≫「ボクシングフェス2015」一夜限りの夢舞台へと変貌した、有明コロシアム。
怪物と呼ばれる若き天才、井上尚弥。
不屈の闘志で見るものを魅了する激闘王八重樫東。
日本が世界に誇る2人のボクサーが、これから世界の頂点を争うリングへと上がります。
去年、あまりにも衝撃的なノックアウトで世界最速2階級制覇を成し遂げた井上尚弥。
しかし、その試合で拳を痛め余儀なくされた1年のブランク。
2015年、初戦にしてクライマックス。
井上尚弥が、再び衝撃へと我々をいざなってしまうのか。
そして引退の2文字もささやかれた八重樫東。
だが、家族のためそして悲願の3階級制覇へ≫「ボクシングフェス2015」のテーマ曲「SEKAI」。
爆音ジャズの奏でるサウンドが会場を包み込んでいます。
≫そしてこちらには具志堅用高さんと村田諒太選手にお越しいただきました。
お二方よろしくお願いします。
≫まずは、激闘王八重樫東が悲願の3階級制覇に挑む一戦ですが具志堅さん、楽しみですね。
≫これは本当に楽しいボクシングの会場ですね。
これは頑張ってほしいと思います。
≫村田選手相手は世界チャンピオンですね。
≫リーチが長くて距離が長いチャンピオンに対して八重樫さんがどう戦うか楽しみです。
≫注目ですね。
≫そして、世界最速で2階級制覇を成し遂げた怪物・井上尚弥も1年ぶりに復活のリングに上がります。
≫その井上選手の初防衛戦を応援するためにあの人たちもリングサイドに駆けつけています。
木村アナウンサー。
≫こちらには先ほどステージで会場を盛り上げてくれたももいろクローバーZの皆さんがお越しくださいました。
皆さんどうぞよろしくお願いします。
≫よろしくお願いします。
≫今夜の初防衛戦どんなところに注目していきましょうか?≫この試合は新たな伝説の一歩目だと思うので頑張ってほしいです。
≫あと、井上選手私たちと同世代なので昨年の試合を超える衝撃的な勝利で若い力を示してほしいです。
≫そして、井上選手は今月1日、結婚というのも話題になりましたがどうでしょう?≫家族を持って初めての試合になると思うのでいつもより気合が入っているんじゃないかと思います。
≫そして、このあとも皆さんスペシャルパフォーマンスがあると伺っていますが。
≫年に一度のボクシングの祭典ということでしっかり私たち全力で盛り上げたいと思います。
≫少しでも選手の皆さんの力になれるように頑張ります。
三宅さん、お返しします。
≫ありがとうございます。
ももクロのメンバー格闘技の会場が似合うような気もいたしますが。
これが選手たちの力になればと思います。
井上尚弥、八重樫東ダブル世界戦。
まもなくゴングのときを迎えます。
≫本気で、そう思った。
もう、十分頑張った。
そのほうが、幸せかもしれない。
本気で、考えた。
でも、大切な人たちが戦う姿を見たいと背中を押してくれる。
≫圭太郎より。
≫だから、八重樫東は3度目の世界王座へ再び、走り出す。
32歳、ボクサーとして限りある時間の中で更なる成長を求めハードなトレーニングに身をささげる。
そして今年、リングで見せた復活の2連続ノックアウト。
もう、迷いはない。
ここから目指す場所は1つ。
≫狙うはIBFの赤いベルト。
王者は若きメキシカン。
ボディー攻撃を武器に前に出てくる超攻撃型ファイターに勝つ鍵はどん欲に前に出る強い心。
その心を、今日も家族があと押しする。
≫これになります。
≫不屈の激闘王が世界のリングに帰ってくる。
≫八重樫東の終着駅は、まだ先。
3度目の世界へ進め!IBF世界ライトフライ級タイトルマッチハビエル・メンドサVS八重樫東。
≫八重樫東がこれから悲願の3階級制覇がかかるリングへと上がります。
今回はとにかく勝つことにこだわる。
試合前に、そう話した八重樫東です。
今宵は決戦への花道をともに歩んできた入場曲を歌いますAK‐69が力強い歌声で八重樫を、あと押ししながらの入場となります。
悲願の3階級制覇なるか。
相手は世界王者IBFチャンピオンのハビエル・メンドサです。
具志堅さん。
ピリピリした空間緊張感が高まってまいりました。
≫そうですね。
こっち側も緊張してますよ。
≫そして、川島さん。
八重樫、この表情。
そして、周りのこの大橋陣営。
いかがでしょう。
≫八重樫選手は2勝2KOと、乗ってますのでこの勢いを今日ぜひぶつけてほしいですね。
≫八重樫がこよなく愛するAK‐69さんが歌う「MOVEON」。
その曲に乗せてまもなくです。
≫八重樫の勝利にみんなの拳をかざしてみてください。
命をかけて戦う男にこの歌をささげる。
≫青コーナーより八重樫東の入場です。
元2階級制覇チャンピオン。
日本が誇る激闘王が、再び世界戦のリングに帰ってきました。
幾多の激闘を演じ獲得した2つのベルト。
そして、数々の栄光。
しかし、それはちょうど1年前当時の世界ランキング1位ペドロ・ゲバラによって打ち砕かれました。
まさかの7ラウンドTKO負け。
3階級制覇失敗。
まさに、心を折られるような敗戦でした。
一時は引退も考え苦しい時間を過ごしました。
ただ、八重樫の心の中の炎はまだ残っていました。
どん底まで1回、落ちた男が再び、はい上がる姿。
それは、自分の家族やそして見てくれている人々に何かを伝えることができるのではないか。
そう、八重樫は語りました。
今年は復活を印象付ける2戦連続のノックアウト勝利。
ここから目指す場所は1つです。
八重樫東がこよなく愛するAK‐69。
彼らも語ります。
恥と失敗が燃料となり、もう一度飛び立つための翼となる。
悔しさをあきれるほど味わうのが俺のやり方だ。
一度は夢破れた激闘王です。
敗れ去ったあの因縁のライトフライ級。
同じ舞台で、同じ階級で男は、1年前の自分を超えられるか。
今、目をつぶりました。
有明コロシアム。
八重樫東今、何を思う?一度、夢破れた激闘王。
さあ、今宵の相手は強打のハビエル・メンドサ。
己のプライドを取り戻すため≫赤コーナー。
IBF世界ライトフライ級チャンピオンハビエル・メンドサです。
八重樫を迎え撃つはコブラの異名を持つ危なすぎるハードパンチャー。
KO率は驚異の70%を誇ります。
ボクシング大国メキシコでノックアウト連発の危険なサウスポー。
1年前、八重樫の3階級制覇を阻んだのもメキシカンでした。
そしてまた、メキシコの難敵が八重樫の前に立ちはだかります。
誰にもまねできない俊敏性正確無比な攻撃。
これが私がコブラといわれるゆえんである。
そうメンドサは話します。
さあ、やろうぜ。
魂と魂のぶつかり合い。
ノックアウト必至激闘王の前に立ちはだかる現役チャンピオンハビエル・メンドサです。
IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ。
ハビエル・メンドサに八重樫東が悲願の3階級制覇をかけて挑む一戦です。
この試合の解説は元WBA世界ライトフライ級チャンピオン具志堅用高さんそして、元WBC世界スーパーフライ級チャンピオン川島郭志さんです。
どうぞよろしくお願いします。
まずは具志堅さんこの試合、ピリピリした緊張感の中八重樫がどんな復活を見せるか。
≫奥さん、子どものためにぜひ、チャンピオンに返り咲いてほしいなと思います。
≫なお、この試合ジャッジはアメリカのマイク・フィッツジェラルドユージン・グラントヒルトン・ウィテカーJr.の3名。
そしてレフェリーはアメリカのケニー・チャバリエがさばきます。
八重樫にとっては1年前の屈辱。
