「激録・警察密着24時!!2014冬」 2015.12.28


自動車警ら隊員は事件の匂いをかぎつける。
パトカーを向ける先にはなぜか事件が起きる。
そんな今日も…。
隊員の乗る愛知118号。
そのパトカーに直接無線が飛び込んできた。
パトカーに指令を出す本部から愛知118号に直接の呼びかけ。
それはすぐ近くで事件が起きたということ。
隊員たちが現場からもっとも近いらしい。
この夜も勘は確かだった。
愛知118了解。
強盗なら現場周辺を逃げている可能性もある。
隊員はもう一度その特徴を頭に叩き込む。
テレビドラマに出てくるようなハデな事件ではない。
しかしこれが現実だ。
近年愛知県ではコンビニ強盗が多発。
悲しいことに全国で3番目に多い県となっていた。
現場到着までおよそ2分。
愛知118から愛知本部現着どうぞ。
すると異様などなり声が。
店内ではまだ強盗がいるのか?話は聞くからさ。
落ち着いて落ち着いて。
今度は白い帽子の男は隊員に襲いかかろうとする。
いったいなぜここまで怒っているのか?話も何も聞いとらんもんでわからせん。
男によれば対応がカンにさわったというのだ。
その怒りの様子がそして中では…。
いいよ教育なら教育で。
お酒も手伝いなかなかどうしても店長にひと言わびろという。
腹の虫がおさまらない2人。
しかし単なる被害者ではなかった。
隊員が到着前これがその証拠。
この2人なんと…。
暴行をしたのはあくまで息子。
これには隊員もあきれた。
やがて2人は署に。
白い帽子の息子は署に着いて2時間酔いがさめ隊員に付き添われそこについてきたのは1台の車。
女性がハンドルを握っている。
反省した白帽子の息子。
母親らしき女性とともにしかしあくまでやったのは息子だと車の中から出てこなかった。
「ごめんで済めば警察はいらない」というがごめんなさいが大切なこともある。
パトカーの後部座席に運転しながら犯行に及んだ理由について…。
男の口から出た「懐かしい」という言葉。
月が薄気味悪く照らす夜…。
隊員たちが男を見つけたのは街が寝しずまった夜のとある道路の脇道。
とそこにあったのは…。
急きょ車を反転。
隊員が気にかかった車とは…。
エンジンはかけっぱなしで運転手は居眠りしている。
大丈夫?降りて…降りておいで。
危ない危ない…。
隊員たちに襲いかかろうとする男。
しかしなぜかフラフラ。
そして座って座って…。
ひとまず車から引っ張り出す。
男の目は明らかに普通と違っていた。
普通に言葉が出ない男…。
パトカーに乗せて話を聞きたいところだが男の体からはパトカーに乗せられないほどの臭いが。
じゃ座ろまい…。
座って座って。
今飲んどるの?確かにアルコールのにおいではない。
僕らもあんだけ最後まで聞いて。
なんと男はその臭いのもとを探す。
なら一緒に見とってくださいよ。
男はシンナーをどこに持っていたのか?確認しとってよ一緒に。
運転席の脇に置かれたまさか運転しながら吸っていたのか?外の空気を吸いだいぶ正気に戻った男。
詳しく話を聞くことに。
これにしみついとるの?ついとるかもしれんね。
肌身離さず持っていたタオルからも。
男はシンナーがしみこんだタオルを持ちながらハンドルを握っていたというのだ。
常識ある年齢の男がなぜ?板金業に転職してからシンナーを扱うようになり家族がいるにもかかわらずシンナーとは。
人でもはねた日には取り返しがつかない。
隊員も言葉を強く言い放つ。
懐かしさのあまり犯罪に手を染めてしまった男。
自分そして何より家族のためにシンナーをやめると隊員たちに約束した。
通称職質。
逃げた。
捨てた。
何とも怪しい。
その結果…。
警察官の鋭い目。
車から出てきたのは…。
睨み合う警察官と10人の極道。
長時間に及んだ根比べの捕り物劇。
警察官が狙うのはまさかのひときわ光り輝く…。
事件はそれとは裏腹に暗い闇で息を潜める。
愛知県警自動車警ら隊が日々痛感するのは最近目的がわからない不可解な事件が増えていることだった。
通行人に一見するとただのイタズラ。
だがこの事件それでは済まないとそのときパトカーを呼び止める男性。
すぐそこ。
