,270グラムで出産になった。
のんちゃん。
薄目開けたりしてでもうとうとなってます。
なぜ赤ちゃんの心拍数が下がったのか。
結局原因は分からなかった。
何かちょっと涙が出ちゃうんですけど。
だけど…。
最初は娘を見るのがつらかった。
でも2か月通ううちにその気持ちが変わってきたという。
体重は2倍に増えようやく退院のめども立った。
のんちゃん。
前橋のおばあちゃん。
昨日できちゃった結婚と言っていたあの若い夫婦に何かあったらしい。
お産が進まないまま赤ちゃんの心拍数が低下。
緊急の措置となった。
昨日ずっと冗談を言っていた旦那さんから笑顔が消えた。
待つ事30分。
おめでとうございます。
消毒してだっこしてもらっていいですか?おめでとうございます。
お母様も消毒して頂いて。
今度2人目の孫が生まれます。
今度も女の子で。
撮影終了まで30分。
あの若い夫婦の部屋を訪ねた。
失礼しま〜す。
おはようございま〜す。
子どもが生まれて1晩がたった。
今どんな思いなのだろう。
(くしゃみ)責任感と…そこにはまっすぐに我が子を見つめる一人の父親がいた。
・
(産声)ああ〜。
ではここで視聴者の方からの感想をご紹介したいと思います。
「放送された頃我が子がちょうどNICUに入院していました。
毎日病院に面会に行っていました。
娘は奇跡的に健康に成長して退院し発育も順調です。
この幸せへの感謝を忘れないためにこの放送の録画は残しています」。
神奈川県40歳の方。
それから「赤ちゃんが欲しくて録画したものを何度も見てしまいました。
そしたらしばらくして赤ちゃんが来てくれました。
妊活のお守りのような存在です。
ありがとうございます」。
富山県38歳の方です。
出産といえばおさむさんお子さんがお生まれになったという事でおめでとうございます。
ありがとうございます。
まさにこれのオンエアの頃が…。
そうですね。
ちょうど安定期に入った直後ぐらいだったんです。
だから72時間追っかけて見ている中でとにかく不幸な事がこの中で起きないでくれっていう思いでとにかく見ていて。
でもやはり72時間追っかけているといろいろな事が一個の番組からこんなにドラマがあるんだって。
あの「楽して育てる事だけが幸せじゃない」。
あの言葉はすごい!あの言葉はすごいですね。
あれはほんとに真理だと思いますね。
グサッと来ましたね。
しかもその先生お医者さんで将来産婦人科になりたいと言ったお子さんの子どもがああいう状態になるというね。
すごい事が起きるんだなって思いましたね。
本当にそうでしたね。
ちなみにNICUに入っていた赤ちゃんのその後も。
現在1歳3か月。
元気に育ち伝い歩きを始めたそうです。
あ〜よかったね。
よかった〜。
ハハハハ。
(山田)そして…。
9位の「沖縄・追憶のアメリカンドライブイン」。
「今年の9月に初めて沖縄旅行に行った際に実際に訪れてみました。
出来たてのフィッシュバーガーとスープの味は最高でした」。
滋賀県47歳の方です。
年配の方大概ステーキ食べてたでしょ。
食べてらっしゃいました。
年配ほどステーキ…。
当時はやっぱり沖縄ではステーキだったんだよね。
え〜!牛肉が安いっていうイメージがあって。
そうかそうか。
そんな事思い出したりとかね。
これはすごいですね。
いきなり9位からこれですよ。
じゃいっちゃいますか。
いっちゃいましょう。
7位と6位の発表です。
第7位です。
これハチ。
あ〜。
八の字眉毛。
そうです。
かわいかったですね。
6位です。
(山田)あ〜はい。
これもよかったよ。
7位はあの猫の回は吹石さんやられたんですよね。
ナレーションさせて頂いて。
あれはもう声入れながらずっと癒やされて。
かわいかったですねはっちゃん。
あそこの猫じゃないって事もびっくりしたし。
あのお店の猫じゃない。
おうちはあるんですよ別に。
あそこに出勤してるという…。
編集プロダクションの人の猫なんだよね。
そうなんです。
しかもテーブルの下置いて帰る。
(鈴木)え〜!それもびっくりしますけどね。
それでは第7位「ウワサの猫と商店街」第6位「名古屋地下鉄聖なる夜の忘れ物」を2本続けてご覧下さい。
今日の主役は水戸の商店街で大人気のアイドル。
ああいいですよもちろん。
みんなのお目当てはちょっと変わったこの猫。
額には眉毛のような八の字模様が…。
その名もハチ。
末広がりで縁起がいいと連日たくさんの人が会いにやって来る。
一匹の猫になぜかいろいろな願いを託す人間たち…。
3日間ウワサの猫と一緒に過ごしてみた。
ハチが住むのは茨城水戸駅近くの商店街。
このたばこ店で店番をしているらしいけど…。
あっいたいた!早速お客さん。
たばこじゃなくて宝くじ?宝くじでハチをなでてる?今度はハチと記念写真。
生後1か月の息子のためお宮参りのあとわざわざここに立ち寄ったそう。
末広がりの眉毛模様に少しでもあやかろうとみんな必死。
その後も一目ハチに会いたいと続々とお客さんがやって来るけど…。
ハチぐっすりお休み中。
誰が来ても全く動じず。
実は一日のほとんどはこうして寝ているそう。
あっようやく起きた?…と思ったらまた寝ちゃった。
とにかくマイペース。
えっどこだ?あっ見えた!見えた見えた!猫耳が見えた。
夕方近くになると学校帰りの子どもが目立ってきた。
気を付けてね〜。
(取材者)そうなんだ。
うん。
えっしないよね?しないよね?ほとんど。
ハチは黙ってただ眠ってる。
ふらりとやって来た男性。
ありがとうございます!宝くじをよく買うという常連さん。
ずっと外れてたのにハチにお願いしたら驚くような額が当たったんだって。
4年前東日本大震災で家が半壊。
ハチが幸運を運んでくれたのはそのやさきだったという。
暗い気持ちを吹き飛ばしてくれたハチへの恩返しが今の夢。
夕方6時過ぎ。
は〜い。
ハチお迎えだよ。
(鳴き声)よいしょ!待ってたよ。
実は本当の飼い主は近所のこの男性。
仕事で忙しい昼間は預かってもらってるんだって。
じゃまた明日もよろしくお願いします。
ハチまた明日ね。
飼い主の前田さんは商店街の一角に編集プロダクションを構えている。
仕事に区切りがつくとハチを引き取り連れて帰る。
(前田)なでなでしてあげて。
アーケードを通ると必ず誰かが声をかけてくる。
商店街みんなのアイドルなんだね。
ようやく飼い主さんの事務所に到着。
ハチがここにやって来たのは4年前。
震災直後商店街が何となく沈んでいる時偶然前田さんが友人からもらい受けたのだという。
あれっ?帰っちゃうの?じゃあね。
また明日ねハチね。
自宅で飼っている犬とけんかしちゃうのでハチにはいつもここで寝てもらうんだって。
朝8時。
いつもより少し遅いお目覚め。
すぐに玄関に向かうハチ。
(前田)ハチおはよう。
飼い主さんが来るの分かってたんだ。
ハチ流朝のお出迎え。
飼い主さんと朝の商店街を歩くのがいつもの日課。
(鳴き声)おはよう。
おはようございます。
立ち寄るコースも何となく決まっているそう。
この喫茶店のご主人もハチが来るのをいつも待っているらしい。
夫婦2人で店を切り盛りして50年。
特に奥さんがハチの大ファンだそうだけど…。
いやいやいや…。
ハチに会うといつも心の中で願う事があるという。
延命長寿ってどういう事?おかあさんの?