あのときはボディーブローをもらってもんどりうってのノックアウト負けでした。
その屈辱を乗り越えられるか。
1年ぶりの世界のリングに上がるこの八重樫東です。
川島さん、この八重樫の充実した表情どう、ご覧になりますか。
≫負けてから2戦やってるんですけどそれもしっかり勝っていますしまたコンディションも非常に今日はいいですね。
≫1年前に負けたライトフライ級での一戦。
川島さん、その辺りも気になります。
≫減量もしっかりスムーズにいったみたいなのでそこら辺は大丈夫だと思います。
≫今回はメキシコの8オンスグローブを使います。
フリーノックダウン。
スタンディングダウンは適用しません。
4回終了時点で試合が成立します。
激闘王の前に立ちはだかるメキシカンコブラ。
ハビエル・メンドサ、24歳です。
有明コロシアムがこの大歓声です。
不屈の激闘王、3階級制覇再挑戦です。
早くも東コールが沸き起こっています有明コロシアムです。
IBF世界ライトフライ級のタイトルマッチです。
現在、IBF世界ライトフライ級8位に位置する八重樫東。
挑戦者として臨む一戦です。
祈りをささげるハビエル・メンドサ。
対するは激闘王、八重樫。
運命の第1ラウンド。
ゴングが打ち鳴らされました。
青いグローブがチャレンジャーの八重樫東32歳。
白いトランクスをはいています。
対するチャンピオンは赤いグローブハビエル・メンドサ、24歳。
IBFライトフライ級のチャンピオンです。
一度の防衛に成功しています。
川島さん、まずは立ち上がりですが前回、ノックアウト負けを喫しているライトフライ級での世界戦。
再起戦ということになりますが八重樫、立ち上がりいかがでしょうか?≫立ち上がり、非常にサウスポーに対しては右、右といいと思いますよ。
また、メンドサ選手サウスポーなんですが非常に前に出る力が。
前にどんどん出るファイターですので。
気持ちで戦うタイプなので特にボディーブローを打つのでそこら辺に八重樫選手気をつけてほしいですね。
≫八重樫東は不屈の激闘王といわれていますがこのハビエル・メンドサもメキシコでは激闘王。
とにかく多くのノックアウト激戦を演じています。
そして具志堅さんこの八重樫の肉体ですがどう、ご覧になりますか。
≫ライトフライ級にしてはすごい立派な体してますよね。
やはり一発のパンチはありますからね。
≫1年間かけてこのライトフライ級でも力を出せるように肉体改造に取り組んできました八重樫東です。
3階級制覇、再挑戦です。
運命の第1ラウンドです。
ちょうど1年前ペドロ・ゲバラに7ラウンドでノックアウトを喫しました、八重樫東。
そのときはライトフライ級での一戦でした。
セコンドにつく松本トレーナーはボクサーにとってボディーでのKO負けは屈辱でもある。
特に激闘王と呼ばれる八重樫にとっては想像を絶する屈辱だったとそんなふうに考えると松本トレーナーは話します。
何か、乗り越えなければいけない落とし物がこのライトフライ級のリングにあるのではないか。
そのように松本トレーナーは話しました。
≫メンドサ選手左ストレート、右フックをたたきつけてくるような打ち方をするんですよね。
バッティングにも、もちろん気をつけてほしいんですけどまず、ロープに詰まらないことです。
足をしっかり使って。
スピードでは上回っていますのでスピードで勝つということが大事ですね。
≫KO率、70%以上を誇る強烈なパンチを持つハビエル・メンドサ。
左のストレートあるいは左のアッパーそして、左右のボディーが自分の武器だと分析をするハビエル・メンドサです。
それに対して八重樫小さいパンチを放ちます。
≫メンドサ、振りも大きいですから。
八重樫はスピードですよ。
回転とスピードです。
≫長いリーチを持つハビエル・メンドサ。
リーチ174cm。
八重樫よりも13cm、長いそのリーチです。
≫再起をかける八重樫東の世界戦ですが第1ラウンドが終了しています。
ハビエル・メンドサのこの長いリーチ。
これをかわしてからの八重樫の攻撃でした。
具志堅さんハビエル・メンドサの長いリーチ少しいやな感じもしますが。
≫リーチがありますから中に入って打ち合いをしたほうがいいと思います。
≫そのリーチの長さは13cm差がありますハビエル・メンドサ。
≫右、いいですね。
八重樫君も立ち上がりがすごくいいです。
自信を持って向かっていってほしいですね。
≫右のボディーフック。
見たことがない角度からきますね。
≫絶対下がらないですからね。
よけるのも前で前でよけるんですね。
ダッキングをして前でよけながらどんどん前進してきます。
このプレッシャーに押しつぶされないことですね。
うまくプレッシャーを利用してボクシングすることですね。
≫立本さん、その辺り松本トレーナーも大きく左という指示です。
≫大きく左へという八重樫サイドの指示ですが川島さん、どうご覧になりますか。
≫サウスポーと戦うときはまずはそういったパンチをもらわないのが一番大事です。
≫ただハビエル・メンドサの左のボディーストレートあるいは右のボディーフック。
こういったパンチが八重樫の腹を捉えています。
チャンピオンサイドですがボディーをもっと打てと。
執拗に狙っていけと指示が出ています。
≫チャンピオンサイド木村アナウンサーのリポートでした。
やはりチャンピオンは自分の最も得意なパンチボディーで、この八重樫を攻略していこうという構えです。
強烈な右ボディーチャンピオン。
≫右のボディー、強いですね。
≫八重樫もライトフライ級前回、世界戦で敗れたペドロ・ゲバラに対してボディーで敗れた過去があります。
そのボディーを得意としているハビエル・メンドサに対してアッパーで対抗していこうという八重樫。
ボディーの打ち合いです。
八重樫自身もボディーには絶対的な自信を持っています。
≫振りが大きくて回転が遅いんですねメンドサの場合。
八重樫の場合は回転が速いのでその速い回転をうまく使うことですね。
≫相手が打つその前にということになるでしょうか。
身長差はほとんどありませんがリーチの差はかなりある両者です。
左のアッパー、トリッキーな動き。
有明コロシアムがざわつきました。
≫八重樫の右のストレートが王者の顔面を捉えた第2ラウンドでした。
第3ラウンドが始まりました。
川島さん、先ほどのラウンドの最後ですけれども八重樫東、見事なパンチを当てました。
≫そうですね。
いいペースできていると思います。
よく相手のパンチが見えていますね。
≫八重樫東の不屈の激闘王3階級制覇再挑戦。
相手は、ハードパンチャーハビエル・メンドサです。
≫この前進はなかなか止まらないんですね。
どんどん出てきますから。
≫八重樫のパンチ力をもってしてもこのメンドサの前進を止めることができません。
≫パンチも荒いですし体をぶつけてきますからね。
≫肩と肩をぶつけ合って長いリーチからアッパー…。
八重樫の左が王者の顔面を捉えていきました。
≫八重樫君、右のショートですね。
それが、当たるんですよね。
だから距離感で手は出したほうがいいですね。
打ち合いしたら勝ちますから。
≫具志堅さんはこのままいって殴り合いになれば八重樫という。
殴り合い、接近戦インファイトには定評があります八重樫東。
そして何よりも、折れない心前に飛び込んでいく勇気を持っています。
それが、最大の武器であるとセコンドの松本トレーナーもこの八重樫東のことを評します。
≫この手数とプレッシャーを嫌がらないでうまく利用しながら細かいパンチを当てていってほしいですね。