すぐそこ?ちょっといいですか。
はいはい。
人が倒れている。
生タマゴ事件に向かう途中に別の事件が発生。
事件は時と場所を選ばない。
生タマゴ事件の現場に向かう途中にもうひとつ事件が。
人が倒れているというのだ。
こんばんは。
どうやら男性は酔っ払って路上で寝込んだらしい。
大丈夫。
うん家帰ろう。
うん。
最強寒波に見舞われたこの冬。
放ってはおけない。
放っておくわけにはいかない。
テレビドラマならばこんなことはないのだが。
生タマゴを投げつけるという事件から10分再び犯人を追う。
生タマゴの投げつけは連続で起きていた。
しかも…。
隊員が生タマゴを投げつけるただのいたずらであればまだしもと思っていたこの事件強盗事件に発展した。
現場は近い。
パトカーまっすぐ行きます。
(サイレン)先着のパトカー無線だ。
犯人は赤い車を乗り捨てた。
警察が動き出したことを察知し目印となる車を葬り去った。
無線から5分。
現場は静かな住宅街。
この付近に必ず犯人たちがいる。
路上に乗り上げとまる赤い軽自動車。
なんとナンバーがなかった。
盗難車の可能性も考えられる。
犯人を追いかけるのを別の班に任せ犯人の痕跡を探す。
というのもそこは…。
車の下にひしゃげたアルミの塊。
赤い軽自動車は乗り捨てたのではなく自転車をひいて走れなくなっていたのだ。
そこに20代とおぼしき若者が連れられてきた。
彼は震える声で恐怖の体験を語った。
被害者の男性は犯人に声をかけられ怖くなり逃げた。
そして生タマゴをぶつけられたという。
その後自転車で逃走したが犯人に追いかけられなんと車で体当たりされたというのだ。
犯人は被害者を自転車もろともひこうとした。
やはり車は盗難車だった。
極悪非道としか言いようがない。
とその時だった。
こちらを横目で見て逃げていく絶対に逃がさない。
警察は15台のパトカーを駆使し犯人を追い詰めていく!通行人に生タマゴを投げつけ自転車もろともひこうとした現場。
カメラは怪しい3人組をとらえていた。
無線で聞いたとおりの若い男。
彼らが犯人なのか?絶対に逃がさない。
パトカー15台を駆使し犯人を追い詰めていく。
他に何か犯人につながる痕跡はないか足跡の採取も始まった。
盗難車であれば車から犯人をたどるのは難しい。
発生から2時間。
捕まったのはやはりあのときカメラがとらえた若い3人組だった。
タマゴを投げつけ自転車をひいた凶悪犯。
後日残りの男も逮捕。
未成年5人による犯行だった。
満月の日は犯罪が多発するといわれる。
この夜もそれを裏付けるような壮絶なる持久戦が。
応援要請だ。
職務質問された男たちが続く無線が急を告げる。
このあと翌日にまでおよぶ長時間の捜査になるとは誰も予想していなかった。
現場はコンビニの駐車場。
大勢の警察官に取り囲まれた車が。
職務質問を受けたのはこの騒いでいる男ともう一人。
車内に閉じこもり出てこないなんで?仲間たちが続々と集まり現場はただならぬ空気に。
大勢の警察官と暴力団風の男たちがにらみ合い…。
だが車内を確認しようとすると。
任意の捜査では相手の承諾なしに車内を見ることはできない。
それを男たちは盾にしている。
更に捜査をかき乱そうと暴れだす。
警察官も負けていない。
危ない危ない。
危ない危ない。
触るなって。
興奮した1人が警察官に手を出した。
もみ合いながら男の身柄をパトカーの中へ押し込む。
往生際悪く抵抗し続ける男。
だがパトカーに乗せられてしまえばもうどうすることもできない。
邪魔をするやつは逮捕だ!断固車は見せない。
そしてならばと警察は力ずくの闘いが弁護士と捜索令状という法律の闘いへ。
どちらが早く着くかで形勢も変わりかねない。
にらみ合いが続きなんと夜が明けた。
まさかの男たちは弁護士の到着を今か今かと待っている。
とそこに…。
先に届いたのは警察の令状だった。
ついに強制捜査できる。
とそのとき!1人若い男が近づいていく。
そして顔を確かめ頭を下げた。
これはまさか…。
男たちが笑顔に。
そう本当にこの場から逃れさせてほしい。
そんな願いを込めて男が泣きついた。
令状が執行されついに車内の威勢のよかった男は顔を伏せ完全に車から降りるのを拒んでいた運転手も外へ出された。