(一同)勝てますように!あれっ?今日どうだった?テスト。
分かんなかった漢字。
ありましたけど100点の自信はあります。
おっあるんだ。
算数ならあります。
ハチいますか?いるよ。
突然スタッフに話しかけてきた女性。
毎週のように訪れハチの事をブログに書いて発信しているらしい。
ちょっと離婚して1人なのでやっぱり1人でいると考える時間があるじゃない。
どうせ考えるんだったら楽しいもの考えて…。
…と思って書いてます。
事情があって今は1人で暮らしているという彼女。
猫に対しては複雑な思いがあるらしい。
不幸にしてしまったってどういう事なんだろう。
部屋は猫にまつわるものであふれていた。
9年半飼い続けた猫。
夫と3人の子どもと一緒にみんなでかわいがった。
でも子どもを進学させるため彼女が朝から晩まで働きづめになってから全てが狂い始めた。
すぐに病院に運んだけど助けてあげられなかった。
同じ頃結婚生活も破綻。
子どもたちを残し家を出ざるをえなくなった。
みんなで一緒に猫を囲んだ幸せな家族の記憶。
ありがとうございます。
失礼します。
じゃどうもはい。
一匹の猫に失われた時を重ねる人もいる。
(鳴き声)撮影3日目。
(鳴き声)はいお預かりします。
(前田)すいませんお願いします。
常連さんかな?どうもありがとうございます。
はいちょうど頂きます。
ありがとうございます。
去年開いたばかりの古着屋にはハチのグッズがたくさんあるらしい。
ハチが来るのをいつも楽しみにしてるんだって。
ここまで猫が好きになったのは実はある人の影響らしい。
ちょっと正面の絵がないんで…。
1つ年下の弟さん。
一緒に店を開く夢を語り合った弟さんは10年前突然亡くなった。
夕方ハチが店にやって来た。
兄弟で店を開く夢はかなわなかった…。
でもハチを見ていると不思議と一人じゃない気がしてくるんだって。
幸せを呼ぶ八の字に今日もいろんな思いが重なっていく。
(前田)イテテテテイテッ。
(前田)痛いよ〜。
ハチ痛いよ。
駄目だなこれ。
外しても外してもまたほら。
だらけ。
傷だらけ。
お〜あったあった!あった。
12月クリスマス。
大切な物を手に誰かのもとへ急ぐ人々。
そんな街の片隅に置き去りにされた物が集まる場所がある。
今回の舞台は地下の忘れ物窓口。
一日150万人が移動する巨大都市名古屋。
地下鉄やバスに忘れられる物は年間16万点にもなる。
クリスマスを挟んだ3日間。
ここで人と物の関係について考えた。
あっはいいらっしゃいませ。
手袋。
いつですか?落とされたのは。
どうやら片方の手袋を探している様子。
うわっすごい量!見つかるのかな?すいません。
絶対に見つけたい理由があったという。
今度は子どもの2人組。
(取材者)こんにちは。
NHKなんですけど…。
ラグビー部のお兄ちゃん。
部活の帰りに両手がボールでふさがっていて落としたみたい。
お待たせしました。
はいどうぞ。
どんな鍵ですか?責任感から1人探しに出かけるお兄ちゃんに妹は黙ってついてきた。
だけどやっぱり…見つからない。
名前聞いてました?窓口の人が別の場所に分けておいてくれたみたい。
しっかり者の妹。
すぐにお母さんに報告。
よかったね。
2人で乗り越えたピンチ。
どことなく足取りも軽い。
えっ指輪の忘れ物?「シゲルからナツコへ」。
それってつまり…。
どこで落としたのか全く記憶にない。
でも僅かな可能性に懸けてここに来たという。
はい。
ちょっとないです。
はあ〜。
ねえ何かね。
ちょっとハンカチ…。
確かに失った物は大きいけど…。
ありがとうございました。
だからこそ見えてくるものもあるのかな?忘れ物窓口の営業は夜8時まで。
そして業務終了の15分後。
あ〜そうですか。
すいません。
自動車関連の会社が多い名古屋。
円安の影響で景気はかなりよさそう。
はい。
ごちそうになります。
頑張るぞ!盛り上がる街を反映してか地下鉄の終電も日本一遅いのだという。
そして…。
今夜も何かが置き去りに。
撮影2日目。
この日は祝日。
ふらりとやって来た男性。
カードを取りに来たってどういう事?財布?道端でですか?食品工場で働く男性。
忘年会でつい深酒してしまったらしい。
財布は見つかってもどこか浮かない表情。
おいくらぐらい?結構痛い。
毎日12時間工場に立ち働いている。
円安で輸入原料が高騰したり食品業界にとっては厳しい1年だったそう。
クリスマス前に…。
でも本当に見つかってよかったですよね。
ありがとうございます。
続いてやって来た女性。
ここに来るのはもう5回目らしい。
少し耳が不自由という。
この日は定期券を探しに来た。
物を落としたり仕事でもいろいろあったけど決して悪い1年ではなかったという。
みんなで集まってどんな事をされるんですか?ありがとうございました。
いえいえ。
捜し物は見つからなかったけど彼女はずっと笑顔だった。
また慌てて駆け込む人。
福祉関係の勤め先に向かう途中らしい。
ずっと派遣社員だったけど一念発起して福祉の専門学校に入った。
去年ようやく正社員に採用され今はカウンセラーの資格を目指している。
無くした物からいろんな事情が見えてくる。
夕方近く地下街が混み合い始めた。
いよいよ今夜はクリスマスイブ。
そんなにぎわいから離れ何かを探す人がまたここに。
11月に落としたという傘。
特徴がはっきりしているからすぐに見つかるはずだと言うけど…。
はい。
とりあえず忘れ物の保管場所に向かうと…。
待っていたのは文字どおり傘の山。
忘れ物の定番とはいえすごい数。
はい。
制服やかばんがぬれないようわざわざ大きめのものを探して買ってくれたという。
そして気が付けばこのひとつきずっと探していた。
20分かけてようやく巡り会えた宝物。
間違いないですか?はい。
探してる時どうでした?・「ひいらぎかざろうファララララ−ララララ」・「晴れ着に着がえてファララララーララララ」ありました。
身分証…。
あっはい。
あっ見覚えのある顔。
おととい窓口が閉じてから財布を探しに来たあの女性。
結構お金入ってたのかな?100円ちょっと入ってるんですね。
ちょっとお待ち願います。
どうやらお目当てはお金ではないみたい。
あのね18日のね…。
しかも100円ちょっと入ってるの!お〜あったあった!あった。
大事な小銭入れ?かなり大事な物なんですか?ある日さりげなく夫から手渡された。
彼女が好きなキャラクターをずっと覚えていてくれた事がうれしかった。
ありがとうございました。
すいません。
すいません。
ありがとうございました。
もう本当ありがとうございました。
本当に無くしたくないものそれは物に染み込んだ思いなのかもしれない。
忘れ物忘れちゃった?年寄りの老人…。
パス券。
パス券?パス。
ここがねこれは穴開いてたんですよ。
ここ入れたつもりがここ入れちゃって…。
また落ちましたよ。
すいません。
入れ間違ったんだ。
入れ間違えました。
これテレビ出んの?テレビ出ます。
あっありがとう。
少々お待ち下さい。
ハハハハ。
心配かけました。
えっとこれからどうやって帰るんだっけな?何線ですか?何線ですか?地下鉄ですか?では視聴者からの感想をご紹介させて頂きます。
「地下鉄・聖なる夜の忘れ物」の感想です。
「指輪を無くした女性が旦那さんに正直に言ったけど怒ったりしなかった。
そういう部分が見られたのでよかったみたいな事をおっしゃっていたのが印象的でした」。
東京33歳の方。
指輪を無くした女性のその後が届いております。
なんと指輪が見つかりました。
指輪を拾った方が忘れ物センターに届けたそうです。
え〜!名前を聞いたところ「お幸せに」と言い残して去っていったそうです。
すご〜い!ハハハハ!そんなカッコイイ人いるの?え〜!普通出てこないよね。
出てこないです。
鳥肌が立った。
(山田)すごいすごい。
よかった。
でもやっぱりあの〜すごいのが名古屋で結構出てくるじゃないですか。
それ!やっぱ日本ってすごいって思ったよ。
すばらしいです。
まず届ける時点ですごいじゃん。
3日間で二千三百何件だかあって二百三十何件が持ち主に返った。
1割。
これってすごい数字ですよ。
すごい事です。
やっぱり「ドキュメント72」見ていて思うのは日本のすごさっていうね。
何か日本のすごいよっていう番組って今年1年すごいあったけどこういう形で知れるって驚きますよね。
特にすごいって言わないけど。
言わないけど。
あれ結果。
すごいですよね。
僕もあの番組で一番思ったってのは「すごいな。
こんな忘れ物出てくる国ないな」って思いましたね。
気になるあの人やこの人。
番組にはさまざまな人が登場してきました。
そこで視聴者の皆さんのリクエストが多かったもう一度会いたいあの人を紹介します。
主な方々がこちらです。
みんな気になるよ。
この中で気になる人とか鈴木さん山田さんいらっしゃいますか?アニーママそこにいるから。
そうか。
ママいた。
(山田)アニーママ元気です。
ママ元気。
かわいい。
まずアニーママ確認終わりです。
はい終わり。
ハチも多分元気でしょう。
きっと元気ですかね。
やっぱり真ん中じゃないですか。
この辺が一番…。
なかなかふだんお会いする事のない…。
コミックマーケットの会場に程近いコンビニで取材していた時に出会った女性。
あっ警備員。
あ〜なるほど。
漫画やアニメに全く興味はない。
でも実は彼女自身にも情熱を傾けている事があるという
ショー?この緊縛師の方には視聴者の方からたくさんお声を頂戴しております。
緊縛師っていう事もないでしょうね。
生まれて初めて。
人生で今後ないと思います。
「『日本一のコンビニ』の回で日本伝統の緊縛が趣味と答えた女性。
エログロなしの緊縛って?」。
愛知県54歳の方から頂きました。
これどういう事なんだろうと思ったけど。
エログロなしの緊縛といったらもう拷問だからね。
ハハハハ!あ〜。
確かに。
確かに確かに。
番組ではこの謎の緊縛師の方に会ってきました。
えっ!会えるんですか?うれしい!