ラウンド、ラウンドでポイントを取っていくことがまずは大事ですね。
≫冷静に、時には大胆に。
軽量級最強ローマン・ゴンサレスとは打ち合いました。
ただ、その前のエドガル・ソーサ戦では足を使って、華麗なフットワークを披露した八重樫。
戦い方には幅がありますよね。
≫下がらないですね、メンドサは。
≫これがメンドサの戦い方です。
顔面、捉えた。
メンドサの右テンプルを捉えた。
≫効いてますよ。
≫メンドサが少し揺らいでいるかどうか。
激闘王・八重樫。
この日のために過酷なトレーニングを積んできました。
一度は引退を決意した八重樫ですが家族の支えがあってそしてもう一度このリングに戻ってきました。
IBFの世界ライトフライ級タイトルマッチ。
これをとれば念願の3階級制覇。
≫具志堅さん八重樫の動きですがキレキレになってきましたね。
≫この右のクロス。
八重樫は自分の距離に立ったら手を出してほしいですね。
手を出したら当たりますから。
≫川島さん距離という面ですけれども八重樫少しずつペースをつかんでいるでしょうか。
≫ペースはつかんでいると思いますがそのペースを崩すのがチャンピオンのメンドサです。
≫拳を相手に投げつけるかのように強烈なボディー、フックを放っていきます。
≫立本さん、大橋会長も相手のパンチの硬さは警戒しています。
ただここまでのラウンドは非常にいいと評価をしています。
≫青コーナー青嶋達也アナウンサーのリポートでした。
メンドサがくる。
≫自分で状況が悪いと必ずラッシュをかけてくるので。
≫ということは、これは苦しいということの裏返し。
ただ、ハビエル・メンドサ過去の映像を何度か八重樫も研究したそうですが一度は押されても果敢にボディーブローを放って形勢を逆転してくるそんなボクサーだというふうに評価していました。
≫立本さん、メンドササイドプロモーターの元チャンピオンエリック・モラレスさんによるともっと上体を揺らしていけというパンチのリズムが大切という話が出ていました。
≫セコンドには名プロモーター、名ボクサーのエリック・モラレスさんがついているハビエル・メンドサ。
≫八重樫、ボディーいいですよ。
≫自らの心を1年前に折ったあのボディー。
今度はメキシコのチャンピオン相手にこのボディーで再び夢をつかもうという八重樫。
≫サウスポーの右のわき腹は効きますからね。
≫右フックがみぞおちにめり込んだ!対するハビエル・メンドサ。
自身が最も得意とするこのボディーで倒れるわけにはいきません。
ボディーの打ち合い。
そして下から上へと続いていく。
チャンピオンの連打。
ただ返します。
八重樫はいつも殴り合い打ち合いになってしまうとき自らが狂気のスイッチが入ると表現します。
自分では、もしかしたら得意じゃないかもしれないけれど闘争本能で一気に殴り合ってしまうんだ。
そのように話します。
今度はボディーでそして上へとつなげていく八重樫東です。
こうなって、インファイト殴り合いになったとき川島さん、八重樫というのは人を沸かせますよね。
≫今は非常にボディーブローがいいですね。
ボディーから顔面への返し。
そういうパンチを打ってほしいですね。
≫壮絶な腹の打ち合いとなったこの第4ラウンドです。
八重樫の左のフックチャンピオンのわき腹にめり込みました。
第5ラウンドが始まっています。
3分間です。
≫八重樫君は右を、もう少し出してほしいです。
右がだんだん少なくなったときにパンチをもらいますから。
右は、どんどん使ってほしいです。
≫打ち合いの中でも冷静さ1つ取り戻したいところです。
≫補足するとすればサウスポーに対しては右は、ちょうど真っすぐ入るんですね。
右ストレートは非常にいいんですよ、パンチとして。
≫八重樫はもともとはサウスポーが非常に苦手だったと話します。
もともとは苦手だったサウスポー。
ただ、2階級制覇を成し遂げた五十嵐戦でそのサウスポーの倒し方少しコツをつかんだと話す八重樫東。
今では全く苦手意識はないというふうに話をする八重樫。
具志堅さん、この右ですね。
≫そうなんですよね。
≫右ストレート!≫メンドサついていけてないですね。
右に。
≫メンドサのパワー、リーチに対してそれに対して八重樫東が最も得意とするスピード。
あるいは回転力で対抗していこうというチャレンジャーの八重樫。
左のアッパーがガードの隙間からあごを捉えました。
≫目、切れましたね。
メンドサ。
≫再びのボディー合戦となるか。
ただ、八重樫のボディーがメンドサを上回っているように見えます。
絶対の自信を持つメンドサのボディー。
そのボディーに対して八重樫もボディーで返していく。
そして、上へとつなげていく。
下から上へボクシングの基本に忠実に。
≫右ストレートですよね。
≫具志堅さん、八重樫狙っているようにも見えますが。
≫頭、振りながら動いて、動いて右と。
止まっちゃいけないですよね。
≫この伸びてくるメンドサの強力なパンチをしっかりとかわして。
≫一撃必殺の力があるハビエル・メンドサの右フック。
これは気をつけないといけません。
≫有明コロシアムには東コールが鳴り響いていました。
少しずつボルテージの上がってきた有明です。
第6ラウンドメンドサの立ち上がるそのスピードというのも少なくなってきました。
疲れがあるんでしょうか。
先ほどのインターバル間にメンドサの目の上の傷これは八重樫の有効なパンチによる傷だというアナウンスがありました。
川島さん、第6ラウンド中盤にやってきましたがこの辺りで、八重樫どんなことを考えていますか。
≫気持ち的にはまだしっかりしてるとは思いますので先ほどのラウンドのような戦い方をすれば僕は、いいと思います。
よく相手を見てですね。
ロープに詰まらないで足を動かすことですね。
≫左をもらったら右を返す。
八重樫東が引きません。
あるいは本人が言う狂気のスイッチ殴り合いのスイッチがすでに入っているでしょうか。
あの軽量級世界最強といわれるローマン・ゴンサレスと打ち合った感動の一戦。
井岡一翔との歴史に残る乱打戦。
それを彷彿とさせる狂気のスイッチが入ったかどうか。
≫八重樫、よく見えていますよ。
非常にいいです。
≫ただ、メンドサも諦めない。
IBFのベルトは渡さない。
絶対に、このベルトをメキシコに持って帰るんだ。
そのように事前に語っていましたハビエル・メンドサです。
具志堅さん、足を使うようになりましたね。
≫自分に、体にリズムを持つことが大事ですね。
いい動きですよ。
止まっちゃいけない。
≫ああいう、動くことでリズムができますからね八重樫の場合は。
止まらないことですよね。
≫ただメンドサもこつこつと体を浴びせ合いながらアッパーあるいはボディーフックを放っていきます。
≫この選手、しつこいですから。
≫全く下がりません。
≫セコンドサイドからは打たせちゃいけないという指示が出ています。
≫青嶋達也アナウンサーのリポートでした。
大きなメンドサのパンチに対して八重樫の小さな細かい回転力のあるパンチ。
口で息をすることが増えてきました。
ハビエル・メンドサ。
≫左アッパー、いいですよ。
≫対角線上に入りました。
≫まさに激闘となってきましたこの試合です。
今日は家族も見守っています。
長女の志のぶちゃん長男の圭太郎君も先ほど画面に映りました。
≫立本さん今のラウンドブレークで松本トレーナーがあえて、おばあちゃんとのツーショットの写真を持って何か話しかけていたんですよ。
≫今年の11月に岩手のおばあちゃんが87歳で亡くなりました。