そして…。
車内からはその量から売人だと推測される。
しょせん悪あがきは通じない。
警察の粘り勝ちだ。
男2人は覚せい剤所持の容疑で現行犯逮捕された。
神奈川県警察に特殊な紋章をつけて警らする男たちがいる。
嗅覚鋭く獲物を捕らえるはやぶさがその印。
彼らが目をつけるのはそれを突破口に数々の凶悪犯を検挙してきた。
この夜もはやぶさ隊の嗅覚を刺激する車が現れた。
パトカーの斜め後ろを走る白い車。
パトカーがブレーキを踏むと同じようにブレーキ。
前に行こうとはしない。
何か怪しい。
職質のエキスパートはやぶさ隊の前にパトカーを警戒する不審な車が。
パトカーが減速すると同じように減速。
近寄ることを拒むかのような動き。
これは何かある。
すると白い車はパトカーを追い越しフル加速。
混み合う道路をぬうように走る白い車。
パトカーに止められたくないことがあると隊員は読んだ。
はいありがとうございます。
どうもすみませんね。
申し訳ないですね。
あっご飯行くとこか。
あっそっかそっか。
大丈夫?運転していたのは後輩のカップルと夕食に行く途中だという。
すると…。
あれ?これ何?これ?ナイフ。
読みが的中…。
隊員の脳裏に浮かんだのは東京秋葉原で起きた連続殺傷事件。
7人もの命を奪ったのはこれと同じようなナイフだった。
男の持っていたナイフは更に殺傷能力が高いもの。
なぜこんな凶器を持っているのか?ナイフが勝手に車に入り込んだとでも言うのか。
知らないと繰り返す。
男はナイフは護身用として友人から譲り受けたと告白。
検挙された。
はやぶさ隊が活動する横浜は実にさまざまな顔を持っている。
みなとみらいなどオシャレな観光スポットもあればほとんどの人が知らないこんな場所もある。
それは大阪釜ヶ崎東京の山谷と並ぶドヤ街のひとつドヤとは宿を反対から言った言葉。
その名のとおりこの街には2,000円ほどで泊まれる簡易宿泊所や激安の食堂が軒を連ねおよそ3,000人の日雇い労働者が暮らしている。
アベノミクスとはほど遠い街。
生きる望みを失った人も少なくない。
真面目じゃないよ。
え?ギリギリで生きている人たちを見守るのもはやぶさ隊の使命である。
この日もまた氷点下にせまる夜半袖姿の男がパトカーの前に現れた。
無銭飲食。
ちょっとごめんね入らせてもらうね。
ややこしい事件だった。
無銭飲食した男を常連客が殴ってしまったらしい。
うるせえんだよあんたは!この男無銭飲食したにもかかわらず殴られたからと逆にカネをせしめようとしていた。
いいよ。
生活保護を競艇かい。
こんな事件ドヤ街では珍しくはない。
この街で常識は通用しない。
そんな場面にはやぶさ隊はよく出くわす。
驚くべき光景を目にし隊員はパトカーを飛び出した。
そこには…。
この寒空のもといったい何が?倒れていたのは高齢の男性。
どう?氷点下の寒空。
心筋梗塞なども考えられる。
氷点下の高齢の男性が道路上でびくともしない。
一刻を争う。
身元を確認すると隊員の要請した救急車が現場に到着。
泥酔者の扱いに慣れた救急隊員。
老人は酔って倒れ事件ではないとわかりひと安心したのもつかの間。
やはりこの町は常識では測れない。
上着の内ポケットから出てきたのは老人には似つかわしくないナイフ。
しかも…。
簡易宿泊所に帰ると言い張る老人。
だがナイフの所持目的を聞かなければ帰すことはできない。
カネのトラブルか痴情のもつれか?理由はどうあれナイフを持ち出すとは危険極まりない。
その人は職務質問の鬼と異名をとる。
警察官歴17年。
田中は特筆すべき経歴を持っている。
それは誰が呼んだか警察官の教科書。
彼の頭の中には捜査のいろはがぎっしり詰まっている。
更に田中の持ち味は…。
口調は優しげにしかし有無を言わさず相手のふところに飛び込む。
ごめんなさいね失礼します。
巧みな話術で自分のペースに引きずり込む。
今夜は霧が濃い。
どうしても目が曇りがちになる。
田中の頭の中の教科書にはこんな夜こそ気をつけろと書いてある。
するとその目が何かをとらえた。
田中が追いかけ始めたのは対向車線を信号無視して走る車。
