これだけの数の料理をこれだけの時間で作ってしまうんですからさすがです。
レミさん、お見事でございます。
楽しかったです、とても。
意味もあるし愛情もこもってるしで、君はなんでいるんだい?
こんばんは。
ニュースハイライト2015です。
私たち、ことしもいろんなニュースをお伝えしてきましたね。
安全保障関連法の成立。
TPP協定の大筋合意。
それからフランス・パリの同時テロもありましたよね。
はい。
そしてきょうも、日本と韓国の両政府が、長年の懸案だった慰安婦問題で合意したというニュースが入ってきました。
さまざまな出来事があった2015年。
この時間は、一年のニュースを60分に凝縮してお伝えしていきます。
さて、ことし日本は、戦後70年の大きな節目を迎えました。
平和への思いを新たにした一年でした。
ことし、フィリピンの沖で発見された戦艦武蔵。
天皇皇后両陛下は、太平洋戦争の激戦地、パラオのペリリュー島を訪ねられました。
この節目の年に、戦後日本の安全保障政策が大きく転換しました。
安全保障関連法の成立です。
この法律によって、歴代内閣がこれまで認められないとしてきた、集団的自衛権の行使が初めて可能になります。
また、自衛隊が海外で活動する範囲や内容が広がります。
戦後70年続いてきた、日本の平和を、どう守っていくのか。
国民的な議論となりました。
4月、安倍総理大臣はアメリカ議会で集団的自衛権の行使を可能にする安全保障関連法案の成立を明言しました。
5月、衆議院で法案の審議が始まりました。
国会の審議で取り上げられた南シナ海。
南沙諸島、英語名・スプラトリー諸島です。
ことし、中国が造成している人工島が拡大を続けていることが分かりました。
中国は滑走路の建設を強行。
軍事的な拠点になるのではと各国が警戒する中、中国は。
事態を憂慮したアメリカは、中国が主張する領海内に、イージス艦を派遣しました。
大国間のせめぎ合いが続いています。
6月、安全保障関連法案の審議は、様相が大きく変わりました。
自民党の推薦を含む3人の学識経験者全員が、法案は憲法違反に当たるという認識を示したのです。
議論の中心は、合憲か、違憲かになっていきました。
政府・与党は、国会の会期を過去最長の95日間延長。
安倍総理大臣は、国民の懸念や不安の払拭に努めます。
一方、民主党と維新の党は、領域警備法案を提出。
さらに、維新の党は独自の対案を出しました。
与党側は、議論は尽くされたとして採決に踏み切り、法案は可決され、参議院に送られました。
8月。
終戦の日を前にして、安倍総理大臣は戦後70年談話を発表。
9月、安全保障関連法案の審議が、大詰めを迎えます。
イエス!安保法案!私は平和を望みます。
戦争法案今すぐ廃案!
今すぐ廃案!
法案に対して多くの市民が声を上げました。
自民、公明両党は修正協議を続けてきた次世代の党など野党3党と合意。
与党側が委員会での採決を求めたのに対し、野党の議員が多数詰めかけ、委員会が開けない状態が続きました。
そして迎えた採決の瞬間。
大混乱の中、法案は可決されました。
そして、参議院本会議でも。
審議開始からおよそ4か月。
衆参で200時間余りの審議を経て、安全保障関連法が成立しました。
ことしは外交面でも、大きな動きがありました。
韓国のパク・クネ大統領との初めての首脳会談が実現。
冷え込んでいた日韓関係に改善の兆しが見られました。
そしてきょう、懸案の慰安婦問題で、両国の外相が会談。
韓国政府が設置する財団に、日本政府がおよそ10億円を拠出して、元慰安婦への支援事業を行うことで合意し、この問題が、最終的かつ不可逆的に解決されたことを確認しました。
戦後70年。
選挙権も大きく変わることになりました。
ことしは選挙権年齢を18歳以上に引き下げることが決まりました。
こちらでは、若者に政治参加を促そうという催しが開かれています。
若者に人気のラジオ番組の司会者などが、政治への参加を呼びかけました。
会場では、架空の街の市長選挙を題材にした模擬投票も行われ、若者たちが1票を投じました。
選挙権年齢が18歳以上に引き下げられるのは、来年夏の参議院選挙からです。
2015年、いろんなことがありました。
どんどん見ていきましょう。
ことしうれしかったニュースといえば。
ノーベル賞受賞、そしてラグビーワールドカップの歴史的勝利。
日本が世界を驚かせましたよね。
あの感動の瞬間、もう一度味わいましょう。
発表直後、NHKのニュースセンターです。
電話の相手は大村智さんです。
北里大学特別栄誉教授の大村さん。
微生物の研究を続けてきました。
大村さんが発見した微生物が作る物質から、熱帯の寄生虫が引き起こす病気の治療薬が開発され、毎年、2億5000万人以上に投与されています。
そして翌日。
号外です!