テレビで孫の活躍を見るのが何より好きだったといいます。
≫ここで詰まったらだめですよ。
≫ここでもう一度足を使いたい八重樫東。
メンドサの強打。
ただ、八重樫には守るものがあります。
3人の子どもたち愛する妻たち、そして天国から見守ってくれているおばあちゃん。
≫チャンピオンも、さすがですね。
目をカットしていますからね。
止められたら判定になりますから。
セコンドの指示は攻撃しかないんじゃないですか。
≫ここにきてその力を発揮してきましたハビエル・メンドサです。
チャンピオンです。
≫先ほど、具志堅さんからもあったようにチャンピオンとしてのプレッシャーをもっとかけていけという話がありました。
≫ハビエル・メンドサにも実は守るものがあります。
1人の3歳の娘がいます。
そして、愛する奥さんがいます。
ハビエル・メンドサ。
一度はボクシングを引退したというメンドサですが奥さんのひと言。
どれだけ貧しくてもいいから夢を追いかけているあなたが好き。
だからもう一度戦ってほしい。
そういった言葉を受けてこのリングに帰ってきたといいます。
メキシコのハビエル・メンドサ。
ようやく念願かなって獲得したこのIBFのベルト。
簡単に渡すわけにはいきません。
≫こうなったら我慢比べですね、本当に。
≫互いにボディーを放つ。
互いに顔面に硬い拳を打ち込んでいく。
メンドサが打ち込めば八重樫が返す。
右のストレート。
≫右、いいですね。
≫しかしメンドサの左も伸びてくる。
互いに守るもの。
≫ロープに詰まらないほうがいいですよ。
≫絶対に守らなければならないものがあります。
だからこそ、両者は後ろに下がりません。
決して下がりません。
2人とも前に出続けるんです。
ひざから崩れ落ちましたがこれはスリップ。
ただ、八重樫も少なからずダメージはあると思います。
≫足を止めるのであれば頭を動かしたほうがいいですね。
頭を少し動かす。
≫ハビエル・メンドサの硬い拳です。
≫全部、止まったらだめです。
どこかでリズムを作らないと。
≫今日はメキシコ製の革の薄いグローブです。
≫効きますよねメキシコ製のグローブは。
≫メンドサの強打をなんとか耐える八重樫。
≫川島さん。
八重樫らしいといってはなんですが血染めの殴り合いという感じになってきました。
≫ちょっとの気持ちの面が大事な部分になりますね。
≫具志堅さん。
こうなってくると残るラウンドあとは気持ちの面も大きいですね。
≫これは、強い気持ちで諦めないで向かっていってほしいですね。
チャンスはきますからね。
≫八重樫東は軽量級最強といわれたローマン・ゴンサレスとの一戦とにかく殴り合いました。
ただ、そこから再び世界へと挑戦をするときモチベーションを持ち直すことが非常に難しかったと語ります。
右アッパーですがダウンではありません。
顔面は捉えませんでした。
≫もともと、そんなにメンドサ選手はバランスがいいわけではありませんからね。
≫ペドロ・ゲバラに敗れてからその高いモチベーション。
支えてくれる家族がいるから保てた。
そのように話をします。
八重樫東。
一度、引退を考えた。
ただ、再びこのリングに戻ってきました。
ただ、メンドサも下がりません。
≫まぶたの上が腫れてきているので軽いパンチでもあまりもらわないほうがいいですね。
≫ずしんという重たい音のボディー。
有明コロシアムに響き渡ります。
具志堅さん、会場の声援も八重樫をあと押ししてくれているようなそんな感じがしますよね。
≫そうですね。
お客さんも一体になって応援していますからね。
≫ただ、メンドサがたたみかける。
ただ、これで下がらないのが八重樫です。
確実にダメージがあります。
右のストレート。
≫八重樫の右は効いていますよね。
≫確実にメンドサのパンチも八重樫の顔面を捉えています。
ダメージもあると思われます。
ノックアウトの危険性があります。
それでも前に出るのが八重樫東という男です。
この戦う姿勢飛び込んでいく勇気が日本中をいつも感動に包み込みます。
≫いいですね足を動かしだしました。
≫右のストレート。
ワンツーが入りました。
≫いいですね。
後半にこういうリズムがあると。
≫まさに激闘。
これが激闘王、八重樫東です。
第8ラウンドが終了しています。
このワンツーが効果的に入りました。
≫リズムを使ってのワンツーですよね。
足を動かしておいてワンツー、踏み込みましたね。
非常にいいパンチでした。
こうして足を使うとメンドサ選手ついてこれていないのでやっぱり、足を使って頭を動かしてロープに詰まらない。
その辺がキーポイントです。
≫具志堅さん、決して後ろに下がっているわけではないんですよね。
≫そうです。
これは自分でリズムを取ろうという。
これは動きですね練習でやった。
≫この八重樫自身もとにかく勇気を持って殴り合ってしまうときそのときにも冷静になりたいとひと言、そのように話しました。
そして長男の圭太郎君が見つめる中でのこのお父ちゃん。
最愛の息子の前で年末、有明コロシアム。
格好いいお父ちゃんの姿を見せることはできるでしょうか。
第9ラウンドが始まっています。
やはりこのラウンドも手数が止まらない八重樫。
対するメンドサも…。
本当に9ラウンドなんでしょうか。
とにかく、両者全力でギアを上げていこうという八重樫東とハビエル・メンドサです。
≫立本さん、メンドササイド打ち合えという指示が出ているようです。
≫右のストレート、八重樫!チャンピオンサイド木村アナウンサーのリポートもありましたが川島さん、チャンピオンサイドは打ち合えと。
≫もう打ち合うしかないですね。
この選手は。
≫そういった指示が出ています。
ただ、打ち合いになれば気持ちの勝負。
八重樫東は一歩も引くことを知りません。
とにかく、その両目はもう腫れてしまってその視界というのは限りなく狭まっていることでしょう。
それでも八重樫東は拳を前に突き出します。
なんでしょうか勇敢に前に出る八重樫のスタイルそして八重樫が本来持つ、軽快なフットワーク。
その両方がこのリングの上で体現されているように思います。
≫こうやってリズムと足を動かすと非常にいい流れになりますよね。
八重樫選手としては。
≫自分のいいところ、悪いところそういったところを分析して敗戦から学ぶことが一番大事。
そのように話した八重樫。
足が止まった。
王者の足が止まり始めました。
八重樫、この戦いを楽しんでいるかのようなそんな表情にも見えます。
≫自分のボクシングをしてますね。
≫立本さん松本トレーナーからは階段でのトレーニングを思い出せここが、踏ん張りどころだ。
そんな声が飛んでいます。
≫青嶋アナウンサーからのリポートもありました。
ちょうどこのライトフライ級で戦ううえで新しいトレーナーとともに地獄の階段トレーニングを積んだ八重樫。
足腰を徹底的に鍛え上げていました。
その鍛え上げた下半身の力をパンチにつなげていく。
体重を上げない中で強いパンチを放っていく。
それが自分の進化なんですと話した八重樫東。
鍛え上げた肉体、下半身。
そこからパンチをねじ込んでいきます。
さあ八重樫の時間になってきた。
メンドサのパンチをかいくぐりながら右のフックを放っていきました。
どうでしょう、具志堅さん八重樫の表情、そして雰囲気からも何か先ほどのラウンドから楽しんでいるというような雰囲気が伝わってくるのは私だけでしょうか。
≫後半なんか八重樫君が自分のボクシングリズムというか…。
パンチをもらっていませんよね。
≫岩手の祖母の写真です。