車はすぐに路肩に停車した。
そして…。
男は50代くらいだろうか。
親しげに田中に近づいてきた。
不携帯。
これ1個しかない?やけに協力的な男。
こんな場合田中の頭は計算する。
これは罪をすぐに認める男か?それとも素直なふりをし罪を隠す男かと。
車検証とちょっとごめんね。
男を怪しいと踏んだ田中はすぐさま運転席を押さえた。
田中の目が車内に向いていると知り男の顔色が変わった。
確認だけさせて。
いいいい。
そうじゃなくて。
田中の行動それにはすべて意味がある。
男はようやくその意味に気づいた。
下手に出ながらも田中はグイグイ食い込んでいく。
じれた男が無理やり運転席を奪い返しにきた。
動かしちゃいかんで。
確認させて。
ちょちょ…。
男は車から飛び出しざまに何かを捨てた。
よほど見られたくない何かに違いない。
何を捨てたか自分で言ってみろって。
暴れるな暴れるな暴れるな。
よく自分で見てろよ。
男はなおも逃走を図ろうとする。
警察学校の元教官。
田中がとったのは警察官の基本中の基本。
ちょっと待て。
何や自分で言え。
自分で言え。
わかったいいよ。
常に最悪の事態を避けるため応援を要請。
暴れるな!暴れるな!この男何を隠しているのか?座って。
男はしきりに捨てたもののほうへ近づこうとする。
やっぱり何かある。
何を隠したんや?3分後応援のパトカーが到着。
これで捨てたものが確認できる。
わかった。
ええな?あ?現逮。
現行犯逮捕。
それから鍵も差し押さえるからな。
抵抗を続ける男に田中がとった手段は現行犯逮捕。
そしてついに男がどうしても見られたくなかったものを差し押さえる。
悪いやつは許さない。
男が捨てたのは財布とチラシ。
そして…。
白い粉がついたあくまで男はその袋は捨てていないとしらを切る。
だが元教官田中の目を欺くことはできない。
男が捨てた証拠写真を押さえる。
向こうむいて。
こっち向いてくれ。
早く向こうむいて。
最後まで往生際が悪い男。
だがこの写真が後の捜査で重要な証拠になる。
男が見られたくなかった車にも田中の目が光る。
すると。
車内から出てきたのは空き巣などがドアの鍵を開けるのに使用する七つ道具か。
窃盗犯の可能性も考えられる。
更に。
通常車には載っているはずのないものが次々出てきた。
それは小さなスプレー缶。
ラベルを見て田中はピンときた。
わかった。
護身用な。
かなり使い込んだとみられる犯行にでも使っていたのか。
結局薬物は出なかったが明らかに持ち物が怪しすぎる。
男を余罪がないか現在捜査中だ。
ここは真冬の間だけ開く臨時交番。
普通に英語が飛び交う交番。
いったいここはどこかというと…。
看板も英語ばかりが並んでいる。
ベリーコールド。
勤務する3人のうち1人はこのひらふ地区の住人はわずか数百人。
そこへ冬になると世界でも有数の雪を求めスキーヤーにとってここは冬の聖地。
それが夜になると外国人たちがバーを求めて町にやってくる。
パーティーですか。
3時まで…わかりました。
酒がすぎれば万国共通。
騒ぎを起こす人も多く出てくる。
今夜も酒場から通報が入った。
外国人客が居酒屋でどうやら外国人たちは追加料金を支払わないと言いだしたようだ。
あとを追いかけ事情を聞く。
彼女たちは制限時間のあとにビール3杯を注文していた。
些細なトラブルがどんな事態に発展するかわからない。
警察官たちは常にそれを警戒しているのだ。
男性1人女性3人がやってきた。
警察官たちはこの男性に見覚えがあった。
親切な男性…だと思ったら。
突然怒鳴りだした男は居酒屋の店員。
日本人の女性はバーの店長。
ブロンド髪の女性はバーの客。
バーの店長が言うには男が届けた財布。
実は倉庫から盗んだものだという。
2日前ブロンド女性は財布と上着をバーに忘れていきバーの女性店長は男が共同倉庫に置いていた上着から財布を持ち出し現金を抜いて交番に届けたと主張。
まくしたてる男。
拾った場所は交差点近くの道路脇だったと主張。
だが男は以前にもトラブルを起こしていた。
どうやらこの男双方から倶知安警察署で詳しく事情を聞くことに。