2日連続?
へー、よかった、よかった。
物理学賞に選ばれた、東京大学宇宙線研究所所長の梶田隆章さんです。
物質のもとになる最も基本的な粒子の一つ、ニュートリノに、質量があることを、世界で初めて観測によって証明しました。
ニュートリノには質量がないと考えられてきた、それまでの素粒子物理学の定説を覆しました。
いよいよ授賞式。
大村さんが、えんび服の胸ポケットに入れていたのは。
16年前に亡くなった、妻、文子さんの写真です。
研究を支えてくれた、亡き妻にささげるノーベル賞です。
一方、梶田さんは、若者たちにこうメッセージを送ります。
ラグビーの日本代表。
過去7回のワールドカップで、僅か1勝。
日本、みずからトライを許した。
インターセプトされた。
ラグビー弱小国と見られていました。
日本にとっては見たくない点差。
日本代表を変えたのが、エディー・ジョーンズヘッドコーチです。
掲げたのは、ジャパンウエー。
低い姿勢で当たるタックルで、体格に差のある外国選手に対抗。
常にボールを動かして勝つラグビーを目指しました。
歴史を変えると臨んだワールドカップ。
初戦の相手は、優勝候補の南アフリカでした。
序盤から攻勢に出る日本。
決まりました、日本先制。
強豪相手に、一歩も引きません。
世界を驚かすジャパンウエー。
すばらしい戦いぶりを展開しています。
試合終了間際、3点差を追う日本。
相手ゴール前でチャンスを得ます。
ペナルティーゴールを決めれば同点の場面。
あっ、スクラムを選択しました。
スクラムを選びました。
日本、あくまで勝利を目指します。
さあ日本。
世紀のジャイアントキリングなるか?まだトライはありませんが、日本、ボールキープ。
広いスペースにボールを運ぶ。
マフィ、外、2人、数的には余った。
行けー!行け!トライ!トライ!日本、日本逆転!
南アフリカに歴史的勝利を挙げた日本。
世界に衝撃を与えました。
実はこの女性も、ことし、世界が認めた日本人です。
片づけコンサルタントの近藤麻理恵さん。
近藤さんの著書、人生がときめく片づけの魔法は、22の国と地域で発行され、シリーズの部数は400万部を超えました。
アメリカでは、Kondoということばが、片づけるという意味になるほど、ブームになっています。
オバマ大統領や中国の習近平国家主席と並び、アメリカの週刊誌タイムの世界で最も影響力のある100人にも選ばれました。
海外でも浸透しつつある片づけについて、近藤さんは。
次は、自然災害について見ていきます。
ことしは火山の噴火を伝えるニュースが多かった年でした。
阿蘇山や浅間山など、各地で噴火が相次ぎました。
鹿児島県の口永良部島では、住民に対して避難の必要があるときなどに出される噴火警報が、初めて発表されました。
猛暑や暴風、豪雨にも見舞われました。
そのとき、何が起きていたのか見ていきます。
ことしも。
暑さに、お手上げでした。
東京都心では、猛暑日の連続記録を更新しました。
うわっ、怖いな。
台風が猛威を振るいました。
車がひっくり返って、花壇の上に乗り上げています。
風は床下まで吹き込み、畳が浮き上がりました。
9月、台風から変わった温帯低気圧などの影響で、関東や東北には、次々と帯状の積乱雲が。
記録的な豪雨で、大きな被害が出ました。
茨城県常総市では、鬼怒川の堤防が決壊。
濁流が街を覆い、市の3分の1が浸水しました。
孤立する人が相次ぎ、ヘリコプターで救助されました。
白い車の中に、人が乗っています。
自力で脱出した男性。
首まで水につかっていました。
今、救助されました。
関東・東北豪雨では、茨城・栃木・宮城の3県で、合わせて8人が死亡しました。
ことしは、各地で噴火が相次ぎました。
桜島噴火警戒、レベルが4に上がりました。
阿蘇山が爆発した、見てみ、見てみ、今。
とんでもない!