写真がほとんど残っていなかったそうなんですがその写真を探し出してこのように枠に入れたという八重樫東です。
亡くなった天国のおばあさんのためにもこのベルトを取って3階級制覇。
おばあちゃんの前で報告したいと話します。
≫いいリズムですね足をしっかり動かして。
≫岩手出身、この八重樫東です。
東北の厳しい冬。
そして家族。
そういった環境が自分の我慢強さを作りました。
そのように話します、八重樫東。
この東という字は東北の東。
そのようにも感じると八重樫は話します。
我慢強くこのメンドサのパンチを受けてそして、かいくぐってそして、こつこつと自らのパンチを放っていきます八重樫です。
具志堅さん、残るラウンドは3つ。
≫ここから勝負ですから、絶対に気を抜かないでですね。
≫IBFのタイトルマッチに途中採点はありません。
どのようなジャッジをそれぞれがつけているか。
それは誰にもわかりません。
≫八重樫、集中して。
あと3ラウンドですからね。
≫この硬い拳メキシコ製のグローブ。
一発逆転のそのグローブ。
男のグローブともいわれています。
具志堅さん右のストレート、アッパーが入りますね。
≫ストレートは振っていますよね。
≫どうですか、タイミングは合ってきた感じでしょうか。
≫はい。
いいカウンターを打ってます。
どんどん使ってほしいですね。
≫世界戦を幾多、経験されているお二方ですけども具志堅さんここからの3ラウンドベルトをとるためにどうやっていけばいいでしょう?≫気を抜かないで、諦めない。
≫この八重樫東逃げない投げない諦めないがモットーです。
≫八重樫君は足腰もまだまだしっかりしていますから。
≫徹底して下半身を鍛えてきた八重樫です。
新しいトレーニングを採用してそして、徹底的に下半身を鍛え上げてきました。
ただ、メンドサも下がりません。
なんという精神力でしょうか。
右のストレート顔が跳ね上がった。
両者のボディー、魂のボディー。
まさに、魂を揺さぶるそんな2人の殴り合いとなっています。
この世界戦です。
互いの目の辺りは大きく腫れています。
すでに満身創痍のこの2人。
メンドサが左を放てば八重樫が右を返す。
まさに、一進一退というそんなラウンドになりました。
右のフック。
それでもメンドサ返すんですよね。
≫熱い打ち合いになっていますね。
気持ちと気持ちのぶつかり合いのようなすばらしい試合になってますね。
≫八重樫は悲願の3階級制覇に向かって1年前の自分を超えるために。
そして、ハビエル・メンドサはこのIBFのベルトを守るために。
有明コロシアム、歓声そして拍手が鳴り響いています。
残すラウンドは、あと2つ。
≫立本さん大橋会長大丈夫、大丈夫、大丈夫。
そう言っています。
≫八重樫サイド、大橋会長は大丈夫と3回声をかけたそうです。
川島さん。
セコンドにつくその思いよく知っていらっしゃると思いますが大丈夫と声をかけるときはどういったときでしょう。
≫もう、あと2ラウンドですね。
気持ち的にどんどん上げてセカンドが盛り上げていくことが一番、大事なんですね。
だから、気持ちの面でどんどん上げています。
≫自らが尊敬するその大橋会長の叱咤激励。
大丈夫という声を受けての八重樫東。
右のストレート王者の顔面に向かって伸ばしていきます。
≫立本さん、メンドササイド左目の傷口最初は浅かったですが深くなってきたそうで一気にラッシュを仕掛ける更に仕掛けるしかないぞという指示が出ています。
≫具志堅さん、メンドサもここまで激しい打ち合いを続けていますが、ここからもう1つギアを上げるところでしょうか。
≫ボクシングは一発がありますからね。
最後まで目を離せないですね。
≫止まらないことですよ。
≫フック5発を放っていった八重樫。
自らが最も得意とする回転で打つボディーです。
フックとボディーで組み立てていく八重樫東。
≫いいですね。
頭を少し左に倒しながらの右、右の連打ですね。
≫この左は怖い!≫気をつけたほうがいいですね。
≫メンドサのコブラの名にふさわしい大蛇のように伸びてくる左のストレート。
メンドサの蛇のストレートか。
それとも鋼の八重樫の細かいフックか。
下から上、下から上。
メンドサも諦めません。
すごい殴り合いだ。
これぞ激闘。
先にぐらついたのは王者。
八重樫、いく!止まらない八重樫。
≫すごいですね。
≫互いのクリーンヒット。
止まらない八重樫。
≫チャンピオン、効いてますね。
≫今、会場をあおった八重樫。
さあ、次のラウンド見てろよというそんなアピールにも見えました。
≫メンドサ、効いていますね。
≫メンドサに対してこのフック、フックの雨あられ。
メンドサもクリーンヒットを八重樫に当てているんですがそのあとにその何倍ものパンチを返していくのが八重樫です。
具志堅さん、このパワー、気力。
どこからくるんですかね。
≫練習して体を作っていますからね。
チャンピオンも本当に勝負を捨てない諦めない。
これがボクシングなんですよね。
≫家族も見守っています。
志のぶちゃん、圭太郎君。
2人の姿が映し出されました。
激闘王、不屈の激闘王、八重樫東。
ラストラウンドです。
もう、会場は八重樫のとりこになっているでしょう。
メンドサが強烈なパンチを一発打てば八重樫が2発返す。
メンドサが3発打てば八重樫が5発返す。
≫ポイントは、八重樫君がリードしてるんじゃないでしょうかね。
ノックアウトされない限りはチャンピオンになりますね。
≫そして先ほど第11ラウンドではこの八重樫がラウンド終了時にお客さんをあおるようなジェスチャーを見せました。
この最終ラウンド、見とけよ俺のラウンドにしてやる俺の試合にしてやる。
3階級制覇をしてやる。
そのようにも感じました。
八重樫東の華麗なステップ。
≫いいですよ。
見せてますね、テクニックで。
≫この日本に生を受けてそして、ボクシングに出会い今ここでボクシングができていることを楽しんでいるかのような八重樫のステップワークにも見えます。
ただ、メンドサも返す。
非常にタフ、そして強打の王者、ハビエル・メンドサ。
一歩も下がらない難敵IBFの現王者に対して八重樫東、残り時間まもなく1分という中で最後、どんな八重樫劇場を見せてくれるでしょうか。
恐らく、残り1分で大橋サイドからも声がかかると思います。
互いに力を振り絞ってのラストラウンドです。
右だ!ぐらついたのはチャンピオン。
八重樫、己の人生のプライドのその全てをかけて。
倒すか…。
仕留めたい、八重樫です。
前に出る難敵ハビエル・メンドサ。
残り時間は、あとわずか。
両手を上げた、八重樫。
大きな歓声。
そして、なんてこの男はすごいんだ。
そんなため息が入り混じる有明コロシアムです。
≫しかし、WBAやWBCの世界戦は止めていると思うんですけどね。
IBFはなかなか止めなかったね。
≫レフェリーなかなか間に入りませんでした。
それでも、最後はほぼノックアウトに近いというそんな状況まで王者を追い込んだ八重樫の最後の気迫。
≫タイムが、もうすぐでゴングでしたからそこを見てましたねレフェリーは。
≫ただ、川島さん。
メンドサも1回も後ろに下がらずにそして最後も踏みとどまってという。
≫前に出ましたもんね。
≫チャンピオンもやっぱりチャンピオンの意地を出しましたね。
それに、八重樫君は今日は強かった。
いつもの八重樫君と違ってすごい。
≫1年前、敗れてしまった八重樫東とはまるで別人のようなそんな戦いを見せてくれました。
今、ずっとプロに入ったころから二人三脚をしている松本トレーナー。