(2人)修業してるかな?フフフフ。
謎の緊縛師に連絡すると待ち合わせ場所に指定されたのは岡山県津山市。
あっあの人かな?どうもこんにちは。
縄の世界ではロマンスさんと呼ばれているんだそう。
地元の縄の愛好家に頼まれ緊縛のパフォーマンスを披露しに来たらしい。
紹介がないと入れない会員制の集い。
題して…会場には縄の世界に興味を持つ20人ほどが西日本各地から集まった。
秘め事のためほとんどの人が顔出しNG。
美しく見えるよう事前にろうを染み込ませた縄。
服を着たまま縛り上げていく。
裸体の力に頼らずロープワークの美しさで勝負するのがロマンスさんのこだわり。
難しいですよねこれ。
すごい汗かかれてます。
10分ほどで完成したのは得意技の…ねじれもなく整然と並ぶ縄の美しさがポイント。
ロマンスさん縄の跡がついてしまった事を気にしてるみたい。
パフォーマンスのあとは縛り方についての情報交換。
流派によっていろんな技があるらしい。
縄の世界に出会う前はやりたい事も見つからず職を転々としてきたロマンスさん。
しかし3年前偶然目にした緊縛の美しさに心を奪われこの道をきわめる事を決心した。
各地の舞台で好評を博してきたロマンスさんの技。
来年はいよいよ世界デビュー。
日本が誇る緊縛をスペインの愛好家たちに見せつける。
何だっけ?後手高手小手菱縛り?すごい。
そんな感じでしたね。
スーパーで出されても読まないでしょ。
アハハハハハ。
あんな事語られて。
いや面白い。
昔からあるそういう形と多分ロマンスさんの創作とかあるんじゃないですか。
新しく…。
(山田)新しくつくった結び方とか。
だって言ってる事は着付けの先生みたいな感じですもんね。
ほぼ着付けと同じですね。
「跡ついちゃってごめんね」とか。
ああいう緊縛師さんとか縄師さんとかあるいは縛られるのが好きな方の愛好会は全国にありますからね。
ああそうなんですか。
はい。
やっぱりいろいろ集まるもんですね。
結構地方の方が加熱しがちなんですよね。
ああいう世界。
よくご存じで。
あのね東京はもっとすごいだろうっていう妄想でどんどん過激になっていくんです。
地方の方の方が。
「東京に負けるか」って感じでどんどんどんどん。
「こんなんじゃ東京じゃ駄目ですよね」って感じで。
でもすごいのがあの人がコミケのコンビニ編で出てきてるのが面白い。
そうですよね。
警備のバイトで緊縛師のロマンスさんがいらっしゃってたっていう。
あのイベントを追っかけてた訳じゃないですからね。
そうだ!コンビニ追っかけてあの人出てきちゃう。
そういう事なんですよ。
ミラクル。
是非スペインで見せつけてきてやってほしいですよね。
追っかけりゃいい番組で。
72時間スペインで…。
スペインの72時間番外編。
いいね。
ほとんど放送できないかもしれないけど。
おかしい。
アハハ。
ロマンスさん頑張って下さい。
それでは続いてまいりましょう。
いよいよ5位と4位の発表です。
では5位です。
(山田)あっ来た!出ましたね。
続いて第4位。
(鈴木)あっ4位!4位か〜。
もっと上へ来てもいいのにね〜。
それでは第5位「赤羽おでん屋エレジー」第4位「駄菓子屋子どもたちの小さな宇宙」を続けてご覧下さい。
庶民的な酒場がずらりと軒を連ねる。
そのアーケードの片隅にひときわ目立つ人だかり。
中心にあるのは…。
ホッカホカのおでん。
寒風にさらされっ放しの立ち飲み屋だけど…朝から晩まで人が絶えない。
日本人はなぜここまでおでんが好きなんだろう?湯気の向こうに行き交う人生をじっくりと観察した。
1月半ば平日の午後撮影開始。
明るいうちからもう飲んでる。
(取材者)すいません。
NHKなんですけど…来るのは専ら昼間。
もう40年通い詰めてるらしい。
秘けつは。
お隣にも独りで食べるお客さん。
みんなが注文するのはおでん5品にお酒がついたおまかせセット800円。
熱々のおでんをお酒で流し込んで…20分ほどで帰っていく。
ダラダラせずさっと切り上げるのが立ち飲みの流儀らしい。
今度は家族連れかな?ブラジルで農業を営む日系4世のお父さん。
自分たちのルーツを知ってほしいと今回初めて娘たちを日本に連れてきたという。
ブラジルでたまたま見た日本のテレビ番組でこの店が取り上げられていたそう。
はるばる地球の裏側から来て食べたおでんのお味は?祖国を巡る旅。
さい先のいいスタートが切れたみたい。
夜7時。
どこからともなく人が集まりおでん屋はあっという間にご覧のとおり。
にぎやかなグループの脇で独り静かにおでんを食べる女性。
すいません。
すいません。
都心で働く44歳。
今は埼玉にある実家に寄った帰りだという。
なぜかまっすぐ自宅に帰る気になれず途中下車した。
どうもありがとうございました。
誰かと食べても…独りでも。
おでんはみんなを温めてくれるんだろうな。
9時過ぎ。
もう後片づけが始まった。
創業の時から朝早く開店し夜の9時半には店を閉じる。
ぬくもりに誘われて明日も朝からいろんな人がやって来そう。
この日は朝から冷たい雨が降ったりやんだり。
(シャッターを上げる音)開店に備え具種の仕込みが始まった。
朝一番でやって来たお客さん。
スーツ姿で静かにお酒を飲む。
昨日の朝からほぼ24時間仕事で立ちっ放しだったという。
少し残した日本酒におでんのだしを足して飲む名物のだし割りが好きなんだとか。
ありがとうございます。
七味ありますか?46歳の時会社をリストラされて13年。
家族を養うため職を転々としてきたという。
でも夜通しの警備で疲れているはずなのにどうしてまた立ち飲みを?いつも2杯だけ飲んだら帰宅。
何も考えずただ眠る。
雨はやまず寒さだけが増していく。
温かい湯気に誘われたのか赤ちゃんを抱いた夫婦。
雨で塗装の仕事が中止になったのでおでんを買いに来たという。
昔は外飲みばかりだったけど去年子どもが生まれてから変わったそうだ。
家で家族と囲むおでん。
雨も悪くないのかも。
仲良さそうに肩寄せ合う2人。
結婚7年目。
共働きでなかなか休みが合わず今日は貴重なデートみたい。
赤羽の小学校に通っていた奥さん。
実はこのお店昔お母さんとよく前を通った思い出の場所らしい。
お母さんは彼女が高校の時に病気で他界。
まだ42歳の若さだった。
ごちそうさまでした。
ありがとうございました。
誰かと囲んだおでんの思い出はずっと心に残るんだね。
もう常連常連。
常連の定義は何ですか?週3回ぐらい…。
3日目は金曜日。
夜に備えてカップ酒が補充される。
開店早々やって来たのは少し疲れた背中の若い男性。
大量の七味をかけるスタイル。
やっぱり常連…かな?10代の頃からずっと働きながらプロのシンガーを目指してきた。
身の回りの事をテーマに書いた曲は既に100近くになるらしい。
ちょっと恥ずかしいです。
気付けば35歳。
周りはみんな落ち着いたけど自分の夢はまだ遠いままだという。
時間に追われる生活って毎日やってますからまあそれが今日はない。
金曜の夜。
おでん屋さんにはすごい数のお客さん。
小柄な女性がやって来た。
随分たくさんだけど誰と食べるんだろう?毎朝5時半に家を出て清掃と保育園の仕事を掛け持ちしている。
すいません。
いえいえ。
引き止めてしまいまして。
また息子さんが元気になってくれる事を信じて今夜はおでんを2人で。
閉店の1時間前。
仲良さそうに話し込む女性の3人組と出会った。
同僚?20年続く親友。
結婚や就職でそれぞれ立場は変わったけど今でも年に数回会うようにしている。
それもそうですし…。
結婚よね?看護師をしている彼女。
終末期や救急の患者とずっと接してきたという。