現在は箱根山、桜島、阿蘇中岳の、いずれも噴火警戒レベルが引き下げられています。
口永良部島の新岳では、爆発的な噴火が起きました。
逃げろ、逃げろ。
突然の噴火。
住民たちが避難したのは、新岳から4キロ余り離れた番屋ヶ峰です。
噴火が起きた場合、速やかに避難することを徹底していました。
降下開始。
降下中。
避難所の様子は、海上保安庁のカメラに記録されていました。
海上保安庁です。
番屋ヶ峰には、120人が避難し、全員が無事でした。
噴火からおよそ5時間半後に、フェリーに乗って避難。
すべての住民が島を出ることになりました。
先週、一部の地域を除き、避難指示がおよそ7か月ぶりに解除されました。
次は函館、遊びに来てね!待ってまーす。
わしの女房になってくれんかい?
お幸せに。
さあ、ニュースハイライト2015。
ご覧のように、ことしは原発の再稼働や、沖縄の基地問題。
暮らしにかかわる消費税など大きな節目となる出来事がありました。
まずは、年末にやっと合意に達したこのニュースから。
温暖化防止へ、歴史的な決断となりました。
国連の会議、COP21は、京都議定書以来となる新たな枠組み、パリ協定を採択。
初めて、途上国を含むすべての国が温室効果ガスの排出削減に取り組むことになります。
原発ゼロの状態が終わりました。
8月、鹿児島県の川内原子力発電所1号機が、再稼働しました。
福島第一原発の事故から4年で迎えた、節目です。
世論調査では依然、反対が賛成を上回っている原発の再稼働。
各地の原発でも、来年以降の再稼働を目指して、手続きが進められています。
国と沖縄県の対立は、法廷での争いに発展しました。
アメリカ軍普天間基地の移設計画。
移設先の名護市辺野古沖の埋め立て承認の取り消しを巡って先月、国が沖縄県を提訴しました。
沖縄県も今月、国を提訴。
互いに相手を訴える異例の事態となっています。
お待たせしました。
8%か。
それとも10%か。
消費税の軽減税率を巡る判断。
自民、公明両党は、その対象を、生鮮食品と加工食品とすることで合意しました。
対象から外れた外食の定義を巡り、政府は細かいルール作りを急ぐことにしています。
11月、フランス・パリで発生した同時テロ。
犠牲者は130人に上り、世界に衝撃をもたらしました。
テロは、タイやトルコなどでも相次ぎ、その脅威に対して世界が向き合わざるをえなくなった一年でした。
過激派組織IS・イスラミックステートによるテロでは、日本人も犠牲になっています。
日本にとっても、ひと事ではなくなったテロの脅威について見ていきます。
クリスマスのパリ。
人々が平和への祈りをささげました。
ことし、各地で相次いだテロ。
市民の命が突然、奪われていきました。
テロの多くに関わったと見られているのが、過激派組織ISです。
日本も、その標的となりました。
1月、ISは、日本人2人を拘束している映像を、インターネット上に公開。
2億ドルの身代金を日本政府に要求したのです。
人質となった湯川遥菜さん。
そして、フリージャーナリストの後藤健二さん。
後藤さんは、シリアの内戦の取材を続けてきました。
ISは、湯川さんを殺害。
さらに、後藤さんを解放する条件を次々にインターネット上に投稿してきました。
そして。
その後もISは、日本をテロの標的にするとしています。
そのISが拠点を置くシリア。
アサド政権、IS、反政府勢力の、いわば三つどもえの内戦は、泥沼化しています。
内戦は、難民という新たな問題を生み出しました。
これは、漂流していた1歳半の男の子が、通りかかった漁船に助け出された様子です。
幸い、男の子は息を吹き返しました。
シリアからヨーロッパを目指す難民たち。
ことし、ヨーロッパに渡った難民や移民は、100万人を超えました。
11月。
再び、パリの中心部で大規模なテロ事件が起こります。
130人が犠牲になりました。
ISが犯行声明を出したこの事件。
首謀者はシリアに渡り、ISの戦闘員になったベルギー人の若者だと見られています。
さらに、容疑者の一部が難民に紛れ込んでいたことが明らかになりました。
移民への差別が広がり、社会の分断が進むのではないか、懸念が広がっています。
一方、ISの壊滅を目指す国際社会の動きも。
パリの同時テロ事件を受け、アメリカやフランスなどの有志連合は、ISの活動地域への空爆を強化しました。
そしてロシアも。
自国の旅客機が墜落した事件の報復として、ISへの攻撃を行っています。
しかし、そうした中、有志連合のトルコが、ロシアの爆撃機を撃墜。
互いを非難し合う展開となり、IS包囲網に悪影響を与えかねない事態になっています。
今月に入っても、世界各地でテロが相次いでいます。