そして、尊敬する大橋会長と今、言葉を交わしています。
八重樫東、32歳です。
≫大橋会長も八重樫が一番練習するんだって褒めていましたからね。
抜かないと言っていましたから練習を。
≫八重樫は自分のボクシングを見て練習は嘘をつかない絶対に練習し続ければ敗者復活のそのチャンスが回ってくるんだとそういったことを少なからず感じてもらえれば幸いですと事前に話をしていました。
どんな人に聞いても練習の虫という八重樫。
そして、井上尚弥の姿も今、映し出されました。
それでは、運命の判定です。
八重樫です!これぞ八重樫です。
世界一強いお父ちゃんがこの白いキャンバスに帰ってきました。
悲願の3階級制覇達成、八重樫東。
愛する奥さん、そして亡くなったおばあちゃんの遺影を手に赤いベルトが今、巻かれています。
お子さんたちも今リングの上へと向かっています。
涙が止まらない。
≫この今日のIBFのチャンピオンは本当にうれしいでしょうね。
再起して、立ち直ってまたチャンピオンになったわけですから本当にうれしいと思います。
≫ちょうど1年前に敗れ去った八重樫。
一度はボクシングをやめるそんな決断もしかけました。
それでも、家族会議でこの息子たち、娘たちそして奥さんがこの八重樫を踏みとどまらせました。
そして、1年が経って強かったハビエル・メンドサが今、八重樫の右手を空高く上げています。
強き王者から更に強き、この王者へ。
ベルトが渡りました。
≫チャンピオン、元チャンピオンメンドサ選手も非常に勇敢な、いい選手でしたね。
前に、どんどん下がらない気持ちで戦う選手です。
すばらしい選手でした。
≫そして、最愛の奥様・彩さんと今、抱き合いました。
涙をこらえきれない八重樫東です。
長男の圭太郎君。
この圭太郎君に格好いい背中を見せたい。
そのように八重樫は話をしていました。
お父ちゃんは世界で一番格好いいんだ。
僕のヒーローなんだ。
そのように話すのは長男の圭太郎君です。
さあ、世界一強いお父ちゃん八重樫東どんな言葉を発するでしょうか。
インタビューです。
≫場内の皆様テレビをご覧の皆様3階級制覇を果たした帰ってきたチャンピオンに伺います。
八重樫東選手です。
おめでとうございます。
≫やりました!すいません、泣いてしまいました。
僕、去年の年末にボクシングやめようかと思ったんですけども。
家族の賛成の意見と皆様のまだ見たいという温かい声援のおかげでこうして世界のリングに戻ってくることができました。
皆さん本当にありがとうございました。
≫下がらないチャンピオンに対してそれも硬いパンチが飛んできました。
苦しい時間帯もありました。
どんな気持ちで戦っていたんですか。
≫え?≫というぐらいの厳しい戦いだったわけですね。
≫はい…。
途中、だめかなっていう。
でも、これ1回、僕ミニマム級のタイトルをとったときに同じようなことがありましてもうだめかなと思ったんですけどでも、ここで諦めなければまた、チャンスはくると心の中のどこかで思っていたと思うんですよ。
なので、なんとか踏ん張りました。
≫そして、チャンピオンこの階級にこだわってそして、ずっとこの1年再チャレンジを重ねて見事な3階級制覇を果たしました。
3階級取りました。
どんな気持ちですか。
≫おまけです。
3階級はあくまでおまけで、強い選手と戦うということがプロボクサーにとって喜びであり、仕事であり皆様、お金を払って見に来てくださっている皆さんへの最高の恩返しだと思うので3階級というのはとりあえず、結果としてついてくるものでおまけとさせていただきます。
≫最愛のご家族。
奥様それからお子さんたちにも強いお父ちゃんをまた見せられましたね。
≫そうですね。
圭太郎も勝ち負けをしっかりわかる年だし。
おとといのテレビでも言っていたようにお父ちゃんの引退現役続行というのが自分の小学校の転校する、転校しない友達いる、いないに関わってくるので非常にシビアな気持ちで見ていると思うんですけど。
ただ、うちの子どもたちみんなきっとお父ちゃんが勝つところを見たらうれしいんだろうなと思うしまだまだ戦うお父ちゃん強いお父ちゃんというのを志のぶが、一永がもうちょっと大きくなるまで頑張って見せていきます。
頑張ります。
≫では、まとめに360度、これだけのお客さんが有明コロシアム激闘王の戦いをサポートしました。
テレビの前でも全国の皆さんが本当にもらい泣きしながら見ていた視聴者の方もいらっしゃると思います。
タイトルとった勝利の報告改めてお願いします。
≫その前に1つだけ。
すいません、私事です。
ちょっと、持っててもらっていいですか。
私事なんですが去年、12月31日僕、世界タイトルマッチに負けてしまいました。
この12月31日というのは僕の妻の彩の誕生日で本当は去年、誕生日プレゼントにベルトを渡したかったんですけど今年は12月29日、1日早い誕生日プレゼントを今年は渡せると思って頑張りました。
お誕生日おめでとう。
これがやりたかったんです。
≫八重樫東選手でした!≫とても大きくてそして、やわらかい拍手が送られています有明コロシアムです。
八重樫東、悲願の3階級制覇達成。
この赤いベルトを手にしました。
川島さんこの3人の子どもたちそして、1日早いプレゼントということでしたけども奥様にベルトを渡して家族を守るそういった八重樫東の1つの側面。
こういったところも人を感動させる一面かもしれませんね。
≫そうですね。
またボクシングにとっても奥様、子ども3人というのは非常に力になるんですね。
なので、本当に支えがあって、今日の勝利があると私は思いますね。
≫このあとは新たに伴侶を作ったという八重樫のあとを継ぐ後輩にあたります井上尚弥、初防衛戦。
まもなくです。
≫「ボクシングフェス2015」井上尚弥、八重樫東のダブル世界戦ですが具志堅さん。
八重樫選手がすごい試合をやってのけました。
≫すばらしいですね。
強いチャンピオンに打ち勝って、最後まで諦めない。
本当に、今日の試合は八重樫の強さを見ましたね。
≫世界戦、去年本当に悔しい思いをしてそのうえでの3階級制覇。
本当に強いお父ちゃんが帰ってきましたね。
≫普段は優しいチャンピオンだけど。
今日はリングの中で爆発しましたね。
≫最高のお父ちゃんでした。
村田選手はどうご覧になりましたか。
≫言葉を失う試合で本当に感動させてもらって八重樫さんにありがとうございますと言いたいですね。
≫このあとはいよいよメインイベント。
井上尚弥が1年ぶりのリングに上がります。
村田さん見どころは?≫去年、怪物といわれた井上選手。
今年もその怪物ぶりを見せてくれるんじゃないですかね。
≫そしてそのタイトルマッチに華を添えるスペシャルパフォーマンスがまもなく始まります。
それでは、ももいろクローバーZSOIL&“PIMP”SESSIONSの皆さんよろしくお願いします。
≫このあとは井上尚弥選手が登場します。
皆さん、まだまだ盛り上がっていきましょう。
そして、八重樫選手新チャンピオンおめでとうございます。
井上選手は、うちの高城と同い年ということで。
≫そうなんです。
≫同世代としてベルトを守ってほしいですね。
≫そうですね。
≫ということでこのあとは井上選手の登場です。
≫さあ、いよいよ井上尚弥がリングに向かいます。
1年ぶりにリングに向かうその気持ちはどうでしょう。
いつもより少し硬い表情にも見て取れます。
今日は全てを楽しみたい。
やっぱり井上だということを見せ付けたい、そう話した22歳。