すると男はカネ欲しさに倉庫から財布を持ち出し現金を抜き取ったことを認めた。
気温マイナス10℃。
この日だけで30センチ以上も雪が積もった。
視界が悪いこんな日はいっそうの警戒が必要だ。
すると1本の無線が飛び込んできた。
雪が吹きすさむ中を急ぐ。
現場はペンションなどが立ち並ぶ細い道。
いったい何があったのか?近づくと…。
あっこの状態?はい。
そうですそうです。
女性が車庫前で雪かきをしていると突然車がバックしながらぶつかってきたという。
幸い女性にケガはなかった。
しかし相手の車がない。
この男が事故の相手。
どうやら酒を飲んでいるらしい。
事故を起こしたあと車は現場から走り去った。
女性が追いかけ車を見つけるとこの男が運転席にいたという。
男は飲酒運転がバレるのを恐れ逃げようとしたのか?膨らましてくれるかい?これ膨らますの口でふーって。
見えるかい?人生棒に振るっていうかね。
あのすみません自分の人生がかかっているから許してくれと言いだした。
運転手さんもバックしただけと言うが言い訳にはならない。
ああ。
ええ。
会社をクビになる。
口から出るのは自分の保身ばかり。
投げやりな態度にまったく反省の色がない。
現場検証をしようと男に車外に出るように言うと…。
すみません。
男の身勝手な態度に警察官がきつく注意する。
やはり男は駐車場に止めていた車を移動させようとして事故を起こしていた。
そしたらねあの…。
男を道路交通法違反の交番では心温まる出来事もある。
落ちていた財布を届けてくれた外国人の男性。
親切は言葉の壁も簡単に乗り越える。
するとそこへ…。
男性が拾った財布はこの女性のものだった。
サンキュー。
女性の安心した様子を見届け警察官たちの顔にも笑みがこぼれる。
ありがとうございました。
千葉の冬。
寒空に不思議な無線がこだました。
対象者が1人なのに応援要請とは。
了解。
(サイレン)隊員はその事案に頭を巡らす。
なぜ1人なのに応援要請が必要なのか。
現場は職質の相手がかなりタチの悪い人物と想定できる。
そこ…。
ここ左です。
パトカーは1台。
その後ろに1台の小型乗用車が止まっている。
すぐさま状況の把握を始めた。
警察官に囲まれた1人の男が路肩に座り込んでいる。
応援要請に応えるように続々とパトカーが集まってきた。
自ら隊員は男からどんな怪しいにおいを嗅ぎ取ったのか。
身をくねらせながら…。
しかも12月だというのに…。
警察官は男に靴を脱ぐように促す。
男の虚ろな表情に靴。
自ら隊員はピンときた。
なるほど応援要請のわけはあれか。
怪しいものを持っていないか追及の目は車内へと向けられる。
すると。
なぜか男は自ら運転席と助手席のマット下に包丁。
2本も車内に包丁を隠し持つ。
その理由が理解できない。
護身用で2本の包丁。
明らかな銃刀法違反。
気になるのは罪とわかっていながら素直に告白したこと。
他に見られたくない何かがきっとある。
2枚。
出てきたのは何かを小分けにするビニール袋。
ずばりと切り出した。
男の顔色が変わった。
ないならないと言えばいい。
包丁を告白したときの潔さは失せていた。
小袋が出たのであればあれもあるはず。
出てきた封筒。
その中にあったのは包丁より見つかりたくなかったもの。
小分けにするビニール袋。
そして注射器。
隊員たちが次に捜すのはあれだ。
のらりくらりとかわそうとしたが応援要請をして万全を期した捜査からは逃れられない。
そしてついに覚せい剤とおぼしき白い粉も見つかった。
ウソでウソを塗り固めても百戦錬磨の自ら隊員をごまかすことはできない。
それの試薬をやるんでね。
ちょっと見ててください。
男は20分前に外国人から覚せい剤を買ったと告白した。
路肩に車を止めていた男。
その挙動からベテラン隊員は犯罪のにおいを見事に嗅ぎ取った。
すると突然男が口を開いた。
男は車内に残されたあるものに特別な執着を示した。
じっと見つめたものは…。
写真の中で笑顔を見せる男と幼い女の子。
こんなかわいい存在がありながらなぜ?と思わずにいられない。
冷たい手錠をはめられ愛娘の写真を見つめる。
その胸に去来するものはどんな思いだろう?じゃあ閉めます。