そんな彼女が思い描く幸せって何だろう?おでんを食べながら思うのは手が届きそうで届かない小さな幸せ。
どうもありがとうございました。
ありがとうございま〜す。
うん。
結婚するんですか?お二人?おめでとうございます。
ありがとうございます。
ちゃうわ!ここは下町の駄菓子屋。
小さな小さなドラマが毎日繰り返される。
夜になればかつての子どもたちがふらりとやって来る。
小さなようでどこか奥深い。
不思議な駄菓子屋の世界をじっくりと観察した。
港町…その片隅でもう50年以上営業を続ける店が今日の舞台。
全国でもあまり見なくなった昔ながらの店構え。
4月初め平日のお昼に撮影開始。
全部…フフッやってもらう。
お店を始めたのはおばあちゃん。
最初は食堂だったけど客足が伸びず少しずつ駄菓子を置くようになったという。
バイバ〜イ。
バイバ〜イ。
イエ〜イ!今店を切り盛りするのは孫の由紀さん。
子どもたちからはねーちゃんの愛称で親しまれている。
午後2時前。
新学期を迎えたばかりの子どもたちが集まってきた。
バラバラ?最初に来たのは小学2年の女の子。
まずはソース煎餅を食べながら世間話。
(由紀)アハハハッ。
そっか〜。
おなかが膨らんだらガムのくじで軽くスリルを味わうのが定番らしい。
時間を追うごとに子どもたちがどんどん集まってくる。
えっとね…実は店の一番人気はこの手作りクレープ。
なんと値段はどれも1枚100円。
(笑い声)いつもここでお母さんの仕事が終わるのを待ってるんだって。
(取材者)お〜。
フフフフフッ。
夕方5時過ぎ。
少し年上の女の子たちがやって来た。
アハハハハッ。
ハハハハハッ。
どうやらここでは誰もが友達らしい。
テレビテレビテレビテレビ!ん?アハハハハハッ。
明日も?アハハハッ。
暗くなり始めると子どもたちは家路につく。
最後のお客さんが帰ったらその日はおしまい。
営業時間がきっちり決まっていないのも何かいい。
撮影2日目。
お昼前小さな女の子が一人でやって来た。
(せき)店の人もよく知っている子みたい。
60円…これが30円。
90円。
あれ?どこで食べるんだろう?駄菓子はいつもお母さんのパート先で食べるという。
お菓子がおいしいから。
フフフフフッ。
歩く事3分。
お母さんはちゅう房にいた。
いつも駄菓子を食べながらここで静かにお母さんを待つんだって。
働く親の背中をじ〜っと見てるんだろうな。
今日もまた小さな常連さん。
ちっちゃい方の?おっきい方で。
次々とやって来るお客さんにねーちゃんは大忙し。
仕事の邪魔をするとねーちゃんは怒る。
今度は店先でボールつき。
道路では危ないから禁止。
悪い事をしたらきちんと叱るのがこの店の流儀。
ねーちゃんと何やら話し込む子がいた。
中学2年になったばかり。
毎日が何となくつまらないという。
お〜すごいな〜!アハハハハッ。
(由紀)ええ〜?話すうちに笑顔が戻ってきた。
今度はにわかに店の中が騒がしくなった。
ちゃうわ!違うこいつに言っとんねん俺は。
遊びに誘われなかった男の子が怒って仲間を蹴ったみたい。
もうやめろってもう!やめろもう!もうもういいもういいもういい。
ケンカはエスカレートする一方。
向こうでやればいいやんもう…。
でも…。
なかなかな…。
ねーちゃんは一切口出ししない。
どうやらケンカは終了。
いつの間にかバレーボールが始まった。
(由紀)ケンちゃん遅かったな。
うん。
(由紀)座らしてもらい?無理やな。
毎日来とうな。
(由紀)何でケンちゃん遅かったん?うんちょっとな。
夕方6時。
若者のグループがやって来た。
昔からの常連。
今もたまにいろんな事を報告しに来るという。
毎日お父さんの土木会社で汗を流す彼。
ここに来ると決まってパックのコーヒー牛乳を飲むらしい。
両親の離婚がきっかけで荒れた時期があった。
そんな時もここでねーちゃんと話すと気持ちが静まった。
一番の夢は…夜8時過ぎ。
今度は小さな子どもを連れた女性。
随分若く見えるけど…。
これからスナックに出勤するシングルマザー。
子どもを実家に預けに行く前いつもここに立ち寄るという。
子どもの将来のため。
昼も夜も働く日々だけど最近ちょっと疲れ気味。
元気のない彼女に見せようとねーちゃんが写真を持ってきた。
時計の針が少しだけ昔に戻る。
そしてみんな少しだけ元気になる。
バイバ〜イ。
(笑い声)
(笑い声)仕事帰りに立ち寄った男性。
ここは小さい頃弟とよく遊んだ思い出の場所らしい。
そんな前やったっけ?弟さんは去年海で溺れ突然帰らぬ人となった。
ほんまに。
溶接しとる時か〜。
でも実は今日ねーちゃんに知らせたい事があった。
そやで!彼は初めて父になる。
(笑い声)ごちそうさまです。
ありがとうありがとう。
ありがとうございます。
ありがとう。
ありがとうございます。
こちらも視聴者の方から感想が届いています。
5位の「赤羽おでん屋エレジー」。
「ジ〜ンと心にしみました。
ただ飲みたいだけで来ている訳じゃなく夜勤明け介護の合間の息抜きなどなどずっと赤羽に住んでいますが全然知らない世界でした」。
東京37歳の方です。
僕おでん屋さんの方はやっぱ見ててちょっとたまらない気持ちになるんですけどギュ〜ッとこう生きている人たちが唯一あそこでポンと解放される瞬間。
「家でもなかなか本音を言えないのかな」とか何かそういう瞬間の人生がかいま見れるところが…。
いいですよね。
いいですね。
よく朝から飲んでる人っているじゃない?そういう店やって。
俺たちサラリーマンだった頃は「朝からいい気なもんだな」とか思ってたんだけど必ずしもいい気で飲んでる訳じゃないんだね。
朝から飲んでる人たちも。
そういうのはよく分かりましたね。
だからやっぱ今の日本がリアルに見えるって。
ああいう瞬間になかなかニュースとかワイドショーでは届けられない今が見えるなってすごい思います。
それから4位の「駄菓子屋子どもたちの小さな宇宙」へのご意見です。
「心優しい女店主さんに感動しました。
時には叱ったりみんなのお母さんみたい。
親には言えなくても彼女には本音を話すのでしょうね」。
福岡47歳の方です。
それから「昔は近所の人は大体そんな感じで子どもたちを見守ってくれていたのに今はそんな光景を見る事もなくなりました。
ああいった光景が日本中にあふれていたら心を病む子どもが少なくなるだろうなと思いました」。
宮城45歳の方からです。
ねーちゃんが面白いのは「クラス替えどうなん?」ってクラス替え気にしちゃうっていう。
ハハハハ!あそこまであれですよね。
いろいろ悩み聞かなきゃいけないから。
把握しておかないと。
誰先生かとか。
あだち先生。
「よかったやん」みたいな。
「よかったやん」って事は駄目な先生もいる。
当たりの先生だった。
「やばい」みたいな事言ってるんですかね?あの感じも面白いですね。
ず〜っと子どもの頃からみんな人生見ててっていうね。
大事ですよね。
小学生もいれば中学生もいて高校生もいてね大人になってっていうあそこを通過してる感じがすごくいいですよね。
また大人になって来てっていうね。
あの駄菓子屋さんのその後も気になるでしょ?気になります。
神戸の駄菓子屋さんにあの人が行ってきました。
ご覧下さい。
土曜日の昼下がり。
ナレーションを担当する市川実日子さんが現場へ足を運んだ。
放送から半年。
みんな元気にしてるかな。
週末という事もあって子どもたちでお店は大にぎわい。
ねーちゃんこの日も忙しそう。
どうぞどうぞどうぞどうぞ。
ちょっと落ち着くまで子どもたちと遊んで待つ事に。
最初はグー。
じゃんけんホイ。
あいこでしょ!しょ!しょ!しょ!あ〜!じゃんけんホイ!やった!ア〜!