アメリカでは、20代の夫婦が銃を乱射し、14人を殺害。
妻はインターネット上で、ISに忠誠を誓っていました。
広がるテロの脅威。
国際社会は、有効な手を打てずにいます。
続いては日本、そして世界の経済に大きなインパクトを与えた、TPP・環太平洋パートナーシップ協定です。
10月、大筋で合意しました。
日本やアメリカをはじめ、太平洋を囲む12の国が参加。
世界最大規模の自由貿易圏が誕生します。
合意に向けては、各国の国益がぶつかり合い、交渉は難航しました。
その最終盤、舞台裏の攻防をたどります。
ことし10月、大筋合意したTPP交渉。
合意までに何があったのか、甘利経済再生担当大臣が、今回、NHKの取材に答えました。
アメリカのフロマン通商代表の傍らで交渉に当たった、カトラー前次席代表代行は。
おととし、日本がTPPの交渉に参加してから去年までに、閣僚や首脳の会合は、合わせて9回行われました。
そしてことし7月。
ハワイで行われた閣僚会合。
日本は、大筋合意を視野に交渉に臨みました。
このとき難航していたテーマは、自動車、医薬品、乳製品の3つの分野に絞られていました。
ところが、日本が関係する自動車分野の交渉は、思わぬ展開となります。
日本がアメリカと内々でまとめていた案に、カナダとメキシコが猛反発してきたのです。
日本は、両国と自由貿易協定を結び、関係の深いアメリカが、当然説得してくれるものと考えていました。
暗礁に乗り上げた交渉。
次の閣僚会合を、いつ開くのかを決めることすらできませんでした。
再び、閣僚が集まることができたのは、9月に入ってからでした。
ハワイでの失敗を教訓に、日米は自動車分野で、カナダやメキシコと事前に調整を重ねたうえで、会合に臨みました。
出席した閣僚の間にも、TPPの合意はこれが最後のチャンスという意識が高まっていました。
こうした中、交渉の最終盤まで難航したのが、バイオ医薬品の開発データの保護期間です。
大手製薬会社を抱えるアメリカは、医薬品の特許を長く保持できるよう、12年を主張。
一方、オーストラリアなどが主張したのは、5年以下。
特許の切れた価格の安いジェネリック医薬品の利用を増やしたいからです。
アメリカ政府に対しては、豊富な資金力と政治的な影響力がある製薬業界が譲歩しないよう圧力をかけていました。
会合の日程は、延長に次ぐ延長となりました。
このままでは交渉は漂流する。
甘利大臣は、妥協する姿勢を見せないアメリカの交渉団の部屋に出向き、歩み寄りを迫りました。
結局、バイオ医薬品の開発データの保護期間は、双方が譲歩する形で、実質8年で合意しました。
自動車と乳製品の分野でも決着し、TPP交渉は、ついに大筋合意に至りました。
日本が輸出する工業製品のほぼ100%、輸入品目の95%で、関税が撤廃されるTPP。
日本の産業構造が大きく変わる可能性を秘めています。
期待されるのが、工業製品の輸出拡大です。
一方、畜産業の現場からは不安の声が上がっています。
肉牛として飼育されている、雄のホルスタインです。
ホルスタインは、品質や価格でアメリカ産などと競合することが予想されています。
政府は、農家の競争力の強化や保護策を盛り込んだ政策大綱を決定。
今年度の補正予算案で、農林水産業の関係に3100億円余りを計上しました。
TPPのメリットを生かし、強い経済を実現できるかが、問われています。
次は、どうなってるの?と思ってしまったニュースです。
ことし、たくさんありましたよね。
まずは、5年後の東京オリンピック・パラリンピック。
準備は大丈夫でしょうか。
公式エンブレムの発表です。
華々しく披露されたオリンピックの象徴、エンブレム。
ところが。
ベルギーのデザイナーが、自分の作品に似ていると主張。
しかし、佐野氏のデザインへの疑惑が広がり、大会の組織委員会は白紙撤回。
新たなデザインは、来年の発表に向け、選考が進められています。
そして、こちらも。
大会のメインスタジアムとなる新しい国立競技場。
当初より建設費が膨れ上がり、批判が高まりました。
今月、新たに2つの建設計画案が示され、木と緑のスタジアムをコンセプトとした案を採用。
2019年11月の完成を目指すことになりました。
おわび申し上げます。
おわびを申し上げます。
相次いで起きた大企業の不祥事。
申し訳ありません。
旭化成建材がくいの工事を請け負った横浜市のマンションで、傾きが見つかりました。
建物を支えるくいのデータが改ざんされていたのです。
その後の調査で、データの流用は、ほかの複数の会社でも行なわれていたことが分かりました。
上空からの撮影。
そして、宅配。
さまざまな活用が期待されるドローン。
ところが、4月、総理大臣官邸の屋上に。
長野の善光寺でも。