周りの人さえも不幸にする白い粉。
人の親だという自覚があれば何かが違うはずなのだが…。
連れ去りや監禁小さな心を傷つける魔の手。
今全国で頻発する少女を狙った事件がここ広島でも…。
機動捜査隊は事件が起きればいち早く現場に乗り込む警察官。
決して目立ってはいけない存在。
だから私服。
しかもまだ中学生だという。
見えてきたのは買い物客で溢れかえる場所での犯行。
隊員たちはさまざまな思いをめぐらせる。
ここで何が起きたのか!?スカートの下を狙うこの動き。
まさか巨大ショッピングモールでDNAなど犯人の痕跡を集める鑑識班も出動した。
怯える少女の顔が脳裏に浮かぶ。
そこは少女の隙を狙った犯行か?隊員の頭に嫌な想像がよぎった。
そのとき!若いこの男がやったのか?先行していた捜査員が目撃者から話を聞いていた。
男のしでかした行為が判明する。
男は真冬だからと油断する少女の心の隙間を狙っていた。
目撃者によれば卑劣な男は隊員に付き添われ少女が出てきた。
目を伏せ力なく歩く少女。
後ろが無防備になる書店は盗撮犯が狙うポイントのひとつだ。
犯行に及んだ男は取り押さえられると自らスマートフォンを踏み潰し証拠隠滅をはかったという。
人生と引き換えに犯罪に手を染めた男は26歳の会社員。
盗撮犯は神出鬼没。
真冬だろうと油断してはいけない。
日本人のモラルがおかしくなってきている。
和の心を大切にしてきた京都だからよけいにそれを感じると隊員は言う。
タクシー運転手と歩行者がもめている。
料金トラブルか酔っ払いか?現場は想像を超えていた。
先着した警察官は呆れ顔だった。
警察官に事情を聞かれている一人の男性。
110番通報したという。
その理由が。
かなりの剣幕。
確かにタクシーがバス停にとまっている。
客待ちでもしていたのだろう。
いかなる理由があろうともバス停に駐車するのはいただけない。
隊員が運転手を注意する。
すると耳を疑うような言葉が。
なんと通報者は注意するだけでなくタクシーに隊員が問いただすとそんなことはしていないと言い放った。
その口からは酒のにおい。
車体にはオシッコらしき液体が。
動かぬ証拠を突きつけられ男はようやく自分の仕業だと認めた。
悪かったと言いながらも反省の色が見えない。
運転手に謝るよううながされると…。
自分で通報しておきながら自分のオシッコを拭くことに。
大人気ない行為の代償だ。
隊員は通報者と運転手双方を厳重注意。
分別のある大人であってほしい。
奇妙な光景が目に飛び込んできた。
道路には大挙してパトカーが停まっている。
深夜の道路のど真ん中で何があったのか?その事件は今巷を騒がせているものだった。
今を象徴する事件を起こしたのがこちらの車。
いったいどんな輩が乗っているのか?警察官の問いかけに答えられない男。
いったいどうしたというのか?車内からアルコールのにおいはしない。
飲酒ではない。
しかし男の体にこぼれる…。
これが大問題だった!今を象徴する事件を起こしたのがこちらの車。
車内からアルコールのにおいはしない。
飲酒ではない。
しかし男の体にこぼれる…。
これが大問題だった。
40代の男は目の焦点が合わず口をパクパク動かすばかり。
なぜこんな状態になってしまったのか?車の助手席にはとある袋が。
おしゃれなデザインの白い袋。
名前や形状をもとに隊員たちがインターネットで調べてみる。
これだ。
これだ。
そう男が使ったのは先日も福岡で脱法ハーブを吸ったと思われる男が大事故を起こしたことは記憶に新しい。
男が乗った車は他の車に衝突しながら暴走。
白煙をあげながらガードレールにぶつかるまでアクセルを踏み続けた。
15人ものケガ人を出した事故だった。
一度使えば錯乱を起こすこともあり…。
最悪は命まで落としかねない。
恐ろしい薬物脱法ハーブ。
厚生労働省も指定薬物として禁止するなどの方策をとるが売る側も巧みに成分を変えて法の網をすり抜ける。
そういわゆるいたちごっこ。
先日も警ら中にそんな車内からは…。
しかし…。
警察官たちも法の未整備の前に何も出来ず苦虫を噛んでいた。
今回の名古屋の事件ケガ人など巻き込まれた人はいなかったが…。