少し日焼けした精悍な顔つきはそのままに今、井上尚弥が動き始めています。
笑顔が見られました。
右の拳を痛めている間は徹底したフィジカル強化でよりたくましい肉体を作り上げました。
そしてこの1年で男には守るべき人が1人、増えました。
くすぶる気持ち、なえる心でも、いつもそこには支えてくれる家族がいた。
今、有明コロシアムに姿を現します。
帰ってきたモンスター。
日本が生んだ偉大なる世界チャンピオン≫いよいよWBO世界スーパーフライ級のタイトルマッチ。
井上尚弥は初防衛戦。
1年ぶりの復帰の戦いに向かいます。
このタイトルマッチ放送席にはアマチュア時代から井上尚弥選手と親交のある村田諒太選手にも加わっていただきます。
よろしくお願いします。
村田さん、1年ぶりのブランクがあるんですが表情など、井上尚弥選手いかがですか?≫自信と、楽しみだという気持ちで満ちたような本当にいい表情をしていますね。
≫これまでと変わらない頼もしい尚弥君ですかね。
≫そうですね。
≫とにかく自分自身が一番楽しみにしていました。
このベルトを守りそして今日解説の具志堅さんの持つこの世界防衛記録、13回。
これに向けてのスタートでもあります。
≫彼は怪物ですよ。
すばらしいボクシングでスピードもあるしね。
パンチもありますので。
≫ただ、今日の相手パレナスは24勝21KO。
一発当たれば相手を倒すパンチがあります。
≫そうなんですよね。
気をつけたほうがいいですね。
≫今日の試合をさばくレフェリーはマイケル・オルテガ。
ジャッジはパトリック・ラッセルレビー・マルティネスパトリック・モーリーいずれもアメリカからやってきたレフェリージャッジが試合をさばきます。
これから両者がコールを受けます。
我々よりも誰よりもこの瞬間を待ち望んでいたのは間違いなく、井上尚弥自身です。
1年の眠りから目覚めた世界のモンスター。
チャンピオン、井上尚弥です。
ランキング1位です。
危険な一発を秘めたフィリピンのハードパンチャーワルリト・パレナス。
チャレンジャーです。
あの衝撃から1年。
果たして井上尚弥はどんな戦いを見せてくれるでしょうか。
一発のあるチャレンジャーです。
井上尚弥自身もこれまでで一番怖さのある相手だと警戒していました。
WBO世界スーパーフライ級井上尚弥の初めての防衛戦です。
研ぎ澄まされた緊張感の中WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチが始まりました。
黒いグローブが井上尚弥。
これが初めての防衛戦。
最初の動きは、村田さんどうご覧になりました?≫スピードがありますね。
初めに威嚇しようという感じですね。
俺のパンチは強いんだぞと威嚇しています。
≫ワルリト・パレナスもアマチュアで300戦以上のキャリアがあります。
堅いガードを持っているといわれます。
具志堅さん、そのパレナスが前に出てきましたが。
≫1ラウンドはよく見たほうがいいですね。
このフィリピンの選手は1ラウンドから出てきますからね。
≫まず先制パンチで圧力をかけた井上尚弥に対しパレナスもここからじわりじわりと出てきます。
24勝21KOの一発を持っているパレナス。
その辺りは井上尚弥も十分に警戒してトレーナーの真吾さんお父さんは3ラウンドぐらいまでは慎重に戦ってもらいたいと話していました。
ただ、いけるとわかれば左のダブル。
この辺りも村田さんスピードでは井上尚弥チャンピオンが勝っていますかね。
≫スピードと、井上にはなんといってもカウンターがありますから。
ただ打つ一発じゃなくてカウンターで倒す技術がありますからそこが違いじゃないでしょうか。
≫パレナスが強引に打ってくるようだとカウンターを合わせる可能性がありますか。
≫それで倒す可能性は十分にあります。
≫この辺りは井上尚弥まだ第1ラウンドですがどう感じているか。
具志堅さん、ガードの堅さはパレナスから感じますか?≫ガードしっかり上げていますね。
≫ボディーが効いてくるでしょうか。
≫ボディーはじわじわと効いてきますからね。
≫ガードを固めているパレナス。
放送席で村田さん、小さくうなずいていらっしゃいますが。
≫非常に動きがいいですね。
≫集中力の高さがこのリングサイドには伝わってきます。
前に出てきます。
パレナス。
あの右をもらってはいけない。
本人いわく左ジャブが非常に硬くて強いという得意パンチだそうですがパレナス。
多くのダウンは右で奪ってきています。
≫すばらしいコンビネーションでパンチを打ちますね≫井上尚弥の1年ぶりの復帰戦初防衛戦でしたが具志堅さん、改めて最初の3分間の印象はいかがでしょう。
≫1年ぶりとは思えないですね。
やっぱり体でボクシングを覚えていますね。
≫物心ついたころからボクシング、6歳のときからしてきました。
≫左、右をうまく使っていますね。
≫左右のバランスがいいですか。
≫コンビネーションですよね。
1、2、3という。
≫その辺り、村田さんはどう見ていますか。
≫非常にスムーズで強いすばらしいパンチです。
≫一方パレナスの印象というのは?≫やっぱり一発はありますね。
踏み込んで打ってくるパンチに関しては。
≫入った!帰ってきたその証し。
立ち上がりますが…。
≫効いてるんじゃないですか…。
≫続行可能か?ファイティングポーズをとります。
井上尚弥、倒しにいく!まだ2ラウンド!2つ目のダウン!強い!井上尚弥、強い!もう立ち上がることはできません!あの衝撃、再び!またしても2ラウンド。
ノックアウト勝利。
あふれる才能。
1年ぶりでも、臆さぬ勇気。
やっぱり井上尚弥は強かった。
村田さん、すごい戦いでしたね。
≫すごいですね。
すごいとしか言いようがない。
≫ある意味、1ラウンド戦った中で見切ったわけですかね。
≫そうですね。
1ラウンドは、ちょっと相手のパンチの出方、強さを測っているようなところでしたがそれを見切るや否や圧倒的な勝利でしたね。
≫ガードの上からでしたが具志堅さん…。
≫スピードと、重さですか。
パンチの。
これが去年より強くなっているような気がしたので。
≫パワー、増していますか。
≫これ、やっぱりバンタム、2階級ぐらいのパンチ力ですよね。
≫村田さんもミドル級という世界で重いパンチをガードの上から受けることもあると思いますが。
≫僕らの階級だったらこういう倒し方もあるかもしれないですけど50kgちょっとの階級でこの倒し方は見たことがないです。
≫やっぱり井上尚弥が≫今日の初防衛戦防衛の仕方によっては今すでに所属する大橋ジムにはアメリカで試合をしてほしいそういうオファーも届いているそうです。
もはや日本の枠では収まりきらない世界のモンスター、井上尚弥。
再び、このWBO世界スーパーフライ級のベルトをその腰に巻きました。
八重樫の戦いも具志堅さん、心を打ちましたが何か井上尚弥の戦いはため息が出るような…。
≫ボクシングのすばらしさというか感動させられましたね。
本当に強いチャンピオンが誕生していますね。
やっぱり日本は。
≫村田さんは井上がこのあとどういう戦いをしていくと想像されますか?≫どこに出ても人気が出ますよこの試合なら。
日本でもアメリカでもどこで試合しても人気が出ますので。
≫今回、WBOの会長も≫これから井上尚弥の勝利のコメントが届けられますが、村田さん。
右の拳を痛めて全治8か月という大きな怪我だったんですがその辺り右の怖さ、あるんじゃないかと思って見ていましたけども。
≫右の怖さは多分、あったと思いますよ。
実際に、左を多用してましたし。