全国各地で事故や事件が相次ぎ、国が規制に乗り出しました。
次は東日本大震災です。
来年3月で、発生から5年になります。
今も18万人余りが、仮設住宅などで避難生活を続けています。
被災地では、まだ復興を実感できないという人も少なくありません。
一方、少しずつですが、新たな一歩を踏み出そうという動きも、目に見えるようになってきています。
市民の足が復活しました。
この日、待ってました。
よろしくどうぞ、お願いします。
どうもありがとうございます。
頑張ります。
地域の産業を支える道路も。
ことし、新たな一歩を踏み出した人がいます。
福島の酪農家、田中一正さん。
震災以来、初めて牛乳を出荷しました。
学生時代から酪農家を志していた田中さん。
大手の牧場で経験を積み、14年前から飯舘村で酪農を営んでいました。
念願だった自分の牧場。
順調だった生活を一変させたのが、4年前の原発事故でした。
福島県産の牛乳から放射性物質が検出され、酪農家は、牛乳の廃棄を余儀なくされました。
田中さんも、およそ10トンを廃棄したといいます。
さらに、飯舘村に避難指示が出たため、牛を手放し、牧場は閉鎖に追い込まれました。
飯舘村を離れた田中さん。
住まいを転々としながらも、もう一度酪農をという思いは持ち続けていました。
そしてことし9月。
同じような境遇の酪農家4人と、新たな牧場を、福島市内で立ち上げることができました。
地元では、復興牧場と呼ばれています。
ことしも、私たちの記憶に残る多くの人々が、惜しまれつつ世を去りました。
改めて振り返ります。
大丈夫。
そのことも私、よく考えた。
きっとうまくやっていけるわ。
お父様やお母様が思ってらっしゃるほど、そういつもいつも昌二さんのことばかり考えてるわけじゃありません。
ゲゲゲ。
漫画家の水木しげるさん。
描いたのは、味わいのある妖怪たち。
そして、みずからの戦争体験でした。
死んでいく仲間たち。
戦争の愚かさを問いかけました。
もしもし、塩川ですが。
人生のホイッスルが鳴るまで、若干のロスタイムがあるんじゃないかと。
上手投げ!
北の湖の勝ち。
横綱の強さをまざまざと見せつけました。
戦争の体験に向き合い、焼跡闇市派と名乗りました。
作家の野坂昭如さん。
アニメ映画になった小説、火垂るの墓では、幼い妹を亡くしたみずからの体験を描きました。
きょうは銭のうても飲めるちゅうてな、向こうから酒だるが飛び込んできたいうて。
アホ、何を言うてる。
そらあつかましいわ。
人間国宝の桂米朝さん。
上方落語の第一人者として、その魅力を伝え続けました。
まあ、はなし家の魅力というのは、1人でやる芸、簡単なしぐさと、しゃべることだけで、ドラマのような、一つの世界が描ける。
戦後70年のことし、大きな政治判断が下されたり、長年の懸案が決着したりと、歴史が大きく動いた一年でした。
ことし起きたさまざまな出来事が、来年、私たちの暮らしや社会をどう変えていくのか、注目していかなければならないなと感じます。
そして何より、一日一日を平穏に暮らせることが、いかにありがたいことか、実感させられた年でもありました。
そうですね。
最後は、大切にしたいこのことばで、締めくくりたいと思います。
ただただ、感動ですね。
飛んでくれてありがとうございます。
こんなにも成長するなんて…。
4年間、ありがとうございました。
かわいい。
本当に、宇宙へ行ってしまいました。
2015/12/29(火) 09:30〜10:30
NHK総合1・神戸
ニュースハイライト2015[字][再]
今年のニュースを総決算 武田真一・松村正代・桑子真帆▽世界が認めたジャパンパワー▽拡大するテロの脅威▽戦後70年 安全保障政策が大転換▽TPP交渉の舞台裏 など
詳細情報
番組内容
今年のニュースを総決算 武田真一・松村正代・桑子真帆▽世界が認めたジャパンパワー 歴史的勝利!ラグビー日本代表 連日の快挙ノーベル賞受賞決定▽ISによる日本人殺害事件 パリ同時テロ事件 拡大するテロの脅威▽戦後70年 日本の安全保障政策が大きく転換▽TPP交渉の舞台裏 あの時何があったのか▽豪雨と噴火 災害に見舞われた日本列島▽東京五輪に水を差した白紙撤回 新国立競技場とエンブレム▽震災5年を前に
出演者
【キャスター】武田真一,松村正代,桑子真帆
ジャンル :
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 報道特番
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
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