起きてよ。
しっかりして。
やっと口がきけるようになった男。
男を見つけてからおよそ20分。
しかしまだ朦朧としたまま。
体力もある大の大人がこれほどまでに体の異変を引き起こす。
これが法に触れないとは。
返事はできても体がいうことをきかない。
わずか数千円で人間の体を壊す恐ろしいクスリ。
バレても捕まらない安全なクスリとでも思ったのか。
クスリの量などひとつ間違えれば取り返しがつかないことになっていた。
でもよく考えてほしい。
本当にそれは自分ひとりの問題なのだろうか。
絶対に脱法ハーブに手を出してほしくない理由がある。
それは大切な家族を泣かせるクスリでもあるからだ。
うちの隊員が…。
現場にやってきたのは男の母親。
時間は深夜4時をまわっていた。
息子が何をしでかしたか気が気ではない。
母親はもちろん何も知らなかった。
「二度とやらせません」と頭を下げ続けた母親の気持を少しでも感じてほしい。
この夜1つの事件が結末を迎えようとしていた。
お願いします。
気高い使命感で任務に当たるのは暴くは…。
住宅街でここでいったい何が!源氏物語ゆかりの地京都宇治市。
平安貴族たちが別荘地として安らぎを求めた場所。
そして今は旅人を癒やす日本屈指の観光名所。
そこで事件は起きた。
客の横につき…。
その時間も深夜零時までと決められている。
だがその店は許可を取らず毎夜…飲めや歌えやの騒ぎを続けていた。
店を経営するのは捜査員たちは事を荒立てまいと何度も指導してきたという。
これは健全な営業を呼びかける誓約書。
警察も逮捕したいわけではない。
まずは注意し改善するよう求めるのだが…。
この地域で1300年かけて築いてきた古都の空気は一度崩れてしまえば取り戻すのは難しい。
京都の風流を守るため捜査員たちは誓約書を手に一軒一軒の店を回っていた。
もちろんだが捜査員たちの誠実さをあざ笑うかのように無許可営業を続けていた。
その地を訪れてみると…。
学生たちの無邪気な笑い声がこだまする場所。
こんな平和な住宅街で本当に風俗営業が行われているのだろうか。
捜査員に促されて視線をやると…。
そこに飛び込んできたのはレンガの外壁をまとう店。
その扉の先では古都の風情を台なしにする行為が行われている。
そんな輩を放っておくわけにはいかない。
暗闇の中で待つ20人の捜査員。
先頭の2人が客を装いドアを開ける作戦。
違法な接待を目で確認すれば他の仲間に合図が出る。
高まる心拍数。
いらっしゃいませ。
捜査員がその目で確認。
突入だ。
住宅街にはびこる毒の芽を絶つ。
何名様…。
座っといて。
警察。
ママの他にドレスをまとったホステスがずらり。
ここが住宅地であることを忘れてしまうほどに店内は華やかだった。
知らないとは言わせない。
だがたまたま訪れていた客は唖然。
確かにお父さんたちの目ではすると捜査員が…。
悪事に加担しないためお父さんたちにもぜひ覚えておいてほしい。
ちゃんとした店で楽しんでください。
何度指導をしても聞き入れなかった確信犯。
きついお灸をすえるしかない。
ママを現行犯逮捕。
誰よりも京都の街を愛する捜査員たち。
心の都を守る。
それは1000年の努力を受け継ぐ仕事だ。
それは…。
暴利をむさぼる陣頭指揮を執ったのは…。
その名は全国の警察関係者に鳴り響いている。
棚橋は知る人ぞ知る捜査の鬼だ。
その証しが数々の日本の警察で最も栄誉ある賞。
なぜそれほどの成果をあげられたのか?棚橋の武器は型破りの手法で犯罪者を逮捕してきた。
被害を受けた女性に会うことができた。
彼女は20代。
ツケを払うため売春させられたという。
棚橋がとった独創的な手法とは?棚橋は荷物を届けるフリをし自ら潜入。
敵を欺きホストの隠れ家に。
捜査の鬼棚橋は極悪ホストに鉄鎚を下した。
店は静かな住宅街の風紀を脅かしていた。
店内は…。
それだけに警察を警戒していた。
今度は中と外から挟み撃ち。
捜査員が突入。
逮捕のときにも潜入させるのは棚橋ならでは。
潜入捜査という棚橋の作戦が功を奏した。
日本初改造の瞬間を押さえろ。
棚橋は食い入るようにあるものを見ている。
それは何やら基板のよう。