(笑い声)罰ゲームなんだ。
かわいい。
(はしゃぐ声)今日は土曜日なんで…。
釣り銭もらってない。
ごめんなさいね。
すいません。
ごめんなさい。
はい20円。
(市川)え〜!すご〜い。
気さくなねーちゃんに会いたいと全国各地からお客さんが来るんだそう。
子どもたちが帰り静かになったお店。
やって来たご夫婦は?父親になるのを楽しみにしていたあの男性だ。
9月に生まれたばかり。
この日初めてねーちゃんのもとに連れてきた。
鼻が高〜い。
ねえシュッとしてて。
べっぴんさんなるな。
そやろ?新しい命が生まれた一方で悲しい出来事もあった。
お店を立ち上げたおばあちゃんが亡くなったそうだ。
頑張っているねーちゃんの姿を見ておばあちゃんも応援してくれるかな。
そうか。
そうでしたか。
おばあちゃん。
93歳でしたもんね。
オンエアの時点でね。
でも女の子生まれてびっくりしたな〜。
一希の予定が愛蘭ちゃん。
でも愛蘭ちゃん鼻高くてね。
美人さんになりそうな。
(山田)べっぴんさんになるわ。
みんながやってたこの唇のやつ。
グミ。
グミ的なもん?ある世代からはすごい人気なの?私知らないな。
こんなのおじさんの頃にはなかったよ。
あっ五郎さん眼鏡取っちゃった。
来た!来た!来た!来た!取れた!取れた!これを…。
かわいい!かわいい!似合ってる似合ってる。
おさむさん似合う。
こうやってやるんだ。
すごい。
これ人気になるわ。
このコミュニティーの核として大事なんだよね。
そこへ子どもが集まってっていうのね。
だって俺一個…。
まあほかのシーンではあるのかもしれないけど誰もあそこに出てる子どもが例えばゲーム機出してやってたりしなかったですね。
ケータイすら出てなかったですね。
そう。
みんなやっぱり子どもが向き合うとすぐゲーム機出してワ〜ッて公園とかでもやってる時代にあそこでは会話をしてる。
けんかをしてる。
そうだ。
ちゃんと向き合ってる。
仲直りしてるって。
僕そこがねすばらしいなと思って。
それはねーちゃんがいるから。
ねーちゃん言ってたですもん。
「しまいなさいそんなの!」とかって言ってそうな感じする。
(2人)「ケータイ禁止やでうち」。
アハハハハハ!言いそうねーちゃん。
フフフ。
あっいよいよ3位?3位の発表ですね。
いきましょう。
3位の発表です。
(山田)あ〜はい。
(鈴木)タイトルからして「何?どんなとこなの?」っていうのもあるけど実際にVTRを見てみるとまさか選挙が行われるなんてっていう。
多分逆の事で驚いた。
これ有名で北大の恵迪寮って。
俺の同級生すごい仲よかったやつはここに入りたくてわざわざ北大へ行ったの。
(2人)え〜!やっぱその時代では有名な所だったんですね。
有名ですねここは。
面白かったなここ。
ふんどし姿の若者たちが歌うどこか古めかしい歌。
(さわぐ声)ここは明治時代から続く学生寮。
食事から部屋の管理まで全部学生自らで運営するのが伝統。
自由でおおらかなこの空間で学生たちはどんな生活を送っているのだろう?北国の学生寮で3日間じっくりと見つめてみた。
舞台となる学生寮は広〜いキャンパスの奥にあるという。
なかなか見えてこないけど…。
ようやく到着。
もう100年以上の歴史を持つ…学生だけで運営されるいわゆる自治寮で全国的にも珍しい存在なんだとか。
日曜の午後に撮影を開始。
今日は大学も休み。
まずはじっくりと暮らしぶりを拝見。
玄関を入ると広いホールのようなスペース。
(取材者)こんにちは。
こんにちは。
どうも。
あっ今は昨日のコンパ…名古屋から来た理学部の学生。
どんな生活しているんだろう?ちょっと部屋を見せてもらう事に。
それにしても味わい深い建物。
おい大丈夫か?大丈夫なのか?ここでは学年や学部に関係なく数人でグループを組んで暮らすらしい。
部屋代は光熱費込みで月1万円ほど。
親元から遠く離れた学生にはこの安さが魅力なんだろうな。
こちらは1階にある事務室。
でもいるのは学生だけ。
寮を運営する学生たちが一日3交代で詰めているらしい。
郵便物の管理から掃除まで何から何まで自分たちで行う。
こうする事で経費を抑えられるとの事。
あっ女の子。
こんにちは。
こんにちは。
そうですね。
掃除を…。
見せられる所だけでいいので。
しぶしぶながら部屋を見せてもらえる事に。
意外にも400人の寮生のうち3/3が女性らしい。
さてお部屋は?すごい。
テレビだ。
テレビだ。
すご〜い。
(笑い声)魅力はどうやら安さだけではなさそうだ。
夕方5時暗闇に人の姿。
これは?これは今…200本!?200本買ってますね。
毎週日曜当番の学生たちがほかの寮生の分まで炊き出しをするのだという。
それが我々です。
週に1度は同じ釜の飯を食べるのがここの習わしなんだとか。
ちょうどそのころ1階のホールで何か準備が始まった。
(太鼓の音)・「都ぞ弥生の雲紫に」・「花の香漂ふ宴遊の筵」・「尽きせぬ奢に濃き紅や」・「その春暮れては移らふ色の」・「夢こそ一時」夜11時過ぎ。
こんな時間に帰ってきた学生。
すいません。
この寮には相部屋のほかに個室部屋もあるという。
ひとつきの部屋代は相部屋と同じ1万円程度らしい。
勉強に集中したければ個室に移るもよし。
この寮ではどんな暮らし方も許される。
何やってるんですか?ピアノを…やってます。
あっそうなんですか。
みんな寝てます。
もう寝てらっしゃるんですか?はい。
・「太平洋にかかる」・「橋にぞなれる」・「我らが行く手」2日目も休日。
寮の事務室にパンが届いた。
毎朝地元の店から仕入れて販売しているという。
やっぱり何でも学生がやるんだな。
事務室の前で何か始まった。
寮を運営するトップを決める寮長選挙が今日と明日2日間かけて行われるらしい。
今回は2人が立候補してるそう。
寮の中にとっては大事な選挙らしいけど一体何を争っているのか?ちょっと候補者に会いに行ってみた。
おはようございます。
すいません。
いきなり寝起きで現れた経済学部2年生の通称ハラミ君。
今回の選挙には特別な思いがあるらしい。
福岡の出身。
2年間浪人したものの目指す大学には入れずこの北大にやって来た。
今は成績が振るわず留年中。
自分を変えたいと立候補を決めひとつき以上前から地道に準備を進めてきたそう。
目指しているのは全員参加型の寮生活。
実は最近寮の活動に参加しない学生が目立ち始め気になっているのだという。
対立候補も訪ねてみた。
農学部3年通称ダルビッシュ君。
高校時代には運動部の部長を務め大学へもストレートで進学したまさに期待のホープ。
ところで選挙で勝ったら何したいの?やっぱり目指しているのは全員の参加。
結構問題は深刻なのかな?夜12時前。
こんばんは。
お帰りなさい。
NHKなんですけど…あっはい。
続々とバイトを終えた学生が。
大変ですねこんな時間まで。
全国から学生が集まってくるこの寮。
生活費のために夜遅くまで働く学生も多いらしい。
どうもありがとうございます。
バイトや勉強でゆとりないんだろうな。
撮影3日目。
連休が明け大学の授業も始まった。
そして今日は寮長選挙の最終日。
まだ半分も集まってないんだ。
やっぱりなかなか票は伸びないみたいだ。
大学の講義がない学生はこの日も寮で自由な時間を過ごす。
(ピアノ)ホールからピアノの音色が…。
既に選挙の投票は済ませたという。
学生が運営する寮はかつて全国にあったけど年々姿を消しているらしい。
寒いよね。
夕方講義を終えた学生たちが帰ってきた。
あれ?投票しないの?ありがとうございます。
寮生の2/3が投票しないと選挙は無効。
寮の運営にも影響ありそうだけどな…。
投票締め切りは夜中の12時。
即日開票。
集計が終わり次第結果は館内放送で知らされる。
候補者の一人ダルビッシュ君は寮の事務室で待機中。
一方この選挙に学生生活を懸けて臨んだハラミ君。
ちょっと緊張気味だな。
集計が終了。
さあいよいよ発表。
ギリギリ2/3の投票数で選挙は成立。
そして…。
(拍手と歓声)あざっす。
ダルビッシュ君見事当選。
やるぞやるぞやるぞい!え〜っ!?本当に?そういう意味ではまあ…分かんないっす。
まあそれは…。
乾杯!おめでとう!今回もなんとか寮の伝統は守られた。
やるよ。
今の夢は?えっ夢ですか?ハラミ君。
いいですね。
「学生たちがトランプに興じる姿が一昔前のようで楽しそうだった。
勉強する所がない勉強部屋が面白かった。
自分の掛けがえのない寮生活を思い出した。
ハラミ君進級できたかな?」。
千葉の47歳の方です。
「進路を迷っていた高3の息子がこの放送を見て北大の受験を決めました。
北大の寮に入って学生寮の運営に関わるのが夢だそうです。
ハラミ先輩にも会うためにも受験勉強を頑張っています」。
東京の46歳の方です。
ハラミ君が心配でほかの事が頭に入らないんだよこの回。
この後ですよね。
負けたあとね選挙で。
名前の時点で負けちゃってるじゃない。
ハラミ君とダルビッシュ君ってもう。
僕好きなシーンがやっぱり何かあの〜負けたあとにお酒持ってくじゃないですか。
あれを持ってく感じの何かその…古さと…。
古さとでも何か…。
祝いといえば一升瓶。
祝いといえば酒っていう。
それを北の大地の学生寮で大事にしてるやつがいるって。
ハラミ君はいいですよね。
将来。
うん。
実はですねその後の北大生たちとハラミ君を市川さんが訪ねてきました。
(山田)やっぱり市川さんも気になってたんだ。
寒空の下北海道大学の構内にある寮を訪れた市川さん。
放送からおよそ1年。
学生たちはどうしてるかな。
はい。
寮に入ると相変わらず雑然とした感じ。
ダルビッシュ君の任期は終了。
今は初の女性寮長が活躍中。
寮長の仕事について聞いていると…。
あっあ〜っ!あ〜っ!アハハハ!