今回の試合、何事もなければまた今の状態ならすぐ試合できると思いますので本当にこれから楽しみですね。
≫近々見られるかもしれないですね。
具志堅さん、ガードの上からでも思い切り打っていく右。
≫だから完全に拳は治っているんじゃないですか。
≫完璧なんですね。
≫思い切り打ちましたから。
≫それではチャンピオン井上尚弥勝利インタビューです。
≫会場の皆さん、そしてテレビの前の皆さんお待たせしました。
あまりにも強すぎます。
井上尚弥選手です。
おめでとうございます。
≫どうもありがとうございました。
≫まずは、お帰りなさい。
≫皆さん、1年間お待たせしました。
≫この瞬間をファンの皆さんもそうですけど井上選手が一番待ち望んでいたんじゃないでしょうか。
≫そうですね。
やっぱり1年間うずうずして練習を死に物狂いでやってきたので、その結果が出て本当にほっとしています。
≫1年という期間があっての今日のリング。
感触はいかがでしたか。
≫ボクシング最高ですね。
めちゃめちゃ楽しかったです。
≫2ラウンドノックアウトという形でしたが相手のパレナス選手もランキング1位の選手です。
圧巻のKOだったんですが試合を振り返っていかがですか?≫相手のパレナス選手リードもぼちぼちもらったんですが結構硬くて、もらったらちょっとやばいぞというやっぱり、緊張感もあって戦えたので。
ものすごく、いい経験になりました。
≫そして、この1年間苦しい思いもしました。
そして守るべき家族も増えました。
支えてくれた家族それから奥さんにも何か言いたいこと、ありますか?≫この1年間、試合ができずに結構、落ち込んだ時期もあったんですけどそんなとき、支えてくれた家族や奥さん本当に感謝の言葉しかないです。
ありがとうございました。
≫そして、気になるのはこの先のことになると思いますが井上選手自身、このあとの自分のボクシング人生どのように描いていきますか。
≫このあとはしばらくスーパーフライ級でやるんで。
どんな挑戦でも受けたいと思うし統一戦もいろいろと視野がこの先広がってきたので。
いろいろと、ファンの方が望む試合をしていきたいと思います。
≫今、会場からアメリカという声も聞こえましたがその辺りはいかがですか?≫オファーがあればアメリカでもやってみたいと思います。
≫それでは、テレビの前の皆さんそして会場の皆さんに熱いひと言、お願いします。
≫これからも皆さん、熱くさせる試合をどんどんしていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします。
≫見事、初防衛に成功しました井上尚弥選手でした。
おめでとうございます。
≫これで井上尚弥は2年連続2ラウンド決着となりました。
1年後が今から楽しみです。
どんな姿になってどんなチャンピオンになって戻ってきてくれるんでしょうか。
日本の年末は井上尚弥で決まりです。
再び、世界に衝撃を与えた井上尚弥でした。
世界戦を戦い終えてもその端正なマスクに変化はありません。
そして爽やかな笑顔も変わらず。
相手は世界ランク1位。
やはり井上自身の言葉の中でもパンチの硬さを感じて危険を感じながらの戦いでしたが、まるでそうとは思えない強引な中央突破。
相手をガードの上から粉砕しての2ラウンドテクニカルノックアウト勝利でした。
それでは、何度でも見たい。
もう一度、井上尚弥の奪ったダウンシーンをご覧ください。
帰ってきた、その証し!立ち上がりますが…。
≫効いてるんじゃないですか。
≫続行可能か…。
ファイティングポーズをとります。
井上尚弥、倒しにいく。
まだ2ラウンド!2つ目のダウン。
強い!井上尚弥、強い!だめだ。
立ち上がることはできません。
あの衝撃、再び。
またしても2ラウンド。
ノックアウト勝利。
あふれる才能。
1年ぶりでも臆さぬ勇気。
やっぱり、井上尚弥は強かった。
≫「ボクシングフェス2015」まさにボクシングの祭典にふさわしいすばらしい試合の連続でした。
≫強かった。
井上尚弥選手ね。
≫あっという間でしたね。
≫村田さん、1年ぶりの試合でこの強さ。
どう、ご覧になりました。
≫相手がいないんじゃないですか。
この階級に相手はいないですよはっきり言って。
≫そんな感じしますね。
≫レベルが違いますよ。
≫何年、王者に君臨するんだろうというぐらいの強さです。
≫具志堅さん、どうですか。
≫本当に強い。
ここいくつか世界戦を見ましたけどいやあ、スピードとパンチ力。
どんどん強くなりますね。
≫どんどん進化している感じがしますよね。
≫はい。
≫そして八重樫選手は…。
≫泣ける試合でしたね。
≫ご家族との絆に心が打たれましたね。
≫どうですか。
具志堅さん。
≫家族のためにね本当に今日、チャンピオンになってよかったと思います。
≫もっともっと上を目指してほしいですね。
村田さん、いかがですか?八重樫選手は。
≫そうですね。
ただ3階級も制覇しているのでこれからですね。
2015/12/29(火) 19:00〜20:57
関西テレビ1
ボクシングフェス2015〜井上尚弥&八重樫東ダブル世界戦〜[字][デ]
(最大延長21時27分まで)
モンスター・井上尚弥、衝撃KO勝利の2階級制覇から一年ぶりの初防衛戦!▽激闘王・八重樫東、悲願の3階級制覇へ!
詳細情報
番組内容
井上尚弥は、昨年末に名王者オマール・ナルバエスを相手に衝撃のKO勝利で世界最速となる8戦目での2階級制覇を達成し、WBO世界スーパーフライ級王座を獲得。世界を震撼(しんかん)させた、この強烈なインパクトで複数の米国有力ボクシングサイトの年間MVP、つまり世界中のすべてのボクサーの中から最高位に選出されるという快挙を成し遂げた。井上は今回、拳の怪我から一年ぶりの戦線復帰となる初防衛戦で、
番組内容2
世界1位のワルリト・パレナスを迎え撃つ!
そして、今や全階級を通じて「最強」とも言われるローマン・ゴンサレスとの激闘も記憶に新しい八重樫東は、3階級制覇をかけてIBF世界ライトフライ級王者のハビエル・メンドサに挑戦!見る者の心を震わせる八重樫の魂の戦いに注目だ。
LIVEゲストには、幅広い世代に人気の国民的アイドルグループ、ももいろクローバーZが出演決定!フジテレビ・ボクシング中継の
番組内容3
テーマ曲を手掛けるジャズバンドSOIL&“PIMP”SESSIONSが、ももクロとのコラボでハーフタイムショーを繰り広げる!さらに八重樫の入場曲「MOVE ON」で、ボクシングファンの心を熱くさせるヒップホップアーティストAK−69も出演!自身初となる、ライブパフォーマンスを披露する。日本から世界へ発信するボクシング界のスーパーイベントにご期待ください!
出演者
【LIVEゲスト】
ももいろクローバーZ
SOIL&“PIMP”SESSIONS
AK−69
【ゲスト】
村田諒太(帝拳)
【番組進行】
三宅正治(フジテレビアナウンサー)
宮澤智(フジテレビアナウンサー)
【解説】
具志堅用高
川島郭志
【実況】
竹下陽平(フジテレビアナウンサー)
立本信吾(フジテレビアナウンサー)
出演者2
【リポート】
青嶋達也(フジテレビアナウンサー)
木村拓也(フジテレビアナウンサー)
スタッフ
【プロデューサー】
竹内太郎
【ディレクター】
佐々木敦規
山田圭祐
ジャンル :
スポーツ – 相撲・格闘技
ドキュメンタリー/教養 – スポーツ
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