ここね?ここ。
それはあるパチンコ店から押収したものだった。
棚橋が見つけたのは違法に改造された跡。
見れば…。
ハンダをやり直した痕跡が。
そうその店は出玉を操作し暴利をむさぼるここでも棚橋は前代未聞の作戦に出た。
タクシー止まった。
深夜業者が改造している場に踏み込む。
店もろとも一網打尽にするという。
いまだかつて日本の警察に前例のない捜査だ。
暗闇に目を凝らしていると…。
真夜中なのに店の営業部長が外に出てきた。
来た。
おっカバン屋2人。
よっしゃ行くで。
走るなよ走るなよ。
急ぐんやけど走るなよ。
改造の始まった時間を計り
(ノック)はい。
今から。
店内では業者が改造を行っているはずだ。
捜査の鬼棚橋が先陣を切る。
ガサで来とんじゃ。
改造業者は作業の真っ最中だった。
知らせを聞き現れた店の経営者。
動かぬ証拠を抑えた棚橋。
厳しく追求した。
パチンコ店と改造業者の同時摘発。
棚橋は大胆な捜査で犯罪の元を絶つことに成功した。
この3月棚橋は人生の節目を迎える。
そうまもなく引退。
捜査ひと筋35年。
後輩たちの憧れで目標だった男がいなくなる。
捜査の鬼は実に謙虚だ。
その姿勢は仕事でも変わらなかった。
棚橋は数え切れないほどの事件を解決した。
そこに用いた独創的な捜査の記録。
それは後輩たちの財産だ。
いえいえこちらこそどうも。
ありがとうございます。
どうもすみません。
ありがとうございます。
夜の街の安全を守る自動車警ら隊。
時には思わぬ事態に遭遇する。
歩道の真ん中でずいぶんとああそう。
かなりいい気分のご様子だ。
座っていることさえままならないほど酔っ払っている。
それにはある理由があった。
夜の街で歩道でだが時刻はまだ夜の10時。
泥酔するには早すぎる。
いっぱい飲んだのか。
まだお店だと思っているのか?ご機嫌だったのが突然ご立腹。
酔っ払いらしいめんどくささ。
こんなときでもベテラン警察官は笑顔で優しく対応する。
わかったよ。
機嫌が直りそのとき警察官はあることに気づいた。
男性の被る酔っ払って痛みを感じていなかったらしい。
場所が頭だけに心配だ。
警察官は救急車を呼んだ。
傷は新しくいまだに血が流れていた。
傷は新しくまだ血も流れ出ている。
大ケガでなければいいのだが。
救急隊が手当てをしながら傷を確認。
その形や深さなどでどうやって負った傷なのか推測するのだ。
幸い心配していた警察官もほっと胸をなでおろす。
ああそうか。
家族はいないという。
しかし今夜は酒を飲みたかったのだ。
その理由が…。
この日は祝い酒を飲んでいたらしい。
そうだね。
誕生日だね。
今夜は気持ちよく安全に家へ帰ってほしい。
そんな思いが警察官には溢れていた。
寒空のなかあたたかい触れ合いを感じる夜だった。
絶景にポツンと建つ2015/12/28(月) 15:30〜17:55
テレビ大阪1
「激録・警察密着24時!!2014冬」[再][字]

脱法ハーブにはまった人間のリアルな姿に密着!人間をダメにする薬の恐怖とは▽北海道・ニセコは外国人だらけ、安全を守る警察官に密着▽生たまご投げつけ強盗…凶悪少年

詳細情報
◆番組内容
人気ドキュメンタリー「激録・警察密着24時!!」のシリーズ24回目。
▽脱法ハーブにはまった人間のリアルな姿に密着!愛知の脱法ハーブで人生を踏み外す男の姿が…。警察官が現場に駆けつけると、目の焦点があわず、呂律が回らない男。人間をダメにするクスリの恐怖がそこにはあった。
▽北海道・ニセコの街は外国人だらけ。安全を守る警察官のリアルな姿に密着。
◆番組内容続き
▽生たまご投げつけ強盗…凶悪少年のリアルな姿は…。深夜、車から通行人に生たまごを投げつける連続事件が発生。イタズラかと思ったら、彼らが乗っていた車は盗難車。しかも被害者に、金まで要求していることが判明した。必死の捜査で犯人を追いつめると…少年だった。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

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