(市川)はい。
ハハハ!何〜?はい。
ありがとうございます。
かわいい。
(市川)ちょっとおしゃれ。
お邪魔します。
部屋には女子トークを楽しむ3人組。
(市川)寮の生活って?
(市川)え〜!へえ〜おかしい。
おかしい。
そんな効果もあった。
そしていよいよ今回ここに来た目的。
あの人が。
ハハハハハ!あっはい。
こんにちは。
1年前とは随分変わりさっぱりとした感じ。
何かあったのかな。
(市川)髪の毛も短くなりました?そうですね。
ハハハハハ。
今年は無事3年生に進級。
いつか仕事に生かしたいと英語サークルも立ち上げた。
一方盟友のダルビッシュ君は?え〜!面白い。
は〜。
(鈴木)ハラミ君はね親に言われたって言ってましたけど絶対恋ですよ。
恋です。
何かピカピカしてましたよね。
ピカピカしてました。
ヒゲとかだけじゃなくて眉毛やってますよ。
眉毛やってます。
眉毛やってます。
ちょっと痩せましたか?痩せましたよ。
ちょっとシュッとしてます。
すごい変化がたくさん。
親に言われただけでそんな事する訳ないですよ。
親に言われたらもっとやってますよ。
ちゃんと。
恋ですよ。
ハラミ君どうなんだ?アハハ!でも何かやっぱああいう古くからある文化じゃないですか。
なくさないでほしいですよね。
中に入ってくる人たちの感じは変わってくるのかもしれないけどやっぱああいうものをちゃんと維持してやってほしいですね。
はい。
面白い。
さあいよいよ残すところあと2つになりました。
あと2つですよ。
あと2つですよ。
う〜ん。
「金券ショップ」相当視聴率よかったんですよ。
このあと結構いろんな局の番組で金券ショップやってましたよ。
そうだったんですか!
(鈴木)でも面白かったですね。
六本木のケバブ屋が結構よかったんだけどな。
よかったです。
私あれ担当したんですけどおなかすき過ぎてその足であそこに食べに行って…。
え〜!あのおじさんたちもいて私はナレーションですごく映像見てたのであの店主のおじさんすごく知ってる気持ちになったけどおじさん初めてだから知らないふうに接客されてすごい寂しくって。
私すごい知ってるのにって思って。
美人にはただでくれそうって…。
え〜とスープとかサービスでくれていじられましたけど。
あとね俺ね好きだったのがねあれダンスホール。
あっダンスホール!はいはい。
ダンスホールの指名されなかったあの男の人。
最後指名されてよかったけどもうちょっと…もう。
「もっと指名してあげてよ!」って。
あのキョンって待ってる時のたまらなかったです。
大人なんだからさ〜そこら辺気遣ってほしかったよね。
今年注目はあれですね。
もちろん中身自体もそうですが僕ナレーターさんも注目してるんですけど男性がすごく増えてきて。
あ〜。
僕これスタッフにも言ったんですけどちょっとムロツヨシが増え過ぎなんじゃないかって。
(笑い声)キャスティングが気になる。
そうなんですよ。
ムロツヨシが結構パターンも変えていい声とかも出し始めて。
あれ結構食い込もうとしてるなみたいな。
あとちょっとアドリブみたいな時あります。
これ絶対ムロさん台本にないやつ…。
今度会ったら厳しく注意しようかなと思ってるんですけどね。
そういうのはいらない。
いらないんだよムロ君。
この番組にはね。
はい。
あっ2位!何だろう?2位の発表です。
2位の発表です。
いきます。
(山田)あっ牛久来た!
(鈴木)やっぱりこれだ!やっぱりこれだ!それでは第2位「大仏を見上げる霊園で」ご覧下さい。
緑に囲まれた道。
のどかな風景にこつ然と現れてきたのは…高さ120メートル。
世界最大級の仏像だ。
足元に広がるのは広大な霊園。
お盆多くの人が大切な誰かに会うためここを訪れる。
亡き人のお墓の前で人は何を思うのか。
大仏が見守る墓地でその胸の内を聞いてみた。
お盆が始まる8月13日。
お昼前に撮影を開始。
1人でお墓の掃除をする男性がいた。
(取材者)すいませんこんにちは。
あれ?お墓に花の飾りが…。
6年前に奥さんを病気で亡くしたという。
辺りを見るとほかのお墓にもさまざまな絵や文字が刻まれている。
それぞれにいろんな思いが込められているのかな。
霊園のあちこちを見回す女性。
どうやら迷っちゃったみたい。
こちらの男性も?こんにちは。
は〜そうですか。
ええ。
先月亡くなった会社の同期のお墓を探しているそう。
1万を超えるお墓がある関東最大級の霊園。
あまりの広さに苦労する人も多いらしい。
丁寧にお墓を掃除する女性。
あれ?はだし?最愛の夫とはお見合いで出会った。
お互いにビビッときてすぐに結婚。
子どもができたあとも出かける時はいつも手をつないでいたという。
おいくつぐらいで…。
50ちょっとですね。
家から見送った後ろ姿が最後だった。
なかなか受け入れる事ができず21年たった今も毎日のように通っているという。
お盆の初日。
たくさんの人が大仏の足元を訪れていた。
鮮やかなスーツ姿でお墓を清める女性。
こんにちは。
突然すいません。
あっそっちにいます。
すいませんこんばんは。
突然すいません。
撮影2日目は金曜日。
朝7時にお墓参りに来た人。
すいませんおはようございます。
ちょっと軽いノリの兄弟。
イベントで映像関係の仕事をしているというおにいさん。
寝巻き姿のまま慌てて飛び出してきたそう。
あれ?ちょっと独特なお墓みたいだけど。
お墓の脇で何かを拭いている。
お地蔵さんかな?いろいろあって生まれてくる事ができなかった妹。
一緒に暮らしていたかもしれない小さな命に思いをはせる。
大仏のすぐ脇に普通のお墓とはちょっと違う感じの場所があった。
熱心にのぞき込む2人組。
個人の。
はい。
独身の人や子どものいない人が入る事が多いという個人墓。
小学校の図書室で働いてきたというこの女性も最近お墓を買ったそうだ。
おととしがんが見つかり死を覚悟した。
お墓の場所を知ってほしくてずっとかわいがってきたおいっ子さんを連れてきたんだそう。
あそこに供えるの。
あそこにお花とお線香…。
これでもう思い残す事はないという。
彼女の表情はどこか穏やかだった。
(鈴の音)あ〜それは怖いですね。
おはようございます。
NHKの者なんですけど。
あらどうもご苦労さま。
お握り持って。
好きなもの持って。
墓参りじゃないんです。
お茶会。
ただお線香つけてお花あげてさようならっていうのは嫌なもんですから。
仏さんの前で余計な事…。
(雷鳴)
(雷鳴)撮影3日目。
早朝5時半。
まだ静かな霊園に1人の女性。
ええあのそうですね…息子さん…。
はい。
突然がんの宣告を受け僅か2か月で亡くなった息子さん。
残されたお孫さんはまだ小学2年生だった。
やっぱり思い出しますか?あれから8年たつけど今も週に何度も来てしまうという。
本当そうよよく聞いて…。
この日は午前中から30度を超える暑さ。
随分にぎやかな集団。
7人兄弟の。
はい。
7人兄弟とその家族。
毎年お盆にはお母さんを中心に関東各地から集まるという。
長男次男三女三男四女でございます。
お父様が亡くなられて…当時はお金もなくギリギリの生活だったけど持ち前の笑顔でなんとか乗り切った。
はいチーズ!さんざん苦労させられた夫。
でもなぜか憎めないという。
帰り際お母さんは名残惜しそうに手を合わせていた。
もういなくなった大切な人に会うことができるお盆。
亡き人がみんなを結び付けてくれる。
(花火の音)
(花火の音)すみません。
来ましたね〜。
来ますね。
ではまず視聴者からのご意見を紹介させて頂きます。
「私もせめてお盆やお彼岸ぐらいはお墓参りをしてご先祖様に手を合わせなければいけないなと考えさせられました。
何だか申し訳ないなと思いつつも仕事だからしょうがないと心の中で言い訳していました」。
茨城の方です。
「この放送があった3日後弟が突然交通事故で亡くなりました。
いつでも会う事ができると考えていた家族と明日はもう会う事ができない。
年下の家族に先立たれる悲しさは放送時は想像するしかありませんでしたが今は実感を持って胸に迫ってきます」。
香川44歳の方です。
いる事が当たり前じゃないっていう事が…。
うん。
みんなそうですよね。
親も友達も。
うちの妻も僕自身もそうですけど明日何が起きるか分からないしって…。
うん。
いや〜すごいな〜。
それから松崎ナオさんへのメールも頂いています。
「あの曲が流れてきた途端込み上げてきた感情が一気に吐き出されてしまいます。
毎日を自分なりに淡々と生きている人々たちの表情を映し出して頂ければと思います」。
兵庫県39歳の方。
各回を盛り上げて下さっているこのエンディング曲担当して下さっているのが松崎ナオさんなんですけども今回もお越し頂きました。
松崎ナオさんです。
どうぞ〜。
(拍手)どうも。
よろしくお願いしま〜す。
松崎さんも恒例になってまいりましたよ。
毎年これが。
よろしくお願いします。
どうぞお掛け下さい。
歌詞がいいっていうのはほんとにあちこちで耳にするんでこの歌詞を今回ちょっと書き出してみました。
視聴者の方からも「歌詞に心が救われた」など歌詞が深いと話題になっています。
「『幸せを守るのではなく分けてあげる』。
そんなふうに思える人が増えればつらい思いを抱える人が少なくなるのではないかと思える。
そうなってほしいと思いながら番組を見てこの曲を聴いています」という声も上がっています。
ありがとうございます。
これ作ったのっていつぐらいだったんですか?これは15年ぐらい前に作りました。
どういうシチュエーションでとか?あの〜引っ越ししたくて川べりに。
ああ!
(松崎)それであの〜お金なくて引っ越せないなと思ってとりあえず希望をかなえようと思って…。
川べりに引っ越し願望を歌の中で。
どれぐらいの期間で作られたんですか?これはあの〜ほんとたまにあるんですけどこの曲の分数で出来ました。
え〜!曲と詞がいっぺんに?はい。
え〜!モーツァルトみたいだな〜。
すごい!日々書きためたり…。
こう…何かちょっとこう感動を口に出すのとかがあまり得意じゃなくて何かたまってってるんですけどそれが何の気持ちか自分でもよく分かってないとこもあってそういう時になのかよく分からないですけど何か一気に出てくる事がたまにあって。
これはあんまり苦労はしてない。
すごいね。
15年前にそうやって出来た曲がいろんな人の人生を照らしていろんな物語をこの番組で抱えてますもんね。
ちょっとびっくりしてます。
すご〜い。
そして松崎さんなんと松崎さんの20年来のお友達という方からメッセージが届いてるそうです。
誰ですか?こちらご覧下さい。
実は大学時代松崎さんとよくつるんでいたそう。
当時はいろんな大学でバンド活動をしてる音楽仲間の一人だったんですよ。
私はバンドとか歌歌ってて。
私徳光っていうんですけど大体徳ちゃんっていわれてたんですけど何か松崎ナオの界わいがみっちゃんとかミッツとか言いだしたんですよ。
当時もう既にデビューが決まってたんですよ松崎は。
だから同じ世代の音楽目指してる仲間の中の彼女出世頭ですよね。
彼女の歌ってこうとってもじわじわ人の心にしみてく力を持ってる音楽なんで中毒性まではいかないけども染みついちゃうようなやっぱり力を持った歌声なのは昔からなんですよ。
そこの点では…そういう声って天性のものだから努力したってそういう事はできないんで。
あの人は…私もすごくしゃべるの苦手なんですよ。
ライブのMCとか駄目なんですね。
私より下手だったのがあの人なんですよ。
あの人がちゃんとスタジオでしゃべれるかどうかがすごい心配なんですけど。
あんな事言ってますよ。
ちょっとしゃべれるとこ見せてやって下さいよ。
いきなり何をしゃべればいいか何しゃべればいいか分かんない。
どういう友達だったんですか?ミッツさんとつるんでたって。
私あの〜もうデビュー決まっててその時ちょこっとだけお金もらえたりしてて。
だからいち早くちょっと都会に1人暮らしとかしてたんで。
でも6畳しかなかったんですけどそこにギュウギュウに人が来るようになっちゃって。
帰れない人とか。
みっちゃんも…あっミッツも来るようになって…。
(鈴木)え〜!ちょっとなかなかこう彼女はこう…何て言うのかな?博学だしいろんな私の知らない日本の音楽とかすごく知ってたので何か…教えてもらったり。
じゃそのころからのつきあいで?はい。
(山田)このあとねその「川べりの家、」これテレビ初披露のギター弾き語りバージョンで今年はやって下さるという事なんでお送りしたいと思います。
じゃ松崎さんスタンバイ早速お願い致します。
お願いします。
去年よりやりやすい。
いよいよ1位に輝いた番組の発表。
43本の中から選ばれた2015年ベストワンは?さあいよいよ1位の発表ですね。
お願いします。
何だろう?大仏出ちゃったからな。
1位です。
(鈴木)あれでしょう。
あ〜やっぱり!
(山田)これはしょうがない。
これはしょうがないです。
港のところにあるうどんの自動販売機。
吹雪の中の。
スープがジョボジョボに出てくるやつですね。
ハハハハハ!機械の具合がいまひとつ悪いんだけどなぜか猛吹雪の中人が集まってくるっていう。
では第1位「秋田真冬の自販機の前で」をご覧下さい。
(風の音)その自販機は吹雪の向こうにじっと立ち尽くしていた。
売っているのはごくごく普通のうどんとそば。
それでもなぜかお客さんが絶えない。
便利なコンビニも24時間の飲食店もある時代。
どうしてこの古ぼけた自販機の前に人が集まるのか。
極寒の地で3日間訪れる人の声に耳を傾けた。
どんよりと曇った日本海。
自販機は広い港の片隅にひっそりとたたずむ。
1月半ばのお昼過ぎに撮影開始。
気温は2度。
この時期の秋田にしては暖かいという。
車がやって来た。
お客さんかな?
(取材者)こんにちは。
選んだのは熱々のおそばらしい。
うわっ。
来た来た来た〜。
あ!スープが…。
こぼれるんですか?えっお湯がすごいいっぱい!食べてないの?熱くないですか?えっ捨てるんですか?食べる場所は自販機が設置された雑貨店の脇。
どこがおいしい?保険代理店に勤める男性。
道が凍って事故が増えるこの時期はゆっくり食事する時間もないそうだ。
どうもで〜す。
5分もたたずに走り去っていった。
すぐに次のお客さん。
あれ?何か苦戦しているようだけど…。
ちょっと待って。
アハハハ。
みんな故障には慣れてるみたい。
値段は200円。
既に麺がゆでてあるので普通のカップ麺より早く食べられるのが売りらしいけど…。
設置されて40年。
最近は機械が壊れて味がだんだん薄口になっているという。
それなのに…。
この人気の秘密は何なのか…。
夜7時。
カップル…かな?えいっ!あれ?お盆持ってる!うんいいよ。
わっやだ。
フフフ…。
つきあい始めて3年。
デートの度に来るのでおそろいのお盆を買ったそう。
44歳になる彼女。
彼氏と出会う前からいつも一人ここでうどんを食べていたという。
連れてきたいっていう…。
いつか大切な人に巡り会ったら必ず連れてきたい場所だった。
ありがとうございます。
気を付けて。
明け方4時。
また明かりに吸い寄せられる人。
えっと〜…どういうお仕事?仕事のあと一人になりたい時はいつもここに来るらしい。
何かねあの〜…でここへ来てしまう。
うん。
本業はお祭りなどのイベントの企画。
地元を盛り上げたいと去年一人で始めたけどなかなか軌道に乗らないという。
今は一日数千円の運転代行の収入で母親と2人暮らしている。
う〜ん…。
何か温まれる…。
真冬の自販機の前をいろんな人が通り過ぎていく。
2日目は土曜日。
ちなみに今日は?えっ?突然おじいさんがスタッフに話しかけてきた。
今日で78歳。
ほぼ毎日自宅から車で15分かけてうどんを食べに来るという。
いつも決まった話をここでしていくらしい。
来るようになったのは13年前。
ずっと連れ添った奥さんを亡くしたのがきっかけだった。
うどんを食べて少しだけおしゃべりを楽しんだらまた一人家に帰る。
いきなり地吹雪が襲ってきた。
(風の音)こんな時にもお客さん。
ハハハハ…。
でも何であえてこんな日にうどんを?お母さんがパートのため週末はいつも2人。
思い出を作ってやろうといろんな所に連れ出すらしい。
息子さんは何も答えない。
こんな日もいつか思い出になる時が来るのかな?夜になり吹雪は強まる一方。
あ…食べてる。
大荒れの天気を気にも留めない。
猛吹雪の中また車が来た。
気を付けて。
くれぐれも。
は〜い。
晴れる日もあれば嵐の日もある。
嵐の通り過ぎた自販機前。
静かにうどんを食べる男性と出会った。
若い頃よく通ったこの場所に最近訳あってまた通うようになったという。
この自販機あるとこってここしかないですもんね。
去年突然がんを宣告された。
それ以来ここに来て昔を振り返る事が多くなった。
今日はお子さんに?そうです。
食べたいって。
へえ〜。
えっ?汁流れてきた。
給料日前になると…。
カツカツだね。
夜9時。
俺うどん!すいません。
こんばんは。
にぎやかなグループがやって来た。
バイク競技の同好会。
ミーティングを終えてうどんを食べに来たという。
どうやら彼女がここの常連らしい。
10歳の男の子を育てるシングルマザー。
ここにはやんちゃだった青春時代によく来ていたそう。
ハハハハハ…。
家でも学校でもうまくいかなかった10代の頃。
行く場所がない時はいつもここで過ごした。
古い自販機しかないはずなのになぜか不思議と温かかった。
ここはいつか帰る場所。
じゃあ頑張って下さい。
すいません。
ありがとうございます。
いいえ。
自販機はずっとここで待っている。
すいません。
ありがとうございます。
楽しみにしています。
はい。
やっぱあの絵力の強さですよね。
横殴りの吹雪の中で。
いや〜すごかったですね。
どんどん積もっていきながら食べてる。
そもそもあの販売機が強いっていうね。
あんな吹雪なのに壊れずにずっとおそばやおうどん出してるのがすごいですよね。
視聴者の方からのご意見頂きました。
「たった一台の自販機がこんなにも人生交差点だったとは。
すごくドラマのある情景の美しい回でした」。
兵庫県26歳の方から。
それから「極寒の地でただでさえ過酷なのに1杯の安いうどんの温かさが人生を歩む人の心をほんの少しだけ温かくしている様が心に響いた」。
岐阜49歳の方から頂きました。
販売機の回で僕すごい好きなのが中にカメラ入れて撮ってるでしょう。
一回ね中にカメラ入ってド〜ンって落ちてジョボジョボジョボジョボっていう。
あれの1発目がやっぱ面白いですよね。
あれを見て修理もしようと思わないっていう…。
でももうぼちぼちやばくないですか?あの自動販売機。
(鈴木)あれが引退する日は来ないでほしい。
思うでしょ?はい。
ねっ心配でしょ?心配です。
行ってきましたよ。
えっ!あるんですか?「あの人はいま」シリーズうどん自販機のその後もちゃんと見てきたんです。
大丈夫かな?だってハラミ君とかみんな変わっちゃってたから。
動いてますように。
(山田)どうなってるでしょう?あの自動販売機はどうなっているんだろう。
週末に再び訪れてみた。
お昼どきになると続々とお客さんがやって来た。
古くなって調子が悪かった機械。
その後ようやく修理できたんだって。
お湯もあふれなくなりおいしいうどんが出せるようになったそう。
NHKです。
うどんを食べるためにわざわざ車で4時間かけてやって来たという。
いいんです。
いいんですこれで。
(笑い声)気を付けて。
機械が新しくなっても自販機は人の心を温め続けていた。
あ〜よかった。
(2人)いや〜。
でもこの番組のおかげなんじゃないですか?部品見つかったのね〜。
絶対そうですよね。
しかし世の中には物好きっていう人が…。
4時間かけて。
奥羽山脈を越えてますからね。
盛岡からだと。
しかもお湯を捨てたかったと。
ハハハハ!がっかり。
適正量でがっかり。
いいんだよそれで。
正しい姿だよね。
あのままだとだってだしの味がしなくなった…。
いやもうよかったです。
これよく探してきたなっていうのあるじゃないですか。
毎年毎年よくこんな場所。
ほんとにです。
去年もこんな話しましたけども今後この「72時間」にこんな場所やってほしいななんてリクエストあります?あのねやっぱりすごい去年から気になってていろんな場所が。
だけどちょっとリアルにこれはほんとにやったら面白いんじゃないかと思う所があって。
夜のお仕事の人が着るドレスあるじゃないですか。
はいはいはいはい。
ああいうドレスを売ってるお店ってあるんですよ結構。
ありますね。
その夜のお店に密着するのはらしくないんだけどそこでそういうドレスを買いに来る人ってどういう人なのか。
去年のはちょっと冗談で言いましたけど。
覚えてます。
これはね本気でやってほしいと思ってるんです。
何だったら自分でディレクターやってもいいと思ってるぐらい。
それ来年是非。
密着して「72時間」でこれは絶対いいと思うんですよね。
(山田)それ分かる。
昔っていうかもしかして今もあるかもしれないけど24時間のジーンズ屋さんってあるでしょ?俺編集の仕事してたから朝5時とか帰りにジーンズ買って帰ったりするじゃん。
朝の4時とか。
それで裾詰めたりとかする。
俺だけじゃないんですよね。
必ず何人か客がいるんですよ。
どんな時間に行っても。
朝4時にジーンズの裾詰めしなきゃいけない人って編集者以外に何が?そういうの見たいな。
吹石さんは?私は去年と変わらず…。
去年鈴木おさむさん海底の神社でしたっけ?あれも今年はかなわず私は去年レンタカー屋さん…もかなわずなので。
レンタカー屋はありますよ。
いきなり借りなきゃいけない事あるから。
さあ新年最初の放送は1月8日金曜日です。
横浜の歓楽街にある24時間営業のとんかつ屋さんです。
早朝から深夜までお肉を頬張りにいろんな人がやって来るんだそうです。
歓楽街の24時間営業の飲食店は外れないもんね。
絶対そう思います。
来年も見逃せませんね。
(2人)はい。
じゃ皆さん…。
(3人)よいお年を。
2015/12/29(火) 00:20〜04:55
NHK総合1・神戸
朝までドキュメント72時間[字]
視聴者投票で選ばれた「72時間」の人気作品9本を一挙放送!番組ファンの鈴木おさむ・山田五郎・吹石一恵が朝まで熱く語り合う。テーマ曲の松崎ナオも登場。こうご期待!
詳細情報
番組内容
視聴者投票で選ばれた「ドキュメント72時間」の人気作品9本を、オールナイトで一挙に放送する。出演は番組ファンを自認する鈴木おさむ・山田五郎・吹石一恵。都内のフィリピンバブで番組への熱い思いを語りながらカウントダウンしていく。さらに、番組に登場した「あの人」の気になるその後をナレーターの市川実日子が追跡。人気のテーマ曲「川べりの家、」を歌う松崎ナオも駆けつける。年の瀬の夜、心ゆくまでご堪能ください。
出演者
【出演】鈴木おさむ,山田五郎,吹石一恵,松崎ナオ,市川実日子,【語り】鈴木杏
